福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

拝んでもお陰が頂けない時・・

2023-12-10 | 法話
拝んでもお陰が頂けない時・・1,新義真言宗の開祖興教大師覚鑁上人は「末代真言行者用心」でこうおっしゃってます。「なかなか効現のあらわれないのは、仏様がその人の信心を試されている場合、本人の宿業が重い場合、かすかに成就しているが本人が分かってない場合、しばらく魔が隠している場合など、があるが深い信心をもって修行を続ければ必ずお蔭がある。」(「経にいはく(大日経のこと)いかなる心をおこすもの必ず悉地を . . . 本文を読む
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今日は後宇多法皇が宸筆を以て神護寺に大師御筆の八幡大菩薩像を返却された日です

2023-12-10 | 法話
今日は後宇多法皇が宸筆を以て神護寺に大師御筆の八幡大菩薩像を返却された日です。以下「宸翰英華」等によります。僧形八幡大菩薩像は神護寺に安置されていたが平安末期に神護寺が荒廃した折、鳥羽上皇に献じられ天皇の勅願寺鳥羽勝光明院の宝蔵に収められていた。その後後鳥羽天皇の時代に東大寺手向山八幡の御神体にという議が持ち上がったが神護寺の文覚の申請で後宇多法皇は大師尊崇の念から神護寺に返還された。これはそのと . . . 本文を読む
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今日は高麗の書状に後深草上皇が激怒された宸翰を発せられた日。

2023-12-10 | 法話
今日正応五年1292十二月十日は後深草上皇が、天皇(後深草上皇の第二皇子・伏見天皇)に高麗の書状に激怒された宸翰を発せられた日。以下「宸翰英華」等に依ります。このご宸翰は後深草上皇が正応五年1292十二月十日、天皇(後深草上皇の第二皇子・伏見天皇)に宛てられた御消息。上皇は高麗の牒状をご覧の後、このご消息を附して天皇のお手元にお返し遊ばされた。元の国威を恃んで僭越にも我が国に対し服属を勧誘した高麗 . . . 本文を読む
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後宇多天皇が大師筆「八幡大菩薩像」をもとの神護寺に施入された日

2023-12-10 | 法話
(重要文化財)後宇多天皇宸筆御施入状後宇多天皇宸筆御施入状 (重要文化財・神護寺)「八幡大菩薩御体一鋪 右、多年勝光明院宝蔵に納めらる。而して往日の元由を尋ね、永く神護寺に安置する所也嘉元四年十二月十日」(宸翰英華)解説に「神護寺創立の初よりその金堂に安置せられてあった僧形八幡の霊像は大師の描かるところとして深く尊信せられてゐたが、平安末期に神護寺が荒廃した折に、鳥羽天皇に献上せられて天皇の勅願寺 . . . 本文を読む
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陸軍衛生伍長 円城知三命 戦死の日

2023-12-10 | 先祖供養
陸軍衛生伍長 円城知三命 戦死の日靖国神社社頭掲示の「生還は帰せず」陸軍衛生伍長 円城知三命(昭和19年12月10日 レイテ島にて戦死、滋賀県出身)の妻への手紙。妻が乏しい生活の中から戦地の夫へ無駄と知りつつ必死で為替を送ってきたことへの返信です。子供のことも書いてあります。涙なくして読めません。「手紙正に拝見しました。子供の便り殊に嬉しく、折々読み直す楽しさ、何ものにも勝ります。同封の為替、当地 . . . 本文を読む
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この世では正義は負け、夢は破れ、祈りも叶わない、しかし勝負はそこからだ・・

2023-12-10 | 法話
「正義は負け、夢は破れ、祈りも叶わず、そんなことこの世の中では当たり前だ、しかしそこからが本当の勝負だ。」(A師)「天道是か非か(史記)」という言葉は古来人々が繰り返し口にしてきました。しかしこれは現象を瞬間的に見た言葉です。長い時間軸で見ればそこからが本当の物語の始まりなのです。そこからは「天網恢恢疎にして漏らさず」で「因果応報」であり「福聚海無量」です。・本田宗一郎の言葉「がんばっていれば、い . . . 本文を読む
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