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神々の 紀元の国を 委ねられ
馬糞 Bafun
日本文明のルーツというべき八百万の神々。
その国づくりを語るかのような沢山の島々がちりばめられた佐世
保の九十九島は、海から見ても空から見ても美しい。
日本とは、なんと美しい国なんだろうと、ほっとする大和の国の
風景である。
しかし、日本人にとって、海は遠いところになった。
博多にいてさえも、海の風景は日常にはない。
港は交通機関が整備されず、不便なバスか、高いタクシーか、
自転車かである。
陸と海とが疎遠になっているのだ。
道路作りに反対が多いのであれば、海の交通と陸の交通をつ
なぐ海陸交通整備に予算を取って欲しいものである。
高速艇と運河と港鉄道と土地強制収用法の強化である。
交通整備の最大の障害は、土地所有制度である。
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八百万yaoyorozu 九十九島の 春は明け
そらみつやまとの 海に栄えり
馬草 Magusa
交通革命、都市計画のための土地所有制度変革論
以前にも書いたとおり、不動産所有制度には高度の公共的責
任がある。
土地家屋の市場価格は、その利便性によって変動するが、利便
性は個人の努力によるものではない。
公共投資による利便向上の利益を個人が得るというのは、公平
ではあるまい。
したがって、土地所有制度は廃止し、土地利用権とするべきである。
即ち、土地は常に自治体に属する。
利用権者は、利用料を自治体に支払う。
自治体の独立の基本制度ともなるであろう。
結局、所有という概念を借地権化することによって弱め、固定資
産税に相当する部分を借地権相当に転換することを意味する。
土地の資産価値は公益利用による規制を大幅に受けることに
なる限りにおいて、下落することになる。
公益を貪っていた土地所有権を正す革命である。
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さらに一歩を進めて考えれば、所有権の本質は利用権であり、
利用責任がある法的地位というべきである。
そもそも、資産の本質は生産努力による付加価値増大にある。
こうした所有概念に潜む行過ぎた自由主義を是正することは、
あらたな発展を生むための交通整備や都市計画には欠かせない
革命である。
その結果として、過密な都会が緩和され、住みやすい住環境が
整備されることになるであろう。
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九十九の さざれ巌 iwao の 紀元より
八百万の神 国を造りぬ
馬糞 Bafun
では、その革命を誰が断行するのか。
外患による危機が明治維新を生んだように、
今、チャイナの属領化の危機に直面して、大胆な防衛体制と都
市改革、交通革命の必要に迫られている。
幕藩体制に相当するのが、現体制の「憲法護持&改正派」である。
「日本国憲法」を有効と認める戦後派というべき現勢力である。
これを転覆するべき維新派とは、日本国憲法の無効を宣言して、
新憲法を制定する「新憲法制定派」というべきであろう。
21世紀日本の維新派である。
しかし、日本伝統の象徴である天皇の下での原点回帰を模索す
る革命であるから、明治維新と同様の性質を持っているといえる。
こうした、維新改革派が台頭してくることを望む。
残された時間は、10年余である。
台湾を守り、日本を守らなければ、日本という国家はチャイナに
よって滅亡することになるであろう。
梅士 Baishi