英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『エンド・オブ・キングダム』(BS-TBS、2020年2月11日放映)

2020-02-13 21:21:06 | ドラマ・映画
映画のレビューは滅多にしないが、本作は書く意欲を湧き出させる出来だった。

【あらすじ】
イギリスの首相が謎の死を遂げ、ロンドンで行われる葬儀にアメリカ合衆国大統領ベンジャミン(アーロン・エッカート)が出席することに。2年前にテログループによるホワイトハウス陥落に立ち向かったシークレットサービスのマイク(ジェラルド・バトラー)も彼を護衛するために同行する。各国首脳がロンドンへと結集する中、彼らをターゲットにした同時多発テロが発生。歴史的建造物が次々と崩壊し、犠牲者が続出する。マイクとベンジャミン大統領は世界を混乱から救おうと立ち上がるが……。


 白状すると、大統領を何とかヘリに乗せたが、スティンガーミサイル(肩に担ぐ地対空ミサイル)での攻撃を受けるシーン辺りからしか見ていない。ミサイルを何とかかわそうとしたが、それもむなしく撃墜されてしまったのだが、この攻防がスピードと迫力があり、引き込まれて視聴したのだが、この後、どんどんつまらなくなっていった。

 何しろ、大統領を警護するシークレットサービスのマイク(ジェラルド・バトラー)が強すぎで不死身ヘリにミサイルが直撃し、墜落したというのに、ほぼ無傷。
 その後、乗った車の横っ腹からが大型車に激突され、車がぶっ飛ばされたのに、やはり、ほぼ無傷(意識が朦朧となり、大統領を連れ去られてしまったが)。マイクと同様な目にあった大統領もほぼ無傷!

 テロリストも意図も理解不能。
 最優先の目的が「全世界に大統領の処刑のシーンをネットの生中継で流す」事らしいが、普通、ミサイルで撃墜したら死んでしまうのではないだろうか?
 公開処刑にこだわったため、マイクの逆襲を受け、大統領を奪回されたうえ、殲滅されてしまった。そもそも、「大統領を連れ去る際に、朦朧状態のマイクにとどめを刺しておけ」と言いたい。
 クライマックスの敵のアジトに乗り込み敵を殲滅するシーンは、機関銃をぶっ放すだけで、敵は一網打尽。お約束とはいえ、マイクは被弾しない(一度被弾したが、防弾チョッキを着ており無事)
 大統領を救出した後も、敵の攻撃に遭い、絶体絶命となるが、援護部隊の隊長がマイクから託された爆破スイッチを押し、敵を壊滅。マイクたちは、ダッシュボードに飛び込んで、危機一髪で難を逃れた。
 爆薬はいつ仕掛けたのだろうか?建物の構造もどうやって把握したのだろうか?(隊長から、簡単な見取り図を示されたが、小学生の落書きに毛が生えた程度)

 とにかく、正義のため?とはいえ、殺戮シーンの連続。マイクが必要以上に暴力的。
 映画序盤の各国首脳の殺害シーン、歴史的建造物が次々と破壊されるシーン、ヘリコプター撃墜シーンが見せ場だったのだろう。
コメント (2)
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