英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

唐突な要請

2020-02-28 17:45:30 | 時事
これまでもいろいろ問題を感じてきたが、昨日(2月27日)の休校要請は場当たり感が強く、安倍総理への不信感がますます強くなってしまった。
(休校の措置自体は反対ではないが、今回の要請の出し方に非常に疑問を感じた…後述)


まず、これまでに感じてきた問題点をざっくりと……
・中国のウイルス拡散状況が明らかになっているのに、湖北省と浙江省以外の中国からの入国を制限しなかった。これにより、日本国内にかなりのウイルスが拡散されてしまった。さらに、札幌の雪まつりによって拡散速度が増してしまった可能性が低くない。
・ダイヤモンド・プリンセス号での対応のまずさ(特に、厚生労働省などの職員に対する感染危惧の薄さ)
・PCR検査の実施状況……医師が検査を要請しても、受検基準に固執したため、検査を受けられないという事例が多数
・PCR検査の信頼性……「陰性」と診断されても、発症する例が発生

さらに、25日に決定した基本方針も、これまで言われていた基本的対処法を繰り返しただけで、イベントなどの実施の判断を市町村や企業に丸投げしただけだった
その批判を浴びたためなのか、26日には急遽、「イベントの中止や縮小」の要請

そして、昨日(2月27日)、全国の小中高校に臨時休校を呼び掛けた
 感染の拡大を防ぐのにはある程度有効で、その要請自体は仕方がないのかなと思う。
 イベントの中止は経済へのマイナスが大きいし、休校は共働き世帯は大変なのに加え、職場に出られない労働従事者が増えることにより、社会が機能不全に陥る可能性もあるが、現段階でウイルス拡散を防がずに蔓延してしまった際のダメージの大きさを考えると、イベントの中止や休校もやむを得ないと考える。

 しかし、今回の総理の要請は、唐突過ぎる。
 共働き世帯への対応、出勤できない労働者が生じた際の社会の機能不全の想定、各学校の対応準備(入試、卒業式、部活動)などを詳細に勘案して出した要請とは思えない。
(五輪延期や中止の噂に慌てたのではないかと勘繰りたくなる)。
 今後も、こういった場当たり的な措置を採るのか心配になってしまう。

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