HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Sound Shooter Vol.5 in Osaka

2010年03月12日 | ONE OK ROCK
3月7日(日)雨!

大阪心斎橋BIG CATで
私が大好きな写真家・橋本塁さん主催イベント
『SOUND SHOOTER Vol.5』に行ってきました。

このイベントは今までは東京オンリーでしたが
今年初めて大阪で開催されたわけです。

このイベントを知ったのは去年の11月の終わりか
12月の初め頃。塁さんのHPで知って、無謀にも
誰が出るのかも全く知らないのに先行で予約。
ちょっと危険だったかもしれないけれど
彼が撮るアーティストは好きなアーティストが
多いので、絶対にはずれは無いと思ってました。

元旦早々にメンツが発表になったとき
意外な組み合わせで、さらに最後に決まったのが
ONE OK ROCKということでますます
不思議な取り合わせとなり、どんなライブに
なるのかちょっと想像できませんでした。

この日は先に塁さんの写真展を見に行ってから
ライブ会場へ向かったのですが、この日は
いろいろアーティストに遭遇しました。

写真展自体についてはまた改めて
書こうと思いますが、

まず、写真展に入るだけでも列が
外にできていて、しかも雨で寒い。
そんな中、MEANINGのメンバーやら
cinema staffのメンバーやらが
通り過ぎていくわけです。

写真展に入っているときも
MEANINGのメンバーと久保田さんが
入ってきて、いっしょに写真展を
見ているという状況。私の果てしなく近い隣に
エルレの高田くんがいて写真のファイル
を見ているってわけです。

が、その場の状況からさすがに
声をかけることはできませんでしたが
不思議な感じでしたねぇ~。

6畳間ぐらい?の狭いスペースで
真ん中にもテーブルがあって
そこに写真のファイルがたくさんあって
壁一面には写真がいっぱい貼ってあって

ゆえに
見ている人の後ろを通るときも
ぶつかるんですよ。

塁さんもちらっと来て
ちらっとまた出て行かれて
かなり忙しそうでしたが
ドット柄のパンツにドットTシャツ
靴もドット柄とやはりドットで
決められてました。

写真展から外に出て、ちょっと近辺を
歩いてると目の前にONE OK ROCKの
メンバーが4人で歩いてました。
ほんと突然どこからか目の前に
現れて、すぐ前を歩いているわけです。

結局、別にサインもらうとか
握手してもらうとかなく、
そのまま彼らはお店に入り、
私と連れはBIG STEPを上に上がると
いう感じでしたが。

私は今まで勘違いしてましたが
あのONE OK ROCKのTAKAくんは
ジャニーズにいた子のお兄ちゃんだと
思い込んでましたが、ご本人だったんですね。
まあ、どうでもいいことですが、
だからか~ってわかることがあとで判明。
それはのちほどに。


超先行で取ったチケットだったので
かなり前の番号。

ゆえにほぼ最前に近いか最前に
いた私たちでありました。

本当は体調が先週から悪かったので
最初は後ろで見ようなんて思ってたのに
気づいたら、やっぱり前にいました。

今回のメンツは以下のとおり

ivory 7 chord
MEANING
cinema staff
ONE OK ROCK
FRONTIER BACKYARD
lockfrank

最初は塁さんがステージに登場して
ごあいさつをされました。
今回の主催者の累さんのことも
すごいphoto shooterだ~って
ずっとずっと思っていただけに
その人とその人の好きなバンドだけで
行われるこのイベントはなんて
ゴージャスなんだろうって
改めて感じたし、
アットホーム感がいっぱいでした。

彼がバンドを紹介して
去って、バンドが登場するわけだけど
気がつくと塁さんはいつもすぐそばにいて
彼のお仕事姿がしっかりと見えて
それがまた写真を撮る私としては
勉強になるというか。

でも、あのでかい望遠つき一眼レフを
5台だっけ肩にかついで
あの姿勢で撮るのは過酷ですね。
絶対に背中と腰にくるよね。
カメラって望遠とかつけると
すっごく重いし。

使ってたカメラはcanonのはわかった。
あとレンズの先にはドット柄のテープが
巻かれてましたね。さすが~

シーンによってカメラを使い分けて、
間でSDカードを入れ替えてと
細かく動かれ、ステージの下だったり
上だったりを駆け巡り、
なんて身軽なの?って思いました。

ってすっかりライブなのに
誰を見てるの?って感じですが
ちゃんとバンドも見てましたよ。


今回のメンツは累さん曰く
「東京の連中がうらやましくて
大阪まで見にきたいと思うような
組み合わせ」だったそう。
「ファンがどれもかぶらないんじゃないか」
って思うほどの違った味を集めたそうです。

実際のところ私はすべてのバンド初ライブでした。
もちろん音楽自体は聴いたことあるバンドも
いたし、CD持っているバンドもいましたが。

最初登場したのは
Ivory 7 chordでここはメロディックな感じで
聴きやすいロックでした。
ベースの野田さんは塁さんと同級生だって
言ってて、塁さんががんばってるから
自分も頑張ろうって思うみたいなことを
いいながら、めちゃくちゃ友達会話してました。
野田さんは元Wrong scaleのメンバーです。
(ってファンは知ってますよね。)

2番目に登場したのが
MEANING。

エルレの高田氏が所属するハードコアっていうのか
なんていうのかもうジャンルわけわかんなくなっている
私ですが、以前京都大作戦での映像でちらりとか
見たことはあったのですが、すごそうっていう
印象しかありませんでした。だって短すぎる映像だったので。

累さんが紹介に上がって来た時に
「今日ONE OK ROCKのファンで初めて来られた人とか
ライブ初めて来たっていう人はトラウマになるかもしれません。
かなり覚悟してください。でもいいですから。」みたいな
ことを言われてました。

で、始まると

私は「好きだ!」って思ってしまいました。

なんだかわかんないけど「好きだ」っていう感じ。

理由をいえないけど本能が「好きだ」っていう感じ。

「かっかってこ~い」と観客を煽る煽る。
で、自分たちも観客ゾーンへダ~イブする。

私のところにはダイブしてないけど
ボーカルのHAYATOさんの汗だくの腕が
べた~って手にひっついた~。

とにかくモッシュダイブがすごかったけれど
思ってたほどしんどくなくて
かつてのグッドシャーロットのときの
「死にそう」みたいなのにはぜんぜん
ならなくて、いわゆるミーハーファンが
いなくてロックファンが多い場合は
モッシュダイブはあっても
ちょっとした思いやりはあるんじゃないかと
感じたわけです。
ゆえにすっごく楽しかったし
かっこいいステージだった。

で、そのステージ上にMEANINGの映像カメラマンとして
久保田さんがクールに撮影されているんですが
この久保田さんが今回の私と連れの大ヒット人物!

ステージ転換のときにセッティングしてるときに
久保田さんもステージにいて、暗闇に見えるんですが
すごくシルエットがきれいな人で、絵になるんですよ。

写真展でもコンビニでも見かけた彼ですが
私のイメージしてた村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」
に出てくる赤坂シナモンそのものなんですよ。
鼻が高く、スリムですらっとしてて無表情で指先がきれい。

そんな彼もカメラをステージに置いたかと思ったら
突然観客側にダイブ!
クールな顔して突然ダイブ!
心は情熱的なロッカーなんだね。

まあ、それはともかく私のお連れさんなんて
まだ18歳だというのにMEANINGに惚れちゃって
誰にっていうのでなくて彼らのステージに。
彼女はこういうバンドやりたいんだって。
一応ギタリストなんだけど。もちろん学生バンドの。
全部のライブが終わったあとにすぐそばに
MEANINGのメンバーがいるのにシャイなその子は
声もかけられず、でもしっかりとCDは買いにいってたな~。
赤盤も青盤も買っておりました。

さて、すっばらしくよかったMEANINGのあと

cinema staffが登場

初めて音も聴いたバンドだったけれど
結構私の周辺にはファンがいた感じだった。

私の印象としては
ちょっとおしゃれな9mmって感じ?
9mmの格好がおしゃれじゃないとかじゃなくて
曲が9mmはどこかすっごく日本の独特の臭みを
背負っているロックバンドな気がするんだけど
(それがくせになって好きになる人多いと思うけど)
このcinema staffはそれを名前のごとくフレンチじゃないけど
ふわっと臭みを消したような感じ。
でも9mmみたいにボーカルが丁寧に言葉を吐いて歌ってる間
ギターやベースはひっくりかえったり、飛んだり、ギター振り回したりって
9mm状態になってるわけです。

MCで「暗いでしょ。」ってバンドのメンバーが言ってましたが
MEANINGに比べたら、そりゃあ大人しいかもしれません。
でも、ベースさんもギターさんも転げ回ってたじゃないですか。
それって暗いこと?
たまにボーカルさんの顔が俳優の森山未來に見えたりして(勘違い?)
まあ、聴きやすいけど、単独のライブに行くかというとどうかなぁ~。
終わったあとの評判はよかったように思いますが。


次に登場がONE OK ROCK。

期待に胸を膨らませていたら~

演奏や歌は本当にかっこよくて上手かった!
好きな歌が連続で生で聴けてよかった!

ただ、
ただ、
ファンが怖かった~!

正直MEANINGの時より恐怖を感じました。
自己中心的ファンが多い感じがして
女の子ばかりなんだけど頭を叩かれまくりだし、
タオルであやうくコンタクト飛ばされそうに
なりましたし、肘鉄くらうし

とにかく少しでもメンバーに近づきたいという
ミーハー願望満載でこれがジャニーズ系ゆえん
なのか~っていう感想。

いろんなモッシュダイブ系ライブに行ってますが
こんな恐怖を味わったのはあまりありません。

せっかくいい音楽をやっているONE OK ROCK
なのにファンがもう少し音楽ファンのウエートが
増えるといいのにね。そうしたらもっともっと
スケールのでかいバンドになるのになぁ~。

ギターなんかもすっごくかっこいいし。
PRSのギターとギブソンのギターを交互に
使ってましたよ。結構挑発的だったし
なかなかこういうギタリストっているようで
いないオーラがありましたね。

