HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

バスルームで泣く

2009年05月04日 | 邦楽
今日はもう泣いてない。
でも、3日はちょっとした隙に
涙がでてきた。

やっぱりすごい喪失感。

なんだかんだといいながら

日本のロックはいまいちだと

あの頃思っていた中で

キラリと光っていたバンド

RCサクセション


そこの大スターが


この世を去った。




日本には政治的な音楽や
社会的な音楽を正面切って
やるロックバンドはあまりないけれど

その中でいつもスパ~っと社会を切るように
歌ってきた清志郎


昨日実は家の中の本の整理をしていて
そこで2004年のBridgeを見つけた。

忌野清志郎のソロになってからの
10枚のアルバムを語るロングインタビュー
が載っていた。


ずいぶん前のなのですっかり忘れてたけど

こんな時に突然出てきて

なにかメッセージをもらっているような
気すらしてきた。



これを読み直してたら
なんだか彼の声が聴こえてきて
まだまだ歌ってくれるような気がしてきた。


実際まだ信じられないんだけどね。


読んでて、彼は海外のすごいアーティストとも
いっしょに仕事をしていたのがわかった。

たとえば、大好きだったThe Clashのドラマーのトッパーとか
あるいはブルースブラザーズとか
あと、そこには載ってなかったけど
私の愛するブームタウンラッツでボブ・ゲルドフといっしょに
やっていたキーボードのジョニー・フィンガースも
清志郎のバンドにいたことがあるんだよね。


私の音楽の師は清志郎と同様に自転車が大好きで
彼は今日、清志郎のことを思いながら自転車を走らせたそうだ。



やっぱり家族の前では泣けないから
夜中にバスルームでシャワーの音で
かき消しながら泣いた。

泣かずにはやっぱりいられなかったから。


すっごく悲しい。


インタビューを読んでたら
余計に悲しい。


まだまだやりたかったこと
いっぱいあっただろうと

思うと悲しい。



サマソニで見たかった。



声を失う事を避けて
あえて手術せずに
喉頭がんを治療した彼には
ある程度覚悟はあったんだろう。


歌い手にとって声を失うのが死なんだよね。

だから、彼は声を残し音楽を選んだ。



だから、死んじゃったりしてないんだ。ほんとうは


彼の声がこうしてこの世に
それぞれのファンの家に
CDの中に残されているかぎり


いつだって繋がれる

天国とここで


最後まで歌声を聴かせてくれて

ほんとうにありがとう。


ロックアーティストとしてしか

笑顔のボーカリストとしてしか

私はあなたを知らないもの。


そして


これからもそういうあなただけを
心に抱いていく。



天上のフェスはきっとすごいことになってるよね。

いまごろ


あと彼がその雑誌で言ってたことで心に残ったことは


「言わなければわかんない」

ってこと。


とにかく

「言葉をいっぱい使って相手に伝えなきゃ」

ってこと。



だからこれからも

ここの日記で

私の気持ちを伝えて行きたいって

改めて思った。









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