HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

夏の祭り

2006年08月16日 | 洋楽
あれほど待ちに待ったサマーソニックもあっという間に過去となってしまい、なんか私の中では夏が終わってしまった気分です。

さて、8月12日の大阪南港・・・ここまでが遠かったのであります。去年も確か土曜日に行ったから、その感覚でしかも去年より早く家を出たにもかかわらず、驚異の帰省ラッシュにひっかかり、道路は膠着状態・・・名神で中国自動車道への分岐点までがすごかったわけで、そこまで4時間強。その間、内心「大丈夫か~?」って自問自答しながらも、運転するのは私ではないので、ドライバーをイライラさせてはならぬと、それはそれは大変でございました。分岐点を過ぎると大阪へ向う名神はすいすい・・・「なんじゃこりゃ~」状態でありましたが、そこからはスピードアップ!

南港に着いたら、駐車場は端っこの方のしか空いてなくて、そこで止めてから、チケットの交換ブースへ行くにもかなり歩かねばなりませんでした。そして交換したら、すぐに野外会場へ・・・

そうELLEGARDENを見なければ、意味ありません。会場に入ったのは出演時間の5分前。そしてぎりぎり間に合いました。

かなり後ろの方ではありましたが、大型スクリーンもあったし、豆粒ぐらいでも姿は見えたので、そんな事は問題ではありません。ただ、彼らの曲を大好きな曲を全身で浴びれればよかったのだから・・・

スペースソニック
The Autumn Song
marry me
missing
スターフィッシュ
Red Hot
Salamander
新曲
ジターバグ
Make a wish

日が立つと記憶が混乱して(歳のせいでもありますが)、多少曲順が違っていると思うけど聴きたい曲が聴けてよかったです。Salamanderの次にやった曲は初めて聴いた気がしたら、細美君は「新曲です」って言ってたから、ほんとのできたての新曲だったのかな?

ほんとうはジターバグで終わりみたいだったけど、細美君が「もう1曲やりたいんだけど、やっていもいいですか?」って会場の皆に聞くわけ・・・

いいに決まっているよね。それどころか「して下さい」ってお願いしたいくらいだったもの。

ああいう大舞台に立ってもいつも謙虚な細美くん。ほんとに心が温かくなります・・・って外は暑かったけど(笑)

それとそのラストの曲の前だったか、演りはじめて、「あっ、ちょっと待って、チューニングが狂ってる」って、いったん演奏を止めて、チューニングをする細美くん。そして「あっ、できた」って笑顔と共に演奏を開始する彼を見て

「ぜんぜん変わってないな~」

ってうれしくなりました。かつて地元のちっぽけなライブハウスでも彼はチューニングに時間をかけていました。「ごめん。でも、やる時は最高の音でやりたいんだ。だからチューニングはちゃんとしたいんだ」って・・・
ほんの隣に立っていた彼らが今はあ~んなに遠くに見える存在になったんだと思いながらも、その心は今もあの時のままだと思うとますますELLEGARDENを愛する心は強くなりますね。

ずっと笑顔の細美くんと高橋さん・・・ドラム叩きながら、あの笑顔。最高。
完璧なまでの演奏は私といっしょにいった音大出身者もうならせました。あとの洋楽のバンドよりもチューニングは完璧だったし、力があったと同伴者は言ってました。これからもっと伸びて行くバンドだと・・・

「Make a Wish」の時はあの広い会場のいっぱいの人たちが一つになっていましたね。ほんとにすばらしかったです。

彼らが終わって、さすがに渋滞疲れが相方さんに出たので休息と昼食をとりにいきました。毎年行くお蕎麦やさんへ・・・冷たいものが食べたくなるでしょ(笑)

その後、グッズ販売に行くと見事にほとんどTシャツは売り切れ。まあ、サマソニTシャツはチケットの先行予約でもらったからあきらめもつき、アーティストのTシャツではマンドゥ・ディアオの新譜のタイトルがついたのをサマソニに来てない弟子AのためにELLEGARDENの黒のTシャツを弟子Bのために買いました。2人ともあげたら、早速着て喜んでました(笑)

タワーレコードのブースではタオルを、HMVではバンダナをいただきました。ラッキーでございます(笑)オアシスという休憩場所ではお笑いのステージもあり、ジャンクションが出てました。

