HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

素顔がそこにある音楽

2006年04月23日 | 邦楽
土屋アンナちゃんがいいことを言っていた。「歌わされている音楽」はいやだと・・・。思わずうなづく。そう今の日本の音楽界にはそんな音楽が溢れている。それは海外でも似た現象があるようだけど、そういう「歌わされている音楽」に「踊らされているファン」がチャートを左右する。

最近出たSMAPの「DEAR WOMAN」だったかな?タイトルはちゃんと覚えてないんだけど。あれって誰が作ったんだろう?やっぱり有名なアーティストなのかな?あの歌詞聴いて「なんじゃこりゃ?」って思った日本の女性は結構いるんじゃないかな?

何が「ようこそ」なんですか?私たちここに住んでいるんですよ。あれって、なんか女性におべっかつかおうとして、すべっているって感じの歌ですね。おだてとけばいいんだ・・・って感じでぜんぜん応援歌になってませんよ。

資生堂のシャンプー『TSUBAKI』と連動して作られたのだろうから、資生堂からの注文もあったんだろうね。あれはどちらも失敗だと私は感じている。・・・ってあくまで主観的個人的意見なので、実際は曲はチャートで1位だったりするから、当ったといえば当ったのでしょう。

どこが失敗か・・・あのCM。豪華な女優さんたちがいっぱい出て、出演料だけでいくらかかったの~っていうぐらいお金かけてます。でも、あれでは日本のいろんな女性のイメージはわかないし、どんな効果のあるシャンプーなのか商品の説明もわからない。一応、インパクトあるから皆店頭で見たら、買うかもしれない。でもリピーターはどれだけいるんだろう。実は私もスーパーでこのシャンプーとヴィダル・サスーンの新製品のシャンプーがそれぞれお試し価格で安くなっていたので買いましたよ(笑)それで、家でどちらも試したのですが、すぐにその効果がわかったのがヴィダルの方・・・それで家族に「TSUBAKI」の方を使って・・・というのに皆あまり使いたがらない。うちだけなのかな~って会社で昼休み同僚たちと話していたら、やっぱりこのシャンプーは評判がいまいちでヴィダルの方が人気だった。

どこにお金かけるかっていう話でしょう。出演者や音楽にお金かけるより商品そのものにもっとお金をかけるべきだったのではないのかな?

いろんな職種の働く女性や主婦をCMに登場させ、その人たちが仕事や家事の後そのシャンプーをして癒されるようなそんなCMを作るべきだったのではないのかな?音楽もSMAPのように「歌わされている人」たちにではなく、自分の意志をしっかり織り込んだ歌を作る、あるいは人からの楽曲でも自分のものにしっかりできるそんな歌手が歌うべきではないのかな?

世の中にはいろんなミュージシャンがいて歌手がいる。でも、その中には「歌わされている人」と「自然体の人」がいる。聴いてみたら、それはきっとすぐにわかると思うけど、とかくその歌手の容姿なんかに惑わされて、話し上手に言い包められて洗脳されてCD買ってしまうファンもいる。

メジャーもインディーズも曲作る人も他者からの楽曲提供で歌う人もそれは関係なく、それぞれ「歌わされている人」と「自分をもっている人」がいる。作る人なのに~って思うかもしれないけど、いつの間にか自分の意志と反した曲を作ってしまう人がいたらその人は「歌わさている人」になるだけだ。でも、おもしろいことに「歌わされている人」の作った曲の方が売れたりする。そんな作られた世の中なんだよね。

私はぜったいにそんな騙しの音楽には振り回されたくない。かっこつけただけの歌詞もいらない。そこにその人の感覚・・・その人がそこにいる音楽・・・その人しか見えない景色・・・その人の心がそこにしっかりある音楽を愛し、これからもそういう音楽をやっていく人を応援し、大切に思っていきたい。

*****

なぜか今日の午後にやっていたお笑い番組にエルレガーデンの曲が使われていた。なんかうれしいような、妙な感覚。ただ、使われていた曲がシングル曲ではなくて、カップリングとかの曲だったから、きっとこの番組の音楽担当者が本当にエルレガーデンが好きなんだろうなってわかって、素敵なことだな~って一人思った。




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