魂を 盆提灯に 招きつつ
馬糞 Bafun
西瓜を割るのが面倒で、冷蔵庫を窮屈にしたまま、満
月のスイカが鎮座している。
しかし、売り場に西瓜の姿がなくなってくると、もう、
西瓜は売っていないのかと心配になる。
ひんやりとする夏だが、西瓜なくして真夏なしである。
霊など信じないと言いながら、盆になり、墓があり、
何がしかの霊との交わりがある時節に入った。
しかし、その霊との付き合いも盆の雰囲気にすぎない。
鳩山由紀夫の守護霊の霊言を読むと、そのお公家さん
の姿をした正三位という守護霊には、霊としての自覚が
なかった。
問われて初めて、そういえば、藤原定家の親戚で宮中
に上がって政治にも関わっていたということを思い出し
たようである。
キムジョンイルの守護霊も同じである。
霊? なに、それ。
私は将軍様である・・・。
私の守護霊が誰かは知らないが、自他を分けて、第三
者的である。
それだけ、霊の自覚をしっかりと持っているようだ。
自分よりも恵まれた身分の人であろう。
守護霊と対話している実感はないが、守護霊によると、
わが半生は、「この者には、何もよいことがなかった」
と同情されるほどに悲惨な人生であるらしい。
確かに、仕事も地位も金にも恵まれなかった。
しかし、面白い時代に生きていることは、とても恵ま
れていると思っている。
何しろ、仏陀再誕の時代に気が付いているのだから。
わが人生の終盤戦が、日本の命運に関わる動乱となる
ならば、水を得た魚のように、一働きして、ああ、面白
かったと思って死ねるのかもしれない。
武士道とは、まさに、死に甲斐に生きるということで
ある。
【仕事とは何か】
仕事とは、発展的価値を生み出す働きである。
企業が苦しいというのは、発展の姿を見失っていると
いうことだろう。
あるべき未来を描くことが肝要である。
それこそは、新しい人材に求められていることである。
新しい価値とは何か。
まずは、従来の商品の価値を高めることである。
品質を向上し、サービスを向上することである。
これが一番取り組みやすいことであろう。
もう一つの新しい価値とは、連想的に生み出される新
発想である。
どうせなら、こんな風であったらいいのに・・・とい
う発想をしてみることだ。
そういうことが、若者たちに求められているのだ。
参加したい会社があるならば、無給社員として価値を
創造し、提案し続けよ。
そうした気概が求められているのだ。
それがあるならば、不況ほどの面白い就職チャンスは
ないではないか。
経済とは、人が喜ぶ価値を生み出すことである。
初めて電灯がともり、初めてテレビが映り、初めて音
楽が鳴り、新しい冷蔵庫が入り、新しい布団に包まれ、
新しい服を着て出かけられる。
そんな喜びが生み出し続けられて今日の経済が発展し
てきたのである。
若者よ、人が「わ~っ」と喜ぶ価値を生み出すことで
ある。
そんな提案、着想が、人材としての自己アピールであ
る。
仕事をくださいなどと、物乞いの就職活動など、する
べきではない。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi