外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

Forex:ドル全面安、スワップ協定の融通金利50bps下げで協調 ポンドは想定レンジ上限

2011-11-30 23:17:11 |    -ポンドドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

何やら相場がひっくり返ってますね。いろいろなコメント等をみていると、どうやらタイトルに書いた、ドルのスワップ協定絡みのネタが背景のようです。

確かに、この手があったか!!と意表を突かれた感じですが、冷静に思い返すと、ユーロ圏財務相会合でEFSFの強化策詳細の中で「各国中央銀行と資金を融通し合い…」という文面があったことを思い出し、既に暗示があったんだ、と思ったのは、私だけでしょうか?
あの記述からは、ユーロ圏の中央銀行だ、と勝手に解釈してしまいましたが、ECBイコールスワップ協定を連想出来なかったのは、やられた感があります。加えて、確かここ数年、年末になるとこの協定が蒸し返されていただけに、なおさらでした。

数日前から半信半疑でポンドの上昇を想定していた自分が居ましたが、到底買いで乗れていたとも思えないのは事実ですが、想定の高値圏となる1.57台中盤へと上昇してきたとなると、所信貫徹とばかりに売りたくなってしまいます。

イメージにとどまりますが、1.5800付近に差し掛かる日足基準線をレジスタンスに、ショートを模索し、越えたところにタイト・ストップ、1.5650付近では一旦利食いという戦略が浮かんでいます。

ドル円は上昇をイメージしていたのですが、ドル売りで反応してしまい、下落したのは意外でした。なんか、またもや相場が壊れてしまった感じですが、残念です。

ForexTVジャパン
浅野



Forex:ポンドは今のところは、反転パターンとされるきれいなチムニー・ボトム

2011-11-28 22:35:54 |    -ポンドドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

先週末と全く違う動きをしている月曜日の今日は、恒例のダマシ的な変動なのか、或いはチャートパターンが言うように、一旦は下げ止まりなのか、悩ましい限りです。今月が終わるまであと2日、このままドルのロングを手じまう動きが継続すれば、或いは1.5700辺りを目指しそうなポンドにも見えますが、上には結構なレジスタンスばかりが目に入り、買いで入るわけにもゆきません。

これまで、かなり危機的な欧州のネガティブ材料で下げてきたわけですが、その危機感から比べれば、相場は良く耐えたように思います。したがって、個人的には下落のスピードが遅く感じたわけですが、良く見てみると結構下げ足も早かった様子で、動き出すにはもう少し時間が必要なのかもしれません。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ポンドドル ユーロの買い戻しに連れ高 週末の戻り売りは上方修正

2011-11-28 12:03:36 |    -ポンドドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

IMFがイタリアへ相当額の迂回融資を行う準備が進みつつあるという噂ベースのニュースで、ユーロの買い戻しが進んでいます。それに連れてその他の対ドル通貨は、ドル売りに傾きつつあります。

一方で、ギリシャのユーロ離脱に対して現実味あるニュースも散見され、ユーロでのドル売りは、他の通貨に比べてさほど進んでいないようです。

さて、土曜日に何となく閃いたポンドのドル売り戦略ですが、一旦はキャンセルすべきに見えます。水準としては週足の雲の下限はレジスタンスとなることは事実ですが、胡散臭い噂が飛び交う中で、結構な水準までひそかに下落していたポンドが、近場での逃避先に選択される可能性がありそうです。

このところ弱さが目立っていたキーウィドルは、10月初旬の安値を割り込み、一段安を期待しましたが、今日は既にその安値を上回ってきており、今日あたりはショートカバーが主流となりそうな気配です。

ポンドに関しては、日足雲の下限となる1.5630程度の戻しは十分あり得ることから、ここから週足転換線の水準となる1.5730までの間を戻り売りのゾーンとしたいイメージです。そこまで戻すかどうか疑問ではありますが、詳細は1.56台に乗せてから考えたいと思います。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル、やはりスクエア後に下落 ある意味で良い相場観

2011-11-26 20:29:35 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日は3代目一目山人こと、細田哲生 先生が講師となる、恒例の勉強会に参加し、今日一日、編集作業をしていました。

それにしても、ユーロドルには、あざ笑われるように、スクエアになると下落、というスパイラルにはまり、今回もその通りになってしまいました。こうなると、ある意味で相場観が冴えている、ことになるのではないでしょうか。

ことの始まりは、10月27日の反発であり、動きは読み切ったものの、反発の深さまで測りきれず、ストップを食らってから、戻り売りに不安を抱える、悪いスパイラルにはまってしまいました。

今回のユーロドルの下落は、週足の影響が強いと想定したのは、既にご報告済ですが、こちらもしっかりと雲を下値けての引けとなり、ますますユーロの下落に対して危機感が出てきました。少しずつドルも買いにくいニュースが散見され始めていますが、消去法的にも資金はドルに向かざるをえない状況が続きます。

10月安値割れでは、目をつぶって売るしかない状況ですが、それまでは辛抱強く戻り売りを探してゆくイメージです。

ポンドドルですが、ひそかに影に隠れながら、こちらの下落も厳しい状況になっています。
週足雲の下限を戻り天井として、確認に行く状況があれば、1.5550ではポンドを売り、10月6日の安値割れにつながりそうな1.5300割れでは、やはり目をつぶって売るしかない状況に見えます。

ブルベア的には、相当ユーロ売りに傾いているはずですが、11月一杯、反転は望み薄なのでしょうかね?

ForexTVジャパン
浅野


学習:ネットポジション・グラフの見方『ブルベア指標とIMM取組残高』第5回/全7回(再放送)

2011-11-26 17:10:26 |   -【特集】IMM残高分析

 URL http://www.forextv.jp/Video/file/1295771997001.php

いよいよ、毎週月曜日にお送りしている番組「IMM通貨先物残高分析」で実際に使用しているグラフの見方について解説してゆきます。第5回目となる今回は、ドル円のネット・ポジション グラフ の見方についてご説明します。ネットとは、正味という意味なのは、ご存じだと思いますが、ブルとベアの対比を、ロングとショートの対比として考えます。


Forex:ユーロドル1.34割れでも走らず 米市場休場で材料難-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-11-24 21:35:16 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

大手格付け会社が、超党派委員会の合意決裂は、直接米国債の格下げにつながらず・・・というコメントで、米債買いへの不安が遠のいたという見方については、番組「マーケット・レビュー」でお伝えしました。ただ、今日は米国市場がお休みのため、債券の動きを手掛かりにリスク回避の動きが強まるというシナリオは、使えません。

今日の夕方発表されたドイツのIFO景況感指数は予想より改善し、景気動向指数は前回値をも上回るという、意外な結果でした。ただ、アメリカの休場が影響してか、さほど強い反発も無く、ポルトガルの格下げ報道にも、上昇分を帳消しにする程度の下落と、今一つ動きが冴えません。

1.3390のストップエントリーも持値付近で推移しています。個人的にはさっさと次の通貨にイメージを移したいものの、なかなか手を離せる立場に発展しません。1.3350と1.3420でOCO決済を構え、ストップが付いた場合は、ユーロから一旦離脱し、再度1.3500付近でのショートエントリーの機会を模索しようかと思います。

キーウィが10月初旬の安値を割り込み緊張しましたが、今日は買い戻し優勢です。下値を強引に切り下げた結果、どうにか基準線と転換線は雲の下に出ました。今後、転換線は順調に下げる中、基準線は、あと7日すぎないと下落せず、2本の線の距離は開く一方です。転換線と価格の距離も少し離れており、更に一方的に下落する力技も無理がありそうです。下値を伸ばすよりも、先に0.75の上値を確認しそうな展開を予想します。

その他のユーロやオージー、ポンドのイメージも概ね同じであり、キーウィの動きが目先の先行指標になるかもしれません。

ForexTVジャパン
浅野



ユーロ、資源国通貨のクロスで全面高、対ドルで底堅い理由-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-11-22 21:29:26 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