さて、この日私が見たバンドは

ELLEGARDEN → THE KOOKS(途中で出て移動)→ LOSTPROPHETS → MY CHEMICAL ROMANCE → MUSE → LINKIN PARK

でありますが、私の中での一番はやっぱりELLEGARDENであとはMY CHEMICAL ROMANCEとMUSE。

マイケミはボーカルのジェラルド君があまりの変身ぶりで、ほんとイメージが変わりすぎて・・・まあ、やってる曲はいつもの曲なんですが、ドロドロどころかオレンジカウンティ系っぽい乗りで、そうゼブラヘッドとかオフスプみたいな(笑)感じの雰囲気で、ちょっと混乱しましたね(笑)だって、彼らはゴス系パンクって感じだったから・・・黒と赤・・・ってかんじの。それが「誰やねん」みたいに金髪の短髪におなりになって・・・外見も大事な印象なんだな~って

でも、曲は期待したとおりよくって、演奏もうまくって、ジェラルド君のトークも炸裂してて・・・たとえば物語を語る彼・・・「ハンサムな王子が馬にのってドラゴンをやっつけにいく話。剣を抜いて戦う・・・」ってな具合。いろいろ話をしてくれたけど、英語なのでね・・・でも
「このくそったれな(悪い言葉使いではありますが、こう言ってた)世界の中でこの国が大好きだ」って言ってくれてたのがうれしかったです。あと、細美くんのように「あと1曲やっていい?」と言ってその後に冗談で「ブ~っていうんだよ」って皆に「ブ~」ってブーイングのまねをしたら、私は内心会場に「ブーっていうなよ」って願ったら、皆は「ブ~」って言ってしまった・・・でも、彼は笑って言い返しました。「今のは冗談さ」って・・・そして「HELENA」で会場は最高潮になって、皆飛び上がってましたね。胸の奥をぎゅうっと掴まれるようなこの曲を生で聴いてほんと泣きそうでしたよ。私はステージを見て、またまたこのバンドが好きになりましたね。やんちゃ小僧ながら、しっかりしている演奏と歌。またライブを見たいバンドですね。

MUSEはかつて心斎橋クアトロで見た時は新進のバンドで3人だけでやっていて、それでもかなり芝居がかったパフォーマンスでそれがまたよかったんですが、こうして大きなステージで何年ぶりかに見ると「なんてでっかいバンドになったんだ」って改めて実感しました。メンバーは3人ですが、バックにはキーボードやらコンピューターを扱う人やらいて、素の3人ではありませんでした。白いピアノも用意され、華麗なるピアノ演奏も聴くことができました。ボーカルギターアンドピアノのマシューは全身赤で決めてましたが、それが下品にならないところがすごいな~って思います。赤がどうやら好きみたいだけれど、どこか品がいいというか、高貴な香りがするんですよね~不思議ですが。ますます音が凝って、打ち込みもいっぱい入って、複雑になってきているんですが、後半で初期の「プラグインベイビー」とかやってくれた時は私は一気にハイテンションになりましたね。

この曲が大好きで、いっとき携帯の目覚まし曲がこれで毎朝「プラグインベイビー~」で起きていたぐらいですから(笑)・・・まあ目覚ましにMUSEを使うっていうのはちょっと変わり者かもしれませんが(笑)

このMUSEあたりからはもう野外も人がいっぱいでかなりすごい事になってきてました。そして、とりのリンキンパーク・・・かなりすごい状況になってきたので出口近くの方に移動しました。そこで見ていたのですが、私はほんとに初期の「ワンステップクローサー」あたりが好きで、アルバム『メテオラ』は持ってはいたのですが、売れたアルバムのわりに私はぴんと来なくて、珍しく手放したアルバムだったので、彼らはどうなんだろう、実際は・・・って見てたんだけど、イマイチ今日見た他のバンドほど魅力を感じなかったうえに同伴者は「彼らの曲は好きじゃないから出る」というもので、まあ、必死で見るほどでもないな~って途中で出てしまいました。

去年のオアシスやウイザーにくらべると今年はとりはそれほどだったような・・・リンキンは出た当初は勢いがあって、新鮮でロックとヒップホップを見事に融合してたのに、なんか2作目から売れ過ぎたせいか貫禄ですぎて、つまんなくなったんです。ってこれは私の印象ですが・・・

とりって難しいですね。どんなバンドがいいのかな~。レディオヘッドも出たし、あと誰がいるかな~。レッチリは来てほしいけど。来年あたり。それかコールドプレイとか・・・とりでなくていいけどASHもフィーダーも来てほしいな~。

暑い夏の祭りも終わって、帰りはなんと1時間10分で家に到着・・・朝の5時間はなんだったんでしょう。しかし、よく運転手さんは耐えてくれたものです。感謝です。そういえば、年に一度だけですね。こうして一日2人だけで過ごすのは・・・協力者たちにも感謝です(笑)










コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする