英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜 第7話「最恐悪女、登場!その毒牙が狙う標的は?」

2020-02-18 18:07:43 | ドラマ・映画
突っ込みどころが多い話だった。
1.都合のいい毒
 「そんな毒があるのか?」…“ミハン”のメンバーがつぶやいていたが、《揮発(蒸発?)して無害となり証拠として残らない》……そんな不安定な性質なら、保存や加工も難しいだろうし、そもそも毒薬として役に立つのだろうか?
2.間抜けなのでは?
 これから使用すると思われる毒物が、車の中にあるはずがないだろう!
 標的が真鍋(宮川一朗太)と判明したのだから、真鍋が服毒させられるか、注射されると予見されるが、真鍋が煙草を口にするのを傍観しているとは……“間抜け”としか思えない
3.標的変更って?
 ミハンのメンバーが推測した標的第1候補の辰巳(阿部亮平)より、紗耶香(佐藤江梨子)の殺人の核心を知っている真鍋(宮川一朗太)の方が危険なのではないだろうか?
 ミハンは「標的が変更された」と叫んでいたが、最初から標的は真鍋だったという方が自然。
4.あまりに順当な犯人のキャラクター
 演じていたのが佐藤江梨子さんなので、必然だったのかもしれない。始末人?の手にかかる必要があったので、適役だったかも。
 ミステリーとしては、真実は別の方が面白かったが…
5.無能(上記の項目とダブってしまうが……)
 膨大な予算を費やし最新テクノロジーを集結し、個人情報などお構いなしの“ミハン”システム。さらに、人員を配置して監視したというのに、完全犯罪をさせてしまうとは……無能としか言いようがない

【ストーリー】番組サイトより
ミハンルームで作業をしていた香坂(水野美紀)は、やってきた井沢(沢村一樹)に声をかける。香坂は、家族を持ってはいけないと思って生きてきた自分には井沢が抱えている悲しみを共有できないかもしれないが、犯罪を未然に防ぎたいという思いは一緒だと言うと、あなたとならミハンの法制化を実現できると思っている、と続けた。香坂は、間もなく開催される東京サミットと、その後に控えるオリンピックがミハンの重要性をアピールする良い機会だと捉えていた。

井沢たちは、大手フィットネスクラブの社長・仁科紗耶香(佐藤江梨子)を危険人物として捜査する。紗耶香は、5年前に起きた強盗殺人事件で社長だった夫の輝幸(青戸昭憲)を殺され、自身も瀕死の重傷を負った被害者だった。輝幸の死後、会社を引き継いだ紗耶香は、着実に業績を伸ばして経営者としての才能を発揮していたが、検出されない危険な毒物を密かに入手していた。

井沢はスポーツインストラクターとして、山内(横山裕)と小田切(本田翼)は、ジムの会員として潜入捜査を始める。最初に捜査線上に浮んだのは、紗耶香の会社が所有する実業団チームでコーチを務める辰巳(阿部亮平)だ。辰巳は、紗耶香を脅迫し、金銭を要求していた。しかし、調査を進めると、彼は男気のある性格で、お金にも困っていないことがわかる。一方、山内たちは、紗耶香の秘書・江波(本宮泰風)が格闘技経験者であることを見抜く。彼女はいったい誰を殺そうとしているのか――!?

そんな中、新たな人物が紗耶香に接触する。それは科学捜査研究所の主任研究員・真鍋(宮川一朗太)だった。真鍋は、どんな手間も惜しまず被害者のために真実を追究する人物で、これまでに数々の難事件を解決に導いていた。そして彼は、輝幸と紗耶香が襲われた5年前の事件も担当していたことがわかり……。

彼女は聖女か、それとも悪女か――!?
謎が謎を呼ぶ展開の中、紗耶香が殺害を狙った意外な人物とは――!?
そして、井沢らミハンチームがたどり着いた真相の先には、
衝撃の展開が待っていた――!!


ゲスト:佐藤江梨子 青戸昭憲 阿部亮平 宮泰風 宮川一朗太

脚本:浜田秀哉
演出:小林義則
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「多いところで50センチ」という表現 2020年2月17日気象情報

2020-02-18 10:04:49 | 気象
「大雪」「北陸地方の多いところで50センチの雪」という表現が飛び交った昨日(2020年2月17日)。
……こういう表現を聞くと、《大変だ!》と思う人も多い。もちろん用心することに越したことはないが。

 いろいろ言う前に、今回の寒気の概要を述べると

・寒気は西日本から流入
・平地で雪が降る目安となる上空1500mでマイナス6℃にすっぽり覆われる
・昨日(2月17日)には上空1500mでマイナス12℃も西日本に南下(今日の画像↑ではマイナス12℃の部分は衰退、北上)
・大雪の目安の上空5500mでマイナス36度は昨夜から今朝にかけて北陸付近まで南下。その後、足早に北上(今日の画像↓)。


 つまり、今回の雪は西日本中心。ただ、上空5500mでマイナス36度の強い寒気も北陸に入るので、北陸も積雪の可能性は低くない。ただし、寒気の足が速いので、大量の積雪の可能性は低い。


「大雪」という表現
 「大雪」という表現の使用のされ方は、地域によって異なる。南国や太平洋側の地域では積雪10センチで大雪と言っても不適切ではない。
 雪国だと積雪10センチは日常的なので、タイヤ交換さえしていれば、別段困ることはない。(