初梅や 見知らぬ人と 覗き込み
中村 梅士 Baishi
今年の初梅は十日えびすの頃だったにちがいない。
十日えびすには行かなかったが、初梅は見に行くべきだ
ったと思う。
今年、初梅を見たのは老母が骨折入院したというので病
院に駆け付けた日だった。
病院に行っても面会は禁止されていた。
みぞれが吹雪のようにけぶった日である。
去年の今頃は満開だったかと思っていたが、去年は14日
に初梅を確認したのだった。
共産コロナに汚染されていなかった2019年の正月は、正
月早々咲き揃っていたのだ。
コロナ騒動が武漢に始まったのはその年の暮れだった。
来週早々から初授業だが、コロナ感染者が一人出たと言
うことで完全休校、授業はリモートでと言うことになった。
中共コロナ三年目・・・、やはり転機が来ていると考え
るべきだろう。
老母は頑固に骨折修復手術を拒絶したために介護ホーム
も病院も出なければならなくなったが、幸い、骨折した場
所がデイケアの日にその施設内だったので、そこが受け入
れて、最後まで面倒を見てくれることになったという。
元女医さんの友達もいる病院経営の施設である。
母らしい活路である。
自分は何も手助けできないリモートの存在に落ちてしま
った。
今年に入って一度会っていたから、それが最後になった
ということか・・・。
自分も最後は身ぎれいに始末してこの世を去りたい。
海部元首相が91歳で老衰死したという。
老衰には若すぎるという印象である。
元首相だからセレブなのだろうが、公人としての印象は
ない。
小選挙区制導入を画策したが失敗して退陣したというこ
とが業績だったのだろうか。
小選挙区制は多数派絶対優位の不公平な選挙区制である
が、与党が絶対多数をとって憲法改正に道を開こうという
趣旨で、まあええかあ、ということになった。
しかし、憲法改正という発想が既に陳腐である。
そもそも、九条改正案を見ると、原文そのままに、自衛
隊を認めるという追加改正だという。
独立国家たらんとする危機感も「やむにやまれぬ大和魂」
という政治家の気概も感じられない。
憲法改正の発議には程遠い寄生虫型議会と政府である。
もはや、小手先の改憲や選挙法改正では腐敗を進めるだ
けである。
今の政治体制そのものが老衰で死滅してほしいものであ
る。
日本国独立宣言・神聖・新アジア共栄同盟
New Asia Happiness Party