HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

STAY GOLD

2006年03月08日 | 音楽・映画・本
最近よく見る「三菱UFJ信託銀行」のCM。長島元巨人監督と息子の一茂氏がキャッチボールしているあれです。あのBGMに流れる曲をご存知でしょうか?

映画『アウトサイダー』の主題歌でスティーヴィ-・ワンダーが歌う名曲『STAY GOLD』。私の子どもの頃の青春ソングであります(笑)

まず、この映画は確か80年代の映画でアメリカのはみだした若者の愛と友情と葛藤と家族愛と・・・そして悲劇を描いたフランシス・コッポラ監督の映画であります。これには当時無名だったトム・クルーズやついこの間アカデミー作品賞を取った『クラッシュ』に出ているマット・ディロンや今や大女優になっているダイアン・レインなんかが出ている映画であります。

映画も心に刺さるのですが、この映画のオープニングがすばらしい。映像美であります。こんな映像撮ってみたいと思うような・・・そこにこの曲『STAY GOLD』が重なりあって、最初でノックアウトであります。

この『STAY GOLD』はアメリカの詩人・ロバート・フロストの詩から来ています。その詩のタイトルは遠い昔に読んだので忘れてしまいましたが、この言葉には「大人になっても子どもの時に誰しもが持っている心の中の黄金の輝きを失ってはいけない」というような意があったようにうっすら記憶しています。

ロバート・フロストの詩はすばらしいものが多く、アメリカのミュージシャンなんかも結構影響を受けている人は多いと思います。日本語訳の詩も出ていますので、機会があれば是非読んでほしいな~って思います。

っていいつつ、私もこの曲を最近CMで聴くまでずいぶんフロストの事を忘れていました。そして、この前から「林檎の詩でおもしろかった詩・・・誰の詩だったかな~」って思っていたところ、それがフロストの詩だということも思い出しました。

また機会があれば、フロストの詩についても書いてみたいなと思います。

とにかく、深い詩であり、心に滲みます。
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石鹸みたいに・・・

2006年03月08日 | Weblog
私はときどき(いや、いつも?)妙な事に感動してしまう。昨日、手を洗う時、石鹸を泡立てながら、ふと「石鹸って報われているのかな~」って考えてしまった。

こんなにもいい香りを残し、バイ菌を退治し、いつも清潔にしてくれるのに、気付くと消えてしまって、跡形もなくなってしまう。果たしてそこにあったのかもわからなくなる。

でも、石鹸を使った人は確かに気持ちはよくなっているし、きれいになった気がしている。それってすばらしい事ではない?

たとえ、自分がいたかどうかわからなくなっても、そういう風に誰かを気持ちよくさせることで石鹸はきっと幸せに思っていると考えるのは私だけ?

これを人に置き換えて考えてみたら、その人といるとなんか心が洗われるような人がたまにいる。まあ、この薄汚れた世の中(笑)で、なかなかそういう人と出会うのは難しいのだけど、ほんとごく稀にいる・・・

でも、案外気付かないもので、その人がいなくなってしまって初めて気付くこともある。石鹸のような香りを残して、そういう人は振り返るとすでに人の海の中に紛れて、私には果たしてその人が実際に存在したのか、それすらも自信がなくなってくるのだけど、心にすがすがしさが残る時は

「確かにいた」と。

自我を強調せず、存在感などなくて、ふわふわとシャボン玉のように浮かんで、それでいて人を幸せな気持ちにさせるような人生もいいな~って最近思う。けっして、見返りなんて考えずに・・・ただ、消えて幸せの香りを残す人生・・・
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