《ここ数年、疲弊を感じさせる脚本家の輿水氏》
《前後編モノは構成のバランスがとりにくく、冗長なストーリーになりがち》
という不安要素があったが、頑張った方ではないだろうか←思いっきり上から目線…お許しを
1.浦島太郎になぞらえたストーリー(評価して良いのか、若干、躊躇するが)
・冒頭の少年たちの“乙姫たちはテロリスト”……乙姫がテロの主犯で連続殺人鬼でもあった
・右京の竜宮城体験……薬物“ロシアンルーレット”を盛られ、トリップ
・玉手箱……ロシアからの贈り物は開けたら臨界状態になるプルトニウム製の玉手箱(爆弾)だった
話がそれるが、「なぞらえる」は「準える」と書くことを初めて知った
2.意外な?連続殺人の犯人
「“素手でほぼ一撃で殺害”という手口から犯人は岩田(船越英一郎)しかいない」と思われるが、そんな単純なストーリーではないと相棒ファンなら思うところ。
となると、冒頭の「乙姫たちはテロリスト」、岩田の回想シーン(娘がアスレチック場での遊具を巧みにこなす)から、真犯人が誰かの想像は容易い。岩田の回想シーンはもう少し終盤の方が良かった。
★marumoriさんが提示した後編のポイントについて
〇「信頼と友好の館」の、甘村井の目的は?
……私の記憶が曖昧になってきてはっきり言えないのですが、思想や目的については語られなかった
〇洞爺湖で行われる「防衛技術振興協会シンポジウム」や片山雛子の計画している“武器輸出”との関連は?
……玉手箱で脅して、難民の援助資金を得ようとした
武器製造や売買を阻止を諦めて、資金で妥協。
チャーチルやヒトラーを例に出した《戦争は必要悪》という理屈は説得力を感じなかった
「気〇がいに刃物」「馬○に核兵器」は勘弁してほしい
〇岩田父娘の過去は?
……岩田がミナ(北香那)に殺人格闘術を教え、さらに自分たち親子がアレス的な殺戮者の性質があることを語っていたが、ミナが父を毛嫌いした因は語られなかったように思う。岩田が言うには、人を殺害したことはなかったらしいし。
〇甘村井や若者たちを殺害したのは、本当に岩田なのか?
……上述の通りでした
さて、前記事で「スマートフォンを海に流して、右京の関係者に居場所を知らせるのは無理がありすぎる」とか、今回「真犯人は見当がついてしまう」「戦争は必要悪はどうかと思う」などとケチを付けたが、今回の話で一番疑問に感じたのが、『連続殺人の動機が弱すぎる」こと。
そもそも、「信頼と友好の館」の思想、目的、活動がはっきりしないし、ロシアの武器密輸もおかしな点が多かった。モールス信号でやり取りできるほど接近できるのなら(自衛隊に見つからないのか?)、アザラシ死骸を利用する必要はないだろう。不確実だし。見返りの金はどうしたのだろうか?
アザラシの死骸は大量に見つかったはずで、他の武器はなかったのだろうか?
で、一番の問題は殺戮の動機……「怖気づいたから」らしいが、それだけで殺すの?(まあ、だから“アレス”なのだろうが……)
フェイクの犯人の岩田がいるとは言え、連続殺人のリスクは大きいぞ。それに、パトロンの甘村井(団時朗)は必要なのでは?
【不必要な?突っ込み】
・よくよく考えると、最初の岩田親子と冠城の遭遇シーン(岩田がサキを連れ出そうとしたシーン)で、冠城がそれを妨害しなければ連続殺人は起こらなかったのでは?
・ラストシーン近くで、特命のふたりがもっと真剣に探して岩田を見つければ、ミナは死ぬことはなかった
第1話
【ストーリー】番組サイトより
連続殺人の舞台と化した最果ての島…
元レンジャーの魔手が迫り、特命係は未曾有の危機と対峙する!
