HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

こんなにも素晴らしい人たちがいるから

2011年03月20日 | Weblog
きっとこういう人がいるに違いない。

東北関東大震災によって結婚式が延期になった恋人たち
自分がデビューする日が延期になった歌手
解散ライブが中止になったバンド
初めてのCDリリースが延期になったミュージシャン
初来日が未定になった海外からのアーティスト
新製品が出るのが延期になった会社の人
九州新幹線の祝賀イベントに参加してテープを切る筈だった子ども達
内定が決まっていた会社から震災による影響で取り消された大学生
卒業旅行に友達と行こうと思ったディズニーランド行きが中止になった高校生
やっとチケットがとれた野球の試合が中止になった小学生

それぞれにきっと
「おれってついてない。」
「私ってついてない。」

って思ったのじゃないかな?

でも、きっとその思ったあとに

「何言ってんだ、おれ。被災者の人たちやその家族にとったらそんなこととるに足らないことじゃないか。」
「何言ってるの、わたし。被災者の人たちやその家族にとったらちっぽけなことじゃない。」

でも、

やっぱり

「ついてない。」
「ついてない。」

って思ったりして、

そのくりかえしを続けている人がいるかもしれない。


でも、私はそういう人たちに伝えたいんだ。


あなたたちはちっともついてない人じゃない。

そして、それを思う事で罪悪感を感じる必要もないって。

だって、あなたたちも被災している人たちを思って
きっと心を痛めて、涙しているに違いないから。

人間だから、やっぱり自分のことを考える。
自分の今を考える。
自分の未来を考える。

それは被災者の人もそうでない人も
同じだから

その中で、自分のことを少し横っちょに置いておける人は
どんどん被災された方や地域に向けて何か行動していけば
いい。

でも、自分が大変な人はまず自分が元気になるように
動き始めるのが、のちのちの被災地の復興への力のワンピースに
なるように思える。


今まで生きて来て思うんだけれど

自分が「ついてない。」って思ったことが
のちに「あれが今のここに繋がってたんだ。」って思える日がくるんだ。
不思議なんだけれど、それが悪いことに繋がることはないんだ。

だからきっと結婚式が延期になった分、2人はしっかりとお互いを確認できるだろうし
解散しようと思ったバンドはやっぱり続けようって思うかもしれない。
初来日が延期になった海外のバンドはその間流れ続けた彼らの曲が多くの人に
浸透して、やっと初来日した時にはファンが何倍も増えているかもしれない。
内定取り消された大学生はもっと自分にあった素晴らしい会社に入れるかもしれない。

そんな風に何がいい結果なんて
結局、人生を進めていかないと
誰もわからないんだ。


自分が手一杯な人はそれはそれでがんばればいいと思うし
人のために何か出来る人はやればいい。

そんな中で東京消防庁の人たちには頭が下がる。

あの福島原発のプールの温度を下げるための
放水作業を危険を知りつつ、やり遂げた隊員さんたち。

家族には大丈夫だからと連絡しながらも
本当のところは命がけの作業だったと
会見で総括隊長さんたちが声を詰まらせながら
語ってくれた。

ご家族の方には申し訳ないし、
ご理解とご協力をありがとうございましたと
話される隊長さんは本当のヒーローだと思った。
もちろん、隊長さんとその指示に従って放射能を浴びながらも
放水を続けた消防隊員の皆さんすべてが日本のヒーローだ。

本当に涙が出て来た。

日本にはこんなにも素晴らしい人たちがいるんだって。

ありがとうとしか言えない無力な自分だけれど
ほんとうにほんとうに命をかけてこの国を
守ろうとしてくださってありがとうございます。

世界が今のこの日本の危機においての日本人を
評価してくれているけれど、

本当にこの国の人たちはみんな素晴らしい!
そして、ひとりでいろいろ葛藤するあなたも素晴らしい!







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