HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

DOUBLE HEADLINE TOUR 2012 FEEDER × the HIATUS final at Zepp Namba

2012年10月20日 | 細美武士/the HIATUS
2012.10.18(木)天気 雨と風そして虹

平日で仕事もあったけれど、この日だけは自分の人生において
絶対に行かなくちゃいけないと思うライブだった。
もちろん、仕事は午前中はしっかりとして、午後からは
人に迷惑をあまりかけないように滞りなく手はずを整えて
いざ、大阪なんばへ向かったのである。

私がいっしょに行った彼も年間通してほとんど休むってことが
できない人だったのだけれど、この日だけはなんとか無事
午後から私と合流して行くことができた。

なんばパークスに駐車して
夕食はそこで食べてから
いざ、ZEPP NAMBAへ。

私がもう10年以上好きなFEEDERと
やはり出会って8年になる大好きな細美くんが率いるthe HIATUSが
ダブルヘッダーでやるライブなんて
ほんと夢みたいなできごとなんだ。

ここのブログを始めてまだ(というのかもうというのか)8年ほど。
これを始める前からFEEDERもELLEGARDENもすでに好きだったけれど
そのブログの初期の頃にi-Podを初めて買った時に最初に入れたのが
FEEDERのアルバムだと書いていた。そしてその次に入れたのが
ELLEGARDENだったんだね。だからシャッフルするとFEEDERの次が
ELLEGARDENだったりするわけだ。その時にはまさかこういう
ライブが開催されるなんて夢にも思わなかったし、今でも
奇跡のように思うんだ。

着いてから先にダブルヘッダー限定のTシャツを買った。
この2つのバンド名が入っているTシャツなんてこれも夢みたい。

会場に入ってから、チケット番号は結構前の方だったけれど
やっぱりいい音で聴きたいし、モッシュやダイブに巻き込まれる
ほどの体力ももうないかなって思ってある程度の距離をおいて
見やすいところで見た。

でも、私のまっすぐ前に細美くんがいた。
ほんと真正面な感じ。距離はあってもよく見えた。

細美くんが「ZEPP NAMBAは今日が初めましてなんだけれど
これからいっぱいお世話になります!」って言ったんだけれど
そういえば、ZEPP OSAKAが閉じる直前のthe HIATUSのライブで
彼が「いいライブハウスだったな。ありがとう。」って天井とかを
見渡しながら言った時も私はいたんだよね。この日、初めましてと
また天井とか見回しながら言う細美くんを見たら
終わりと始まりをいっしょに共有できた気がしてうれしかった。

Deerhoundsから始まったのだけれど
マサの頭が今度はピンクからブルーになっていて
この人はいつもカラフルだなって思った。
キーボードは一葉くん。私は一葉くんの弾き方が好きなんだ。
ヘドバンしながら、一見パンクなキーボーディストなのに
音は誠実で確実で力強いところが惚れ惚れするし
フレッシュさがいつも溢れている。
takashiくんのドラムはいつも言う事ないぐらい完璧で凄い。
ウエノさんは相変わらず渋いベース音を響かせながら
ベースを抱きしめている。
そして、細美くんはずっと笑っている。
そんな細美くんが「平日なのにこんなに集まってくれてありがとな。
みんなが笑顔でいるのを見れてほんとうにうれしい。」って
言ってくれたけれど、私こそ細美くんが笑顔でほんとうにうれしい。

そして、この大阪がツアーのファイナルになるなんてうれしかった。
いつもはだいたい東京で終わるのに今回のこの素晴らしい2マンライブが
ファイナルを大阪で迎えてくれるんだ。

この2日前のFoZZtoneの京都でのファイナルといい
このダブルヘッドラインツアーのファイナルといい
私にもいいことが回って来たような気がした。
1年に何度も行きたくてもチケットとれなかったり仕事だったり
1回会えればっていう感じだった年もいっぱいあったのに
今年はシーズンごとに細美くんに会えている気がして
ほんとうにうれしい。

最初はthe HIATUSからだったけれども
彼らの音や歌がより一層レベルアップしたように感じた。
おそらくホールツアーに向けての日々のリハによるものだろう。
どこか本当にオーケストラのような音に聞こえてきた。
重厚で狂いのない研ぎすまされた音というのか。

