エルダーBP

登山 写真撮影等多趣味ですが最近は卓球で登山のためのトレーニングして 山岳写真撮影に励んでいます。

5300年前のミイラ、アルプス山中で見つかった、アイスアン解剖の巻

2013-03-26 | 民族学、考古学!?
皆さん「アイスマン」を知っていますか、先日NHKでアイスマンを解剖し調査した時の番組が放映されました。
この番組は私に取って非常に興味が有る内容で、衝撃的でした。
アイスマンは添付の記事に記載した通り、1991年にドイツの登山者により偶然発見され、最初は古いミイラとは知らずに警察により検死が行われましたが、非常に古い時代のミイラと言うことが分かると、冷凍保存されていました。
そして今回現在の科学技術を総動員し、解剖による調査が行われました。

主に分かったこと(推測を含む)
1)アイスマンは比較的平地に住んでいたが、何か(誰か)に追われて、標高3000m以上の高山に来た。
2)背後から弓矢で撃たれ、体内に矢じりが残った。
3)その後、石のような物で頭を打撲され、脳出血で死亡した。
4)胃や腸に残っていた物から、豊かな食生活を送っていたことが分かる。(パン、動物の肉など)
5)銅でできた斧と弓矢を持参していた。
6)靴はクマの皮製。
7)背骨の下部(尾骶骨に近い)に脊髄がズレた痕跡があり、腰痛持ちだった。
8)腰の背中部分と足首に入れ墨があり、大変不思議なことに、東洋医学で明らかになった、腰痛に効くツボの位置と一致する。
 私はこのことを一番興味を持ち、不思議に思いました。
アイスマンの亡くなった時期は5300年位前と測定され、メソポタミア文明が開化した頃と推測されるからです。
そしてそれは中国の黄河文明はまだ開化する前なのです。