HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

栄喜 TOUR 2013~encouraged?~at 梅田AKASO

2013年03月18日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
2013年3月17日 晴れ

先日久しぶりに映画「スクールオブロック」を見たんだけれど
そこで主人公のMr.Sがギターを弾く生徒に言うんだ「お前のギターでとろけさせてくれ」
で、聴いたあとに「あ~溶けちゃった。」って。

まさにこの日のライブはそれだった。
溶けちゃった。
参った。
完全にやられた。

SIAM SHADE以来、私は栄喜さんの単独ライブはDETROXしか行ったことがない。
インストアは別として、ライブハウスでは初めてだ。

CDは未来(ひでき)と言ってた時代から買ってはいたけれど
ライブに足を運ぶチャンスが無かった。

そのうちに日々の中に紛れ込んで少し離れていたのは正直な事実だ。
DETROXはとても洋楽っぽくってハードでそのサウンドにはSIAM SHADEという
感じはあまりなくて、別もののバンドであって、それは元SIAM SHADEというより
DETROXという新たなバンドとして好きだった。

そんな中、栄喜さんがまたソロで活動を再開した。
今度は未来ではなく、本来の名前で。
そしてその楽曲はSIAM SHADE時代の疾走感のあるさわやかなロックだった。
私は一気に15年前に連れ戻された。あの時の感覚が蘇って来た。
先日のインストアでは栄喜さんと話せて、握手をしてもらえただけで
ほんと幸せだった。でも今日はそれ以上に幸せだった。


というのはSIAM SHADE時代の曲を2曲やってくれたんだ。

もう二度と聞けないかもしれないと思っていた曲を。
「グレイシャルラブ」と「Passion」だ。

あ~この場にいて本当によかった。そう思った。

そして、新しいアルバムからはすべてやってくれた。
過去のソロの時代のもあったけれど
とにかく、新しいアルバムの曲はすべて大好きだから
それをすべて生で聴けるっていうのはこの上もない幸せなんだ。

栄喜さんのステージの格好は「あのゴール成し遂げる所まで」のPVでの
衣装と同じパーカーだった。少し大きめなのか、手の甲あたりまで隠れていて
それがなんだかかわいくもあった。

梅田AKASOは初めていくライブハウスで
新しいライブハウスだった。
会場の雰囲気はコンパクトにしたゼップって感じかな?

ステージのマイクスタンドはかなり高くて、栄喜さんと
ギターのKAZさんの背の高さがわかる。
だから彼らの姿はよく見えるんだ。
ドラムは今井さんというまだ25歳だというドラマーで
とてもキュートな男前だった。でもドラミングの凄さ半端ないし
あのぶっ通しで次々に行く楽曲について行けるだけの
体力がやっぱりあるんだね。しかもずっと笑顔。
でも、今回で変わるんだって。残念。

もうひとりのギターは土屋さんというギタリストで
栄喜さんが「王子」と呼んでいた。
まさにそれがぴったり。ほんと彼のファンもたくさんいる気がした。
こういう容姿も腕前もそろった天から2物も3物も与えてもらった人が
いるんだとほんと驚くほど、素敵なギタリストさんだった。
ジャニーズ系のグループのサポートもしてたらしくて
でも、彼ならジャニーズより人気でるのでは?

そして、超驚いて、うわ~って思ったのが
ベースが黒夢の人時さんだったこと。
な、なんでここに!って感じぐらいに驚いた。
私はこのツアーのメンバーのこととか全然知らなかったから
ほんとうれしいサプライズだった。
だから、どれほどすごいベースが見れたか想像してみて。
感動以外の何ものでもない。

ほんとバックバンドまで超ゴージャスな栄喜さん。
でもそんなゴージャスなバックバンドを見事にひっぱる彼は
やっぱりキラキラしているオーラのあるロックボーカリストだった。

栄喜さんはいつも歌う時は怖い顔して歌う。
というか超真剣な顔で歌う。

ただ、ときどきふっと笑顔を見せるんだけれど
そのとき溶けそうになる。
ほんと素敵な笑顔なんだ。

MCの中で41年生きてきて、初めて自分と同じ栄を「ひで」と呼ぶ名前を
もつ人と出会えたとその時の感動を話してくれた。なんでもタクシーの
運転手さんらしい。しかもどちらもおじいちゃんに名付けてもらったんだって。


あと、人生初のバラエティ番組に出たらしい。(まだこれからの放映なんだって)
あのマツコデラックスとやべっちの番組。ちゃんと見ないと!いつ頃なんだろうね。
早めに教えてほしいな。そういえば、マツコデラックスよりKAZさんの方がインパクトあったって
言ったことから、この日KAZデラックスと呼ばれてたね。こういわれて照れるKAZさんがキュート。
あの強面な雰囲気からときどき見せるキュートな感じ。(まあ、もともと男前ですが)

アルバムからあの順番ではないけれど
やってくれたんだけれど

「抱き締めたい」を聴いたときは気持ちが高揚した。
この曲の雰囲気がSIAM SHAMEなんだ。ギターのインストの部分も。
ツインギターなんだけれど、KAZさんもツッチーこと土屋さんも
ギターテクが凄い。私は土屋さん側にいたんだけれど
指に間接ある?っていうぐらいにすごく柔らかく指が
動き回るんだ。ほんと何この動きっていうぐらい。
さすがギターの先生だけあるよね。

「あのゴール成し遂げる所まで」は絶対にライブがいい。
すっごくあの疾走感がギターリフやドラミングやベースの絡みで
より濃厚により軽快に直球で心に刺さって来る。

彼の歌は誰かに説教をする音楽ではなく
自分自身の立場で歌うから、それに聴く人たちは自分を重ね合わせて
勇気や元気をもらえるんだと思う。

ある意味、ジャンルは違うけれど、細美武士さんとそういう感覚は
似ているのかもしれない。俺もお前もいっしょだよっていうスタンス。

そういえば安心するぐらい今日は男性ファンが多かったな~
あと驚いたのは妊婦さんも来られてたこと。
お腹の子どもさんもきっとそのビートを感じ取ってるんだろうな。
体内でも赤ちゃんには音は聞こえるからね。
生まれてちょっと話せるようになったときにその旋律を歌い始めたら
感動するだろうな。
生まれたての赤ちゃんを連れて行くのはだめだと思うけれど体内なら
まだ直接耳とかに音が当たる訳じゃないから大丈夫だと思う。


「Start」を聴くと全身がジェット機のように舞い上がる感じになる。
大げさな表現かもしれないけれど、ほんと全身が鳥のようになる。
あるいは目の前に広大な草原がぱあ~っと広がる感じ。

アンコールは2回あったんだけれど
その時は栄喜さんやみんなTシャツに着替えてた。
だから彼の気合努力根性とやっぱりオオカミのタトゥーがはっきり見えた。

会場で限定のDVDを買ったんだけれど、それにおまけでもらった袋に
入っていたのは栄喜さんの笑顔の写真のはがき。笑顔のはあまりないから
なんかうれしかった。彼の笑顔が一番好きだから。
いつも愛情いっぱいの彼。ファンに対していろんな人に対して。
彼ほど今どき珍しいくらいに人情っていう言葉をそのまま生きている人は
少ない気もする。

ファンの年齢層は高くなっているのかもしれないけれど
若い人もいっぱいいて、かなり幅広い年代に愛されているんだね。

当分はこのライブを思い出して、ニヤニヤしてしまいそうだ。
ほんと彼もバックバンドもみんな素晴らし過ぎて
これはもっといろんな人に伝えて実際にライブを見てもらわないと
って改めて思った。私の相方も今度は連れて行こう。

チャンスがある方は是非見に行ってください。
絶対に気持ちが明るくなってパワーをもらって帰れるから。
そして、愛情をいっぱい注いでもらって帰れるから。






コメント
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