おそらくこの会場には圧倒的にthe HIATUSのファンが多かったんだと思う。
でも、そこには私のようにFEEDERが大好きでそしてthe HIATUSも大好きな
人たちも結構いたと思うし、昔からのFEEDERファンもいたと思う。

ダイバーたちが人の上を泳ぎまくっていたけれど
何年か前まではあのような場所に自分もがんばっていってたなと
思いつつ、ほんとうにあの前方は海の中にいるみたいだったなと
思い出す。海の波の高いところでアップアップしながら浮いている
そんな感覚になるぐらい人のモッシュで実は苦しい。でも
やがて自分がハイになってそういうのを超えて楽しくなるという不思議。
でも、今回はそういうのはやめてしっかり聴いてみたいと後方で見てた。

見える範囲だったので細美くんの笑顔が真正面に見えて
ほんとうにこちらも笑顔でずっといられた。

紺碧の夜からOn your way homeに至るラストは
細美くんにとっての大事なところなんだなと
毎回感じる。彼はこの2曲をファンにきっと
毎回プレゼントのように歌ってくれているんだね。

そして私たちはこの2曲をおみやげをもらったように
大事にポケットに詰め込んで帰るんだ。

the HIATUSが終わったあとはダイバーたちはヘロヘロになって
休憩してて少し会場に空間ができたけれど、FEEDERが始まる前に
なるとだんだんとダイバーたちも戻ってきた。

FEEDERの機材設置のあとのチューニングにヒロさんが出て来て
自分でベースの調整をしていた。そういう時は前方へ行けばよかったかなって
思うんだよね。みんなピックとかもらってたし。
今回はドラマーとキーボードがサポートで入っていた。そして会場から見て
左がグラントで右がタカさんだった。

この奇跡のような日。10年来のファンのくせに一度もFEEDERのライブを見るチャンスが
巡ってこなかった私に初めてそれが回って来たんだ。
まさに細美くんのおかげであり、これはもう8年前には決まっていたことだったのかも
しれないね。運命的に。

それにサマソニ以外で最近洋楽のバンドのライブ行ってなかったな~って。
だから久しぶりの洋楽ライブでもあったんだ。日本のバンドのライブとは
また違うワクワク感。それを思い出した。

最新アルバムからのOH MYから始まって
もうそれは言葉に表すのが難しいぐらいの感動と感激と感謝の混じったような
素晴らしいライブが繰り広げられた。

FEEDERが初期のメンバーのドラマーを亡くした辛い時期に出たアルバム「FEEL IT AGAIN」に
入っていたPushing the sensesをグラントが歌い始めた時、ほんと涙が溢れた。
あれからいろいろあったけれど、今彼らがここにいてこうして歌ってくれている
それがほんとうにうれしいし、幸せなことだと思った。

ほとんどの曲が「Generation Freakshow」と「RENEGADES」からでは
あったけれども、この2枚のアルバムも大好きだし、彼らの曲で
嫌いな曲なんて一曲もないんだ。

本編の最後にやはり細美くんを呼んでの「GENERATION FREAKSHOW」
をやってくれたんだけれど、細美くんがマイクだけをもって歌いまくるっていう図は
今まで見た事無かった気がする。だからすごく新鮮だったし、楽しかった。
ほんとなんて素敵なコラボレーションだろうって。

MCでは主にはやっぱりヒロさんが話をされたけれど
なんか外国人が話す日本語っぽかった(笑)
彼は今東北大震災で被災された方達のためにチャリティ活動を
続けられているんだけれど、その支援として東北の方が作った
鍋つかみを販売し、それの収益を義援金として東北の被災地に
届ける活動もされている。でその話もされた。

私はライブ終了後、それを買った。FEEDERというワッペンは
ついてたけれど、the HIATUSは間に合わなかったんだって。
少し残念だったけれど、FEEDERの名前入り鍋つかみなんて
すごいなって思いつつ、私は料理の時は鍋つかみユーザーでもあるので
これを実際に使って、料理するたびににやにやしようかと思ってる(笑)
すっごくカラフルな鍋つかみなんだ。

