外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

Forex:ユーロドル、雲の下限までホントに戻した、その後-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-06-20 22:10:30 | ☆相場分析-ユーロドル

チ~ン・・・・
ForexTVジャパンの浅野です。

金曜日に聞こえた悪魔の囁きは、本当に悪魔でした…
しかも週明け月曜日はギャップを軽~くあけて、1.4190安値ですか??
みんな、金曜日は何を期待してユーロ買ったの??という感じです。二つ前のブログでは戻りの想定までしておきながら、なぜが踏みとどまれなった自分に反省です。

ツイッターなどでは、既に幾つか聞こえてきているように、ギリシャのエクスポージャーは大きくなく、もしかするとPIIGSの中では最小なのかも知れません。それよりも、既にイタリアの債券がもう一段格下げされる可能性が出てくるなど、ギリシャなんて?(失礼!)もはやどうでも良く、ユーロ危機は次のステージへ向かっているのかも?知れませんね。
一部の国際機関のコメントからは、ギリシャのデフォルトを前提に話がなされている臭いがしなくもなく、テーマはその後のハードランディング回避に移っている観さえ伺えます。

それでもズルズルとドル売りとなった先週末を見る限り、ドルはそこまで弱いのか…と再認識させられます。
チャートを眺めていると、相場は今後トライアングル状に収れんしそうに感じてしまい、思い込みは禁物となる相場に思えてきました。

北アフリカで起こったクーデターのようなデモが繰り返される一部のPIIGS諸国を見ていると、ユーロを買う根拠が判りませんが、震災直後の円買いのように、もしかするとかなりの規模でレパトリでも起きているのでしょうかね??今日はとっとと失礼しようかと思います。(あ~、つまんない!!)

etvMEDIA・ジャパン
浅野

 


Forex:ユーロドル、N波動達成後安値圏で揉み合い-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-06-17 14:11:46 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日は想定したストップエントリ-を付けたあと、1.4070付近まで試しましたが、2日連続した急落で息切れしたのか、祈りも届かずNYKではじりじりと買い戻される展開でした。



チャートはこれで、N波動を完成し、達成感が出ています。問題はこの後の動きで、達成して反転上昇するようなら、今回は失敗です。完成後も戻す勢いに欠くようだと、短期下落トレンドは維持となります。



昨日の日足だけを見れば下にスパイクしていますが(足の位置はザックリですので足からず??)、値動きは決してスパイク的なものではなく、また昨日の足だけでスパイクのボトムフォーメーションを完成したとは全く言えません。今日の足で2日前の半値も戻せないようなら、週末のイベントリスクを無視すれば、来週は下値を探る展開を予想します。こういった意味で、今日の値動きは意義があると見ています。

ナンピンなので本来はNGですが、相場が戻すようなら今回はやや勝負気味に、1.4220付近でもう一度ショートを積み増し、1.4120でのショートと合わせて1.4170辺りのアベレージとし、1.4280を全部のストップとして220pts程度のロスリミットを想定します。
昨日の下値更新では、1.4060であと一つショートを積み増し、1.4020付近で2つ落とすイメージです。23日の安値割れの1.3960ではショートを再度積み増し、1.39割れで1つ残してスクエアでしょうか…

そんな上手く行くはずはないとは思いますが(笑)、閃いてしまった悪い夢をお伝えしました。相場に対峙できる環境なら、動きを見ながらなるべく有利になるよう操作したいところです。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル、戻ってきた彼女(ユーロ)の性格は別人だった…?-浅野の閃きFXテクニカル

2011-06-16 12:50:20 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

ユーロが結構な勢いで下落しました。
一旦のターゲットだった1.43台前半を付けた後、反発したところまではある程度の想定の範囲でしたが、個人的には長期的なドル売りの流れを汲んでいたため、昨夜の下落は意外でした。

ただ、ここまできれいに雲の下限を割り込んだ以上、5月23日の下値である、1.3968に迫るトライをする公算が高まった印象です。1.4120でのストップエントリーをラストリゾートに、1.4250での戻り売りを待つイメージです。

日足基準線と雲の下限が重なる1.4350付近への戻しを期待したいところですが、何故か急に遠くなってしまいました。戻り売りの水準は、昨夜の下落で唯一下げ止まった水準であり、雲の下限はすっかりストップ水準になった観があります。ストップエントリーの際のストップ水準は、戻り売りを構えた辺りで良いのではないでしょうか。

唯一気になる点は、現在の下値位置は、1月10日の安値と5月23日の安値を結んだ、強いサポートラインが差し掛かる水準であり、ここを維持する限り長期上昇トレンドは継続します。