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、連続殺人の容疑が掛かった岩田(船越英一郎)を囮に、事件に関する情報を集めるため“信頼と友好の館”内部を捜索することに。すると、ミナ(北香那)らメンバーの部屋から、片山雛子(木村佳乃)がとある協会の顧問に就任したことを伝える週刊フォトスを見つける。
その意味を推理する中、2人は、館のメンバーが利用していた漁師小屋で、海上の船から発せられているモールス信号を目撃。解読の結果、それがロシア語を意味しているのではないかと考えた亘は、社美彌子(仲間由紀恵)に解読を頼むことに。
さらに、特命係を追って天礼島に上陸した捜査一課の伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)が合流。連続殺人の背景が徐々に明らかになっていく中、事態が急変する。ミナを連れ戻すため強引な手段に出ている岩田が、警察に保護されている館のメンバーの前に再び姿を現し…!?
事件の背景に見え隠れする巨大権力の影
ロシアから送られたメッセージには危険な秘密が!
極北の地を舞台に、特命係vs最強連続殺人犯の最終決戦が始まる!!
ゲスト:船越英一郎 木村佳乃 北香那 団時朗
脚本:輿水泰弘
監督:橋本一
《前後編モノは構成のバランスがとりにくく、冗長なストーリーになりがち》
という不安要素があったが、頑張った方ではないだろうか←思いっきり上から目線…お許しを
1.浦島太郎になぞらえたストーリー(評価して良いのか、若干、躊躇するが)
・冒頭の少年たちの“乙姫たちはテロリスト”……乙姫がテロの主犯で連続殺人鬼でもあった
・右京の竜宮城体験……薬物“ロシアンルーレット”を盛られ、トリップ
・玉手箱……ロシアからの贈り物は開けたら臨界状態になるプルトニウム製の玉手箱(爆弾)だった
話がそれるが、「なぞらえる」は「準える」と書くことを初めて知った
2.意外な?連続殺人の犯人
「“素手でほぼ一撃で殺害”という手口から犯人は岩田(船越英一郎)しかいない」と思われるが、そんな単純なストーリーではないと相棒ファンなら思うところ。
となると、冒頭の「乙姫たちはテロリスト」、岩田の回想シーン(娘がアスレチック場での遊具を巧みにこなす)から、真犯人が誰かの想像は容易い。岩田の回想シーンはもう少し終盤の方が良かった。
★marumoriさんが提示した後編のポイントについて
〇「信頼と友好の館」の、甘村井の目的は?
……私の記憶が曖昧になってきてはっきり言えないのですが、思想や目的については語られなかった
〇洞爺湖で行われる「防衛技術振興協会シンポジウム」や片山雛子の計画している“武器輸出”との関連は?
……玉手箱で脅して、難民の援助資金を得ようとした
武器製造や売買を阻止を諦めて、資金で妥協。
チャーチルやヒトラーを例に出した《戦争は必要悪》という理屈は説得力を感じなかった
「気〇がいに刃物」「馬○に核兵器」は勘弁してほしい
〇岩田父娘の過去は?
……岩田がミナ(北香那)に殺人格闘術を教え、さらに自分たち親子がアレス的な殺戮者の性質があることを語っていたが、ミナが父を毛嫌いした因は語られなかったように思う。岩田が言うには、人を殺害したことはなかったらしいし。
〇甘村井や若者たちを殺害したのは、本当に岩田なのか?
……上述の通りでした
さて、前記事で「スマートフォンを海に流して、右京の関係者に居場所を知らせるのは無理がありすぎる」とか、今回「真犯人は見当がついてしまう」「戦争は必要悪はどうかと思う」などとケチを付けたが、今回の話で一番疑問に感じたのが、『連続殺人の動機が弱すぎる」こと。
そもそも、「信頼と友好の館」の思想、目的、活動がはっきりしないし、ロシアの武器密輸もおかしな点が多かった。モールス信号でやり取りできるほど接近できるのなら(自衛隊に見つからないのか?)、アザラシ死骸を利用する必要はないだろう。不確実だし。見返りの金はどうしたのだろうか?
アザラシの死骸は大量に見つかったはずで、他の武器はなかったのだろうか?