相変わらずオージーやキーウィが、かのユーロより弱く推移しており、特にユーロキーウィは暴騰と言えそうな上昇を、ここ数日継続しています。
以前にも想定した通り、こうなるとユーロドルは、こうしたクロスでのユーロ買いの影響で底堅くなってしまいますが、やがて耐えきれなくなると、いつかはドル買いで爆発するのではないかと考えています。この流れで戻したところを上手く売ることができればHappyなのですが、戻しの深さはなかなか読めません。

今は、ユーロドルを売るより、資源国通貨を売った方が早いイメージですが、こちらも対ドル相場が底堅く、今一つ踏切りがつかない水準となっています。

昨日のブログでは、1.35台後半で戻り売りを想定しましたが、1.3700もあり得る展開になってきましたので、1.3670付近へと逃げて、ストップは1.3750辺りに置きたいと思います。

チャートでは、10月の安値と高値の半値水準が1.3700付近にあり、戻りの目安を提供してくれています。その前の水準には、遅行スパンの転換線が1.3575付近、現在の転換線が1.3615付近にあり、レジスタンスとして機能しそうですが、薄い中で冒頭で述べた動きが加速すれば、一瞬は吹ける可能性もありそうです。

ユーロドルが本格的な下落トレンドに入るためには、少なくとも転換線や基準線が雲の下に出る必要があります。安値を更新しない前提だと、今の基準線はあと7日しないと下落に転じないまま水平推移します。無理やりここから基準線が雲の下に抜けるには、1.28台への急落が必要であり、その動きを近日中に求めるはやや無理な相談なのかも知れません。

大きく動かないまでも、再び下落するのか、上値をもう少し耕しに行くのかは、NYKの株式市場がカギを握っていることは、間違いなさそうです。


ForexTVジャパン
浅野


Forex:月曜日の下落はどこまで信憑性があるか 戻り売り模索-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-11-21 20:52:37 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

先週の金曜日は思わぬユーロ買いで1.36台を付ける展開に、一旦スクエアで週越えとなりました。今日は不気味な沈黙の後、ユーロリスクが上回ったのか、下値を伸ばす展開です。金曜日は上値をあそこまで耕されては、1.3530付近のショートは分が悪く、損益無しでスクエアになれたのはラッキーだと言い聞かせています。

さて、1.3400割れは追いかけずにはいられない水準ではあります。ただ、月曜日の妙な仕掛けの可能性もあり、個人的には優柔不断です。
週足を信じて、1.3390でストップ売りのエントリーを置いた上で、1.3580辺りでの戻り売りも置いておきたい感じです。先に上が付けばストップを1.3650裏に置いて下のストップエントリーも有効とし、下が先に付けば上のリミットはキャンセルです。

ストップ売りが成立した場合のストップロスは1.3550越えに設定し、成立以降100ポイント以上下落した場合は、収益の50%水準に順次、ストップをトレールするイメージです。結構ナーバスな値動きとなりそうな予感がしています。

ForexTVジャパン
浅野


学習:数的ブルベアから量的ブルベア『ブルベア指標とIMM取組残高』第4回/全7回(再放送)

2011-11-20 11:28:53 |   -【特集】IMM残高分析

  URL http://www.forextv.jp/Video/file/1283998419001.php
4回目となる今回は、これまで想定してきた多数決的なブルベア量的なブルベアへと発想を転換します。つまり、残高分析がブルベア指標だと言われている理由に迫ります。


Forex:ユーロ買い戻し優勢でショート戦略が一瞬黄信号に

2011-11-18 23:02:59 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

夕方まで良い水準で上値を支えられていた相場でしたが、8時ころから全面的にドル売りが先行し、一時1.36台に乗せる展開となりました。

材料をいろいろ探してみましたが、良く分かりませんね??強いて挙げれば、問題の欧州ソブリン債利回りが低下気味との報道もあり、…週末の調整が一気に出た感じですかね。アジアのソブリン系ファンドがドル売ったって話もあるようですが、全通貨ですからねえ、オセアニアまでもがドル売りになったのは、一瞬焦りました。

特に最近は逆張りとなるリミットは難しい・・・持値では週末イベントリスク回避でスクエアが良いかもしれません。

では、この辺で失礼します。

ForexTVジャパン
浅野