外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ZARJPY 14円台ミドルから15円台ミドルを乱高下

2008-01-28 20:39:26 |    -南ア・ランド円
ランド円は安値を更新して、2006年4月17日週の高値以降の揉み合い期間では、最安値を記録するにいたり、今ひとつ高金利パワーを発揮できないステージが継続しています。

安値以降は15円の中盤へと非常に短時間で上昇しましたが、結局は陰線にて先週を引けており、弱気という結果となりました。

周知のとおり、ランドは対ドルでも弱い立場にあることから、その傾向を対円で増長させている状況ですが、理由はどうであれ、金相場の底堅さが唯一、下値支持として機能している状況です。円高圧力は解消されないものの、少しずつですが変動率を下げつつある状況下で、ドルランドでもドル売り基調が復活すれば、上昇のスパイラルへと入る可能性はいつでもありそうです。

1ランド15円として、11%は165銭です。実質金利を10%と想定しても、1.5円の為替利益は概ね1年間の金利収益と概ね同等です。乱高下する中で、これに近い動きが出てくれば、一つの利益確定の目安となりそうです。

ZARJPY ZARは対ドルで正念場 金利差トレンドからは逆行

2007-12-21 20:53:56 |    -南ア・ランド円

年末年始の信用収縮回避対策として、英米欧の各中央銀行は大量の資金放出をすることで、ドル危機をどうにか一時的でも食い止めた状況です。

つまり、2007年前半までのドル買われすぎ分が調整されたところのドル売り相場が、8月以降の展開だったと考えられ、その流れに対して大量の土砂を投じて一時的にせき止めたのが現状ではないでしょうか。
方法としてはいわゆるカンフル剤的な対策でもあり、マーケットによる真の審判はこれから下されるところでしょう。

そうなると、ドル買いへこのまま推移してゆくかの判断も今後のお話となりそうで、暫く(といっても、いつまでかは判りませんが)は揉み合いとなる可能性も見えてきます。

ユーロドルに関しては特に、十分な調整が済んだとは言いにくい水準です。このような通貨によっては一時的なドル買いに見えるステージもあるでしょうが、こんな時こそファンダメンタルに注視して根底の流れを把握しておくことは重要でしょう。

ZARですが、対ドルで夏以降7.6ZARから11月初頭までに6.5ZARを割り込みました。その後7.1程度に戻して再下落した後、現在は再度7.1程度に戻しつつあります。この過程でドルは利下げをし、ランドは利上げをしてきた中で金利差スプレッドは拡大したにも関わらず、特にこの数週間はドルランドが上昇しており矛盾となっています。

これ以上のドル高は、逆にランド自体に何らかの問題が発生している場合も考えられます。一つは政権交代でありその影響が直近のランド安につながっている可能性があります。


ZARJPY 政策金利50bp引き上げてついに11%

2007-12-07 11:49:22 |    -南ア・ランド円

各国の金利政策に微妙な温度差が出ています。

このところでは、カナダ利下げ、アメリカ利下げ、イギリス利下げ、ユーロ据え置き、オーストラリア据え置き、南アフリカ利上げとなっています。

地域的には、南米利下げ気味、アジア利下げ気味、中東利下げ(ドルペグによる)、東欧、北欧は据え置きから上げ気味といった流れでしょうか。

OECDからは、一部の理由からなる政策金利の引下げはすべきではない、とのコメントが聞こえてきています。資源インフレの様相となってきた部分に配慮している感じで、確かにこれ以上の過剰流動性(お金を借りることによって世の中に多くの資金が出回り過ぎること。)が世界をめぐることは、好ましくないと言う点、納得が行きます。ただ、お粗末なことに、米国と英国は良いらしい??

米国は、サブプライム問題の実質的被害者とも言うべき借り手を救済する対策を打ち出し、株式市場は好感しています。OECDコメントの本質を重視すれば、ドル金利も一旦は下げ止まるとの思惑は当然で、ドルの買戻しが散見されます。

カンフル剤的な政策金利下げではなく、実質的に被害を被っている対象者への対策は、OECD的にも合致した方法でした。ただ、実際の対象者数はその2倍は存在するとの話もあり、素直に反応しきれない部分があります。

それぞれの対策効果がある数値として実感できるのは早くても年明けとなり、暫くは神経質な展開となりそうです。


様子見 ポンドは下値リスクあり ドル円とクロス円は逆相も想定

2007-07-12 22:03:52 |    -南ア・ランド円

昨日のドル円もイメージは合っていましたが、エントリーの設定を第二ターゲットを基準に考えれば助かっていました・・・。

連敗街道まっしぐらといった形となっています。本日は122.50をバックにドル売りを想定しても良さそうですが、さすがに本日は一休みさせていただきます。

メジャーなクロス円は概ね全戻しを果たし、ドル円の動きから乖離をしています。現状を把握すれば、明らかに対円相場は円の高・安で動いているのではなく、テーマはドルとみて問題は無さそうです。

確かにドル円の下落がクロス円の売りストップを付け、円が一時的に全面高という展開をしましたが、ドル円が戻りきれない中でドルストレートが上昇した結果、クロス円が回復したと見て良いでしょう。従って今後、ドル円とクロス円が乖離した動きを見せることが想定でき、例えばこれまでのようにドル円が上昇したので、ポンド円を買うという戦略は機能しない場合が有りそうです。

決して断言はできませんが、例えばZAR円は、ここまでドル円の上下に合わせる形で、概ね15.25-17.25円のレンジ取引を継続して来ました。今回のドル売りが発生する直前でZAR円は上抜きを果たし、上昇に拍車を掛けようとしたところでの円高で、やや水を掛けられた形です。

しかし、週足で先行スパン上限を確認したまでともみえるZAR円と、下落リスクが消えきらないドル円とは、もしかすると2004年末から2005年初に見たような逆相を作る可能性がありそうです。

非常に勇気の要る決断となりますが、16円台なしと決め付けて17円前半での買いを持ってみるのもありだと思います。

 
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ZARJPY ドル安・円安で走ったZARが他のクロス円と逆行 高金利ペアの傾向

2007-04-12 23:31:05 |    -南ア・ランド円

外国為替証拠金取引での脱税が発覚した事件がありました。違法ではありますが、逆に主婦がそこまでの収益をあげられるこのFX取引とは…という興味が発生することは間違いありません。

決して誰でも…ということは無く、安易に流されると火傷を負うことになりそうですが、報道の厳しさから推測するに、それだけの収益があったことは事実のようです。

一つだけ言えることは、宝くじではないですが「買わないで当選することは決して無い」ことです。ただ、FXは「くじ」ではありませんので、経験や理解なくしてその可能性は非常に限定的だと思います。

さて本題に入りますが、ユーロ円やポンド円が新高値を更新する前に、南アフリカランド円や豪ドル円など高金利通貨は、先行して随分と上昇していました。このステージではドル安が顕著ではない中で高金利通貨に対してのみドル安の傾向が見えた時期でしたが、今回はっきりとメジャーなペアでのドル安が確認されている印象です。

となると、反対にドル売りが先行していたペアに利益確定が入ったのか、総じてドルの買戻しが先行している様に見えます。

今後、ドル円でもドル安気味に推移するなら、ユーロ円、ポンド円などのメジャーとの対円相場は比較的底固いなかで、高金利通貨の対円ペアはドル円に引き連られる可能性が出てきています。

ただし、本日のテーマであるZARJPYに関して、安易なZAR売りは金利差の支払となることから、利益確定以外では基本的に下落相場は無視せざるをえません。
となると問題は買場探しとなります。引き付け過ぎると買えないリスクがありこれはこれで難しいですが、下に何か見えそうなときには活用すべきです。指値は逆張りなので不利ですが、目標を決めて仕掛けて置くしかなさそうです。

相場を見ていられる向きには、ドル円の底固さを確認して、ZARJPYを買っても良い気がします。万が一、ZARJPYを買った後にドル円が下割れするなら、ドル円で売りヘッジを掛けてゆけばZARJPYのロスを少しは補ってくれそうです。ポイントは円のアマウントを合わせるようにしてください。

では、本日はZARJPYの買い戦略を占って見ましょう。

 
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ZARJPY 相場は未だ混迷中 底値確認なら買場を模索

2007-02-26 19:07:46 |    -南ア・ランド円

体調は最悪ですが、どうしても本日は大切な人に会わなければいけません。頑張ります!
世界ノルディックは、初のアジア開催となり札幌が盛り上がっていますが、団体のジャンプでメダルが取れたことは収穫でした!嬉しい!!

さて、本日はさすがのドル円も先週末の勢いが軟化。遅行線も実体線の下に出ました。といっても急斜面での微妙な入れ替わりを繰り返しており、何とも言いがたい状況が続きます。

他の通貨を見渡してもこれといったものは少なく、あまりエキサイティングな相場はありませんが、買い場探し専門通貨として有名なZARJPYが一つのチャンスを与えてくれています。決して安心できる相場ではないのは事実ですが、ジャパンパワーを背景に占って見ます。

続きはTFnsの「テクニカルクリップ」で占っています。よろしければおすすみください。もちろん、無料コンテンツです。


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ZARJPY 2006年の総括と将来のポイント

2006-12-28 20:50:48 |    -南ア・ランド円

本日は南アフリカランド円の総括です。

詳細はTFnsの「テクニカルクリップ」で述べるとして、2006年は激動の年であったことは間違いありません。2005年の上昇相場から一転、100%戻しを上回って下落するという展開でした。底値をつけた後は、クロス円全般に及ぶ上昇を受けて上昇をしていますが、チャートポイント的には上昇を継続するか、下落を開始するか、非常に微妙な水準で年越しとなりそうです。

インフレを沈静化できずに苦しんでいるランドは年終盤に来て0.5%の利上げを2回行い9%となり、金利差狙いのランド買いでどうにか通貨暴落を支えているようですが、あまり合理的な姿には見えなくて仕方ありません。かといってトレンドも出ていないランド売りを仕込むには、金利差の支払は確かに負担であり、この心境を考慮すると利上げは買い支えを勧誘するというより、投機的なランド売りへの抑止目的がちらつきます。

この価格水準を上抜けすることで本年8月以降の下げを否定し、反転上昇をコンファームするのか、ここで天井確認をして下落を継続するのか、17円手前の攻防は静かなようで実は組み合っている力士はお互いに汗びっしょり・・・といった状況かもしれません。TFnsでは、チャートの画像を見ながら詳細に説明して参ります。

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