話は戻すけど、グラントさんもときどき日本語まじりのMCをしてくれた。
でも、基本的には曲の切れ目はあまりなくて、ギターもベースもよくチェンジするんだけれど
曲の終わりあたりでまだ音がなっているときにチェンジして、次の曲が始まるっていう
感じで。ほんとよくチェンジしてたね。汗ですべるのか弦が勢いで伸びるのか
よくわからないけど。

それにしても、音楽のクオリティは半端なかった。
the HIATUSが日本で最高レベルな感じがしてたけれど
FEEDERの音楽を生で聴くと、やはり音楽の国の音楽の先輩というのか
そのレベルはより高いものだった。
そして、グラントの歌声はほんとうにあたたかく響いて心をつかんだ。
ヒロさんのベースはその力強さはふつうの人の倍のように感じた。

次はイギリスでthe HIATUSがFEEDERと回るのかな~って期待してたけれど
まだ実現しないもよう。っていうのは実際、タカさんが来月イギリスでの
ツアーにthe HIATUSを誘ったんだって、でも急すぎて日程が合わなくて
今回はできなかったらしい。でも、いつか必ず実現してほしいな。
イギリスの人にもthe HIATUSを聴いてほしいから。

アンコールは心に本当に染み込んで来る
「Children of the Sun」から始まった。
ほんとうに名曲だ。大好きな曲を聴けてほんとうにうれしい。

そしてJust A Day
FEEDERとの出会いの曲だ。アルバム「Find the Colour」に入ってた。
このアルバムジャケットは日本人のアーティストのタカノ綾が手掛けているんだ。
この瞬間にジャンプしながら、もう全身全霊でこの曲を浴びた!

で、この日はファイナルだったからか
そのあとにもう一曲用意されていた。

なんとニルヴァーナの「BREED」だ。
ここにまた細美くんとマササックを呼んで
FEEDERの二人とドラムとキーボードのサポートのメンバーで
演奏し、グラントと細美くんが歌ったんだ。
マサがグラントに日の丸のついたハチマキをつけてあげて
自分も同じものを巻いていた。

もう自分がどうかなっちゃうんじゃないかというぐらい
感激しちゃった。

そして、それが終わったとき他のメンバーも全員出て来て
記念撮影。

素晴らしい時間はこうして終わった。

こんないいライブってやっぱり自分の人生が終わる時に
必ず思い出すんだろうなって思った。

あの笑顔や会場の雰囲気やいっしょにいった大事な人のことを。

とにかくFEEDERとthe HIATUSは世界でも最高のバンドたちだ!

(セットリスト)

1.Deerhounds
2.Superblock
3.The Tower and The Snake
4.The Flare
5.Broccoli
6.Monkeys
7.My Own Worst Enemy
8.Shimmer
9.Souls
10.Bittersweet / Hatching Mayflies
11.The Ivy
12.Insomnia
13.紺碧の夜に
14.On Your Way Home


1.OH MY
2.INSOMNIA
3.TINY MINDS
4.WHITE LINES
5.FEELING A MOMENT
6.RENEGADES
7.RUSHING THE SENSES
8.JUST THE WAY I'M FEELING
9.BUCK ROGERS
10.IDAHO
11.HIGH
12.BORDERS
13.GENERATION FREAKSHOW(with 細美武士)

EN)1.CHILDREN OF THE SUN
EN)2.JUST A DAY

EN)3.BREED(with 細美武士,masasucks)

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2 コメント

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私も行きました! (yukico)
2012-10-23 21:45:17
はじめまして。
私も当日参戦してました~。
そして私もipodに初めて入れた曲はELLEでした^^
FEEDERはグランツーリスモからのファンです。
2つの大好きなバンドと同じ場所で会えるなんて
ほんと嬉しい楽しい1日でした。
FEEDERはしばらく会えないけど、
the HUIATSは来月はホールですね。
頑張って仕事を終わらせて走っていくつもりです。
これからも体力の続く限り応援しちゃいましょ~。
返信する
はじめまして☆ (FB17)
2012-10-27 14:35:54
yukicoさん

コメントありがとうございます。
同じ素晴らしいライブを共有できてうれしいです!
来月のホールでのthe HIATUSも本当に
楽しみです。どんな風になるのかあれやこれや
想像して仕事をお互いにがんばりましょうね~!
返信する

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