ベースの人は(名前まだ把握してないので)
ふつうの時と演奏しているときは全然別人になるからすごい。
まるで鬼っ子みたいに髪振り乱して弾くんだけど
かっこいいんだよね。

ドラムさんも力強かったし、これからどんどん
すごいドラマーになっていきそうな感じだった。

ボーカルは本当に上手いと思う。
それに日本語と英語の組み合わせ方が
すっごくうまいよね。気持ちいいもの。

バンドとしてはすっごくいいバンドだし
ライブもよかった。

あとはファンだけだ。


ONE OK ROCKが終わったら波が引くように
周りにいた女の子たちが一気にいなくなった。
生き返るようだった。

次はFRONTIER BACKYARD

彼らの名前はよく聞くし、曲も少しは聞いたことが
あるけれど、イメージはダンスなイメージ。

実際にダンサブルだったけれど
すっごくほっとして楽しくて
最初は小さな渦なのに
気づくとでっかい渦になっていて
そこにいつの間にか巻き込まれていて
振り回されちゃっていて
それがすっごく楽しくて

っていう感じのライブだった。

とにかくわけわかんないうちに
彼らの手の内に落ちてた感じ。

いいライブだった~。


ラストはlocofrank

期待してたとおり
最高だった。

木下さんのベース弾きながら
笑顔のボーカル最高ですよね。

ロコをこんな目の前で見れるなんて
他じゃありえないかもって
思いながら見てました。

会場はもう男女問わず
ダイブの嵐。
次々に人がステージに向かって
流れてくる感じ。

目の前のライブハウスのスタッフが
動き回る。

で、最終的にはカメラを一台だけ抱えてたかな?
そのまま眼鏡ははずして、塁さんも会場に向かって
ダイブ!

しかもダイブしてまたすぐに会場にもどって
写真撮ってるんだから。
最高のカメラマンだよね!

ロコのset list

survive
Be full
tabacco smoke
cycled promises
side by side
time after time
mountain range
from eighteen
start

en)
across time

time after timeのときに
「これは新しいカバー曲」っていうことを
言ってたんだけど、まるで英語のように聞こえました。
っていうかしっかり聞き取れなかったら
英語みたいに思えただけなんだけど。

この曲が始まったら
「あっ、シンディーローパーやん。」って
テンションあがりました。だって私シンディー大好きだもの。

startのときは会場はぐちゃぐちゃだったと思われます。
(って最前だったから見えないもの。ただ人が流れてくるだけ)

木下さんがいいことをいっぱい言ってました。

累さんが初めてこのSOUND SHOOTERを関西でやったことを
すっごい冒険だみたいなことを言ってました。
開拓者魂みたいな感じかな?
(このまま言ったのではないですよ。こんな意味合いのこと)
一回で終わるかもしれないけれど、
これをあえて最初にやるっていうのはすごい。
その心意気がすばらしいっていうようなこと。

これはおそらくカウントダウンジャパンですら
撤退した大阪なのにっていう意味合いが
あったのかなぁ~って思いつつ、
実際大阪の方が東京よりいろんなイベントにおいて
満員御礼になる率が低いように思う。

どこかロックが育ちにくいのかなぁ~って
思うことがある。
関西人である私がだから東京に住みたいと思うゆえんだ。

昔でいうフォークとかアコースティックサウンドは
結構育ちやすいんだと思うけれど

ハードロック系やパンク系はやっぱり東京に
大阪からはるばる出てこないと大成しない傾向に
あるように思う。

関西だけではでかくなれないんだよね。

学生時代
劇団四季のミュージカルが好きだったころ
電車で同じ大学生たちが会話してて
「劇団四季よりやっぱり関西は吉本やろ。」
って盛り上がってた。
それ聞いてがっかりした。
もちろん、同級生に吉本の人いるし
お笑いも好きだし、吉本新喜劇を見に行ったことあるし
お笑い番組も見るけれど、私は劇団四季も
野田マップも劇団そとばこまちも見るし。

どうも関西人は囲いを作りたがる。
開放的なようで閉鎖的。
もちろん、すべての関西人ではなくて
割合的にそのように感じる。

だけど、今回SOUND SHOOTERに参加した関西人は
きっとそんな囲いをとりのぞいてくれる人たちばかりだ。

次回も大阪で是非やってほしいと
心から願います。

あと、ONE OK ROCKのSET LIST

CONVINCING
完全感覚Dreamer
Reflection
存在証明
カラス
恋ノアイボウ心ノクビド
Viva Violent Fellow


とにかく塁さんに「ありがとう!」
って言いたいライブでした。

終わったあと塁さんにだけ
写真集にサインしていただきました。

ひとりのカメラマンが
こんなにも多くの人を動かすなんて
すごいことです。

カメラマンってふつう言葉で表現しないでしょ。
でも、彼は彼の写真で言葉を発しつづけて
写真で汗を見せて、写真で魂をぶつけてたんですよね。
音楽は見えないけれど、塁さんは音楽を写真で表現できる
まさにSOUND SHOOTERそのものです!

やっぱり最高のカメラマン!






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