振り向けば ハナミョウガだべ 花遍路
梅士 Baishi
今日は五月の晦日である。
まだ、爽やかな風が吹いている。
遍路道を歩くと、季節の山野草が楽しい。
ヤマフジの咲く4月下旬頃が一番美しい。
竹林の中に、宇宙人のような赤い花が見えた。
開花前だったが、ハナミョウガである。
ふ~ん・・・。
紫陽花が咲き始めた。
菖蒲も咲いているのだろうか。
博多の町には、待ちかねた祇園山笠の男衆がぶらつき始める頃で
もある。
季節は初夏というべきか。
【 礼儀とは何か~ 制御可能な距離・選択自由な関係 】
「相手に対する敬意です。」
「長く付き合ってゆくためのものです。」
いろんな答えが返ってくる。
思うに、「関係を自治的にコントロールできる距離を敬意という形で
表現した姿勢」というべきか。
敬意の根拠は、信仰心にある。
仏神の前の平等という謙虚が前提にある。
信仰なき礼儀は形骸である。
お近づきの印にと、たくさんの貢物を持ってくることは礼儀に叶って
いるのか。
そんな男がいれば、無関係でいるほうが良い。
買収というべきであり、無礼であろう。
国もまた同様である。
日本はどうなのか。
国際的礼儀というのは、ODAにしても、互恵関係の大義名分が必
要であろう。
後進国であっても、乞食ではないのだ。
金のない国に金を貸すというのもいかがなものか。
共同事業を起こすというのが礼儀なのではないか。
中国のやり方は無礼千万、危険な接近である。
なにしろ、中華という名称が無礼である。
ユダヤの選民思想も同様である。
人は皆、神の子、仏の子という考えが、礼儀の根本になければなら
ない。
人間関係も、あまり近すぎてはいけない。
自治的距離、選択の自由を奪わない距離というのが礼儀である。
引き合いつつも、月と地球の距離を保ちたいものである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi