福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

清水さんに四国遍路の記録を作っていただきました。

2013-05-13 | 開催報告/巡礼記録
 2013.5.12..
                         清水茂昭

四国お遍路の記
                             
福聚講の四国お遍路に妻と二人で参加しました。  今回は講元の高原師ご夫妻の
ほかは我々のみでした。 我々には初めてのお遍路でたいへん緊張しましたが、
高原師から服装、持ち物、参拝の仕方とすべてをご指導いただき実にスムーズに
お参りをすることができました。 初心者には実に恵まれたお遍路だったと感謝して
おります。

5月2日の午後、徳島駅で合流し、出迎えの金比羅タクシーで初日は1番札所の
霊山寺から7番札所十楽寺までお参りしました。 その日の泊まりは6番札所の
安楽寺宿坊でした。  2日目の5月3日は、8番札所の熊谷寺から20番札所の
鶴林寺までまわり、坂口屋で泊まりました。 3日目の5月4日は 坂口屋から
タクシー、ロープウェーと乗り継いで21番札所大龍寺に登り、お参りのあと
徳島市内に戻りました。  その日のうちに高野山に移動される高原師ご夫妻と
徳島港でお別れし、我々は市内に宿を取り、市内観光を楽しみました。

1日目の霊山寺は弘法大師が修法され、第1番と定められたお寺だけに山門に
立つだけでいよいよお遍路の始まりだという緊張感で身が引きしまるようでした。
第3番金泉寺では弘法大師が錫杖で泉を湧き出させられたという井戸があり、
覗き込んで顔が映れば息災、長寿のおかげを受けるとのことで、我々も顔が映り
一安心しました。 1日目の安楽寺の宿坊では夕食の前にご住職の講話があり、
ろうそくを灯篭に見立てての灯篭流しもあって、先祖供養もさせていただきました。

2泊3日の短いお遍路でしたがどのお寺にもお大師様のおかげを受けた人々の
物語が伝わっており、感謝の扁額なども残されていてありがたいことだと
実感もできました。 なかでも奥様の脊椎カリエスが悪化し死の直前に追い込
まれた水谷ご夫妻が安楽寺のご住職のすすめですがる思いで88ヶ所巡拝をされ、
第27番神峰寺の山中で不思議な霊感を得て全快されたという話しは昭和30年代と
最近のことだけに心打たれるものがありました。  

21番大龍寺は高原師が虚空蔵求聞持法の難行をされたところで、修行された
求聞持堂も遠くから拝見してきました。  折から今年初めての求聞持行者が修行中との
ことでした。 大龍寺副住職様は「求聞持行者が入堂中には不思議なことに必ず以前の成満者が突然訪ねてくる。」とおしゃっていました。

高野山に向かわれる高原師ご夫妻を徳島港でお見送りしたあと、市内までの車内で
タクシーの運転手さんが問わず語りに最初に就職した会社のことを語り始め、
話が進むにつれ小生の大学時代の親友と同じ会社の同期入社で同じ部門にいた
ことがわかりました。  親友は2年前に亡くなっていますが、四国遍路の
途中で思いがけず彼に縁のある人に出会うとは実に不思議なことだと感じました。

いろいろ感ずるところの多かったお遍路でした。 これを機に、歩き遍路とまでは
いきませんが、なんとか88ヶ所のお遍路を続けたいものだと思っています。 
なにかと教えをいただき、お世話になった高原師ご夫妻には深く感謝申し上げます。


 


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