また6月7日の高値から9日の安値の下落幅を14日の高値から取ったN波動は、1.4125付近で達成します。ここを割り込んだ後、或いは達成できずに底堅いようであれば、時間を掛けてストップ水準の雲下限へと戻すリスクはありそうです。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル 二股が良しと判断・・・かなり優柔不断【浅野の閃きFXテクニカルブログ版】

2011-06-10 13:13:00 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨夜のユーロドルは、ECBの政策金利発表から、その後のトリシェ総裁定例記者会見でのコメント内容が重しとなり、久しぶりに“おお~”って感じの動きになりました。

そのユーロドル相場ですが、
いつも午前にお送りしているFXテクニカル分析の番組で、今日はユーロドルを取り上げています。事情があって少しリリースが遅れたのですが、その中でヘッドアンドショルダーのお話がありましたので、是非ご覧ください。

ところでこのH&S、こちらも久しぶりにきれいなパターンを作っています。
ヘッドアンドショルダーというパターン分析では、リバーサルパターン、つまり反転のシグナルとして有名です。つまり、上昇相場ならトップで、下落相場ならボトムで、H&Sパターンができないとあまり意味がありません(ボトムの場合は逆H&S、ただし、H&Sを揉み合いと見るなら、正か逆かはあまり問題視しないというとらえ方もあります。狭いレンジの中でできたH&Sの形はあくまで揉み合いで、これでリバーサル云々言うのは、少し違うと思われます、私見まで)。

確かに、トップやボトムは事後的に判断されるもので、現状は上昇の途中かもしれない…という見方も当然あり得ます。しかし、10日以上掛けて700ポイント近い上昇を見せた今回の上昇セッションは、一応、一つの短期トレンドを作ったと考えられ、そのトップで出来た今回のH&Sは信憑性がより高いと判断できます。

ただ、今回のH&Sは個人的に確認できる範囲で、4時間足以下の短期チャート(もちろん、ミクロ過ぎるチャートではトップからの下落ぐらいしか、もう判断できないのではないでしょうか・・・)でしか明確には判断できず、またネックとトップの値幅が150ポイント前後と狭いため、値幅的には昨日の安値で達成した観が、無きにしもあらずです。

ならどうするか…ですが、大きな値幅は取れないと覚悟したうえで、
美しい今回のH&Sに一票を投じ、番組通り、1.4560-80をユーロ売りのゾーンとして、1.4650前後をストップゾーンとします。
下値目標ですが、実は以前から狙っていたロングメイクしたいゾーンとなる、1.4420前後です。
今日から水平推移する基準線と雲の下限水準は、1.4330-50に位置しており、その手前ではユーロを買い、抜けた場合はドテンも視野に入れながらストップ売りというイメージです。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎
2日から、facebook始めました。まだ、使い方が良く判らないのですが、ブログの方は、売買アイデアを含めてFX色の強いもの、facebookはファンダメンタル的な話など、世間話中心に展開してゆく予定です。


Forex:ポンドドル 昨日の高値圏揉み合い、上限上昇で雲の中へ-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-06-08 15:48:00 |    -ポンドドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

比較的薄い雲の、下限から上限へと一日で上昇した相場は、引けベースで雲の上で引けました。しかし今日は上限が上昇してしまい、価格は昨日の高値圏で揉み合っていますが、結局は雲の中へと引き戻されたことになりました。

転換線は5月24、25、26日の安値が計算範囲から外れたことで急上昇する一方、基準線は5月2日と3日の高値が対象範囲から外れたことで急降下し、ますます中立色が強くなりました。

今後、転換線は5月31日の高値と、6月3日の安値の、どちらかを抜けない限り、暫く雲の中で水平に推移し、基準線はあと少し下落するものの、結局は5月24日の安値と31日の高値に支配され、1.6300前後でこちらも暫く水平推移します。

基準線は1.6340で水平推移する雲の下限の下に出ますが、いずれにせよ転換線が影響を受ける高値安値を抜かないことには、せいぜい雲の中での揉み合いを想定せざるを得ません。決済を、1.6390と1.6460のOCOでイメージし、せっかくの拾いものをプラスで納めたいところです。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ポンドドル 場合によってはストップ?-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-06-07 20:07:00 |    -ポンドドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

中国から聞こえた、ドル資産に対する懸念発言で九死に一生を得たポンドドルですが、皆さんが個別に利用されているチャートや取引システムの安値は、助かっているでしょうか。

ちなみに私が見ているデータでは、1.6322と、2ポイント違いで助かりました。

恥ずかしながらつぶやいた戦略が、今は100ポイント近いプラスとなっており、相場モノは最後はやってみないと始まらない…を痛感(宝くじも、買わないと当たらないと言えばそうですが…)しています。

しかし相場は依然として日足雲の中での推移が中心で、あと数日間は雲の中で乱高下する可能性は残っています。したがって今日を筆頭に、終値が雲の上に出られない状態だとすれば、あまり粘る相場つきではないと考えています。この件については、明日時間が許す限り、追いかけてみるつもりです。

 一方、完全に雲の上に出てしまった観のあるユーロドルですが、現在の価格以外はまだ、一目の転換線と基準線は共に雲の中におり、雲の外に出るためには、6月下旬に雲の上限が下がるタイミングを利用しない限り、自力での脱出は直ぐには難しいと思います。したがって上値を買う気にはやはりなれず、せいぜい基準線が位置する1.4450辺りの押しを待ちたい気持ちです。

ユーロはユーロで、昨日関係筋からユーロの過大評価をけん制する発言もあり、ユーロドルはユーロとドルの駆け引きに代わって、ユーロと中国の駆け引きに焦点が移っているようです。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロ上昇は対ポンドでの買い戻しが主要因と仮定すれば-閃きFXテクニカル【ブログ版(2)】

2011-06-06 21:15:07 |    -ポンドドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

悩み多き“おっさん”は、悩み続けています。で、ユーロドルを売り上がって失敗した原因を考えると、何か理解しがたいクロス取引が暗躍しているとしか思えず、引っ張りだした答えが、ユーロポンドの上昇でした。

ユーロのカバーが、結局は対ドルでされる分、ユーロドルが上昇したため、相場的にはドルの売り要因やユーロの買い要因を必死に探していた訳ですが、クロスが要因だとすれば、それだけではやはり納得する理由も見つからない訳です。

ドル円が判りにくい動きになっているいのも、ドル売りとクロス買いがその場その場のポジションによって動きを支配するため、どうしても右往左往になっているのかも知れませんね。

ユーロドルもポンドドルも、想定はしていたものの、ともに基準線や転換線は雲の中へと入り込み、ますます相場はニュートラル色を強めているようにも見えます。両方向に行きにくく見えるのも、そんな背景が理由かもしれません。

もう少し、イメージがはっきりするまで基本的には様子見ですが、もしポンドが弱含むようなら、買ってみたい感覚があります。26日の安値1.6266を割らない限り、転換線は明日、明らかに雲の中へ突入し、雲の下限がレジスタンスに見える現在から、ガラッと相場の印象が違ってくるかもしれません。

1.6370付近でのポンドの押し目買いを想定し、1.6340の雲の下限を割り込むようなら一旦は1.6320辺りでストップというイメージです。今回はいつもに増して独り言だと思っていただけると幸いです。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル、5月4日高値と23日安値の50%戻しを軽々と上抜け-閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-06-06 20:29:38 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

先週末の米国雇用統計が強烈に悪化し、本来であればサプライズと言っても良い内容でしたが、2日前のADP雇用統計で、あく抜きが出来ていたのか、直後の動きは比較的冷静でした。
結果的には暫く経って戻り高値を大きく超える動きになり、ドル売りが伸びた展開でした。

ドル売りの代表的な動きとしてこれまで、リスク選好が高まったとする論説が一般的でした。利回りより高い運用益を期待する資金が、株式やコモディティに流れ込むため、債券は売られて利回りが上昇する一方で、株高や商品高、ドル売りが進むという内容でした。

ところが、5月の後半からアメリカ経済の失速が話題になるにつれ、いっそうの緩和政策の思惑からか、債券利回りが低下(債券は上昇)すると、ドルは利回り低下による嫌気売りが優勢(ということになっている)となり、債券が買われる一方で、ドルは買われるどころか売り一色という矛盾した動きが支配的となっています。

ただ、スイスフランや一部高金利の資源国通貨はしっかりと対ドルで値上がりしていることから、流れはリスク回避で間違いないように思っています。それがドル買いに向かわない理由が、今一つ不明なところが、個人的に今回の相場の難しさとなっています。ドルの代わりの行き先は唯一明確なのが、スイスフラン程度で、まさか、全ての流動性をスイスフランが受け止められるとは、到底思えません。代わりの行き先として、金やオージーなどが考えられますが、これらの上値は結構重く、悩みの種は尽きません。

為替のドル売りも良い水準に達した印象はありますが、相場はドルが高くなったところは売ってくる地合いだと感じており、なかなか手が出ない状況です。ということは、揉み合いなのでしょうか。

ForexTVジャパン
浅野