で、一番の問題は殺戮の動機……「怖気づいたから」らしいが、それだけで殺すの?(まあ、だから“アレス”なのだろうが……)
フェイクの犯人の岩田がいるとは言え、連続殺人のリスクは大きいぞ。それに、パトロンの甘村井(団時朗)は必要なのでは?
【不必要な?突っ込み】
・よくよく考えると、最初の岩田親子と冠城の遭遇シーン(岩田がサキを連れ出そうとしたシーン)で、冠城がそれを妨害しなければ連続殺人は起こらなかったのでは?
・ラストシーン近くで、特命のふたりがもっと真剣に探して岩田を見つければ、ミナは死ぬことはなかった
第1話
【ストーリー】番組サイトより
連続殺人の舞台と化した最果ての島…
元レンジャーの魔手が迫り、特命係は未曾有の危機と対峙する!
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、連続殺人の容疑が掛かった岩田(船越英一郎)を囮に、事件に関する情報を集めるため“信頼と友好の館”内部を捜索することに。すると、ミナ(北香那)らメンバーの部屋から、片山雛子(木村佳乃)がとある協会の顧問に就任したことを伝える週刊フォトスを見つける。
その意味を推理する中、2人は、館のメンバーが利用していた漁師小屋で、海上の船から発せられているモールス信号を目撃。解読の結果、それがロシア語を意味しているのではないかと考えた亘は、社美彌子(仲間由紀恵)に解読を頼むことに。
さらに、特命係を追って天礼島に上陸した捜査一課の伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)が合流。連続殺人の背景が徐々に明らかになっていく中、事態が急変する。ミナを連れ戻すため強引な手段に出ている岩田が、警察に保護されている館のメンバーの前に再び姿を現し…!?
事件の背景に見え隠れする巨大権力の影
ロシアから送られたメッセージには危険な秘密が!
極北の地を舞台に、特命係vs最強連続殺人犯の最終決戦が始まる!!
ゲスト:船越英一郎 木村佳乃 北香那 団時朗
脚本:輿水泰弘
監督:橋本一
こちらは英さんのブログですし、ご負担にならない範囲で、好きな時に記事を書かれればよいと思いますよ。私も、自分のペースでコメントを書かせていただきます。
今回の感想ですが、ほぼレビューに書いていただいたとおりかなと思います。
「信頼と友好の館」の目的については、あらためて見直すと、前編で冠城が役場を訪ねたとき、観光担当の職員が説明をしていましたが、それ以上でもそれ以下でもなかったようですね。
そういえば風間楓子ですが、シンポジウム会場の警備員室で岩田と出くわし、後ずさりする場面で出番が終わってしまいました。あのあとどうなったのでしょうね?
最後に記事に誤記と思われる個所を発見しましたのでお知らせします(粗さがしみたいですみません)。
①ところどころ、「岩田」が「磐田」になっています。
②「【不必要な?突っ込み】」の項中、「サキ」とあるのは「ミナ」ですよね。
③「【ストーリー】番組サイトより」の、「すると亘は~幕を開ける。」の部分は、前編のあらすじの消し忘れだと思われます。
温かいお言葉、ありがとうございます。
「アレスの進撃」(前後編)の感想は、marumoriさんとほぼ一致したようですね。
突っ込み処はありましたが、前後編モノの割には楽しめました。
風間楓子については、初登場以来、ずっと話を進展させるための“便利キャラ”のようですね。
彼女自身の信念はあまり感じられず、うまく立ち回って、苦労しない割には得をするパターンだったので、今回の置き去りパターンは、個人的には嬉しいです。
誤字の指摘、ありがとうございます。
①についての言い訳ですが、私のPCは「いわた」と打つと、「磐田」と変換されます。気がつくたびに変換し直したつもりでしたが、変換漏れしてしまったようです。(PCも学習して「岩田」と変換するはずなのですが…)
②③はケアレスミスです。恥ずかしい。「サキ」と打った時、何か引っかかったのですが、スルーしてしまいました。
さっそく、この後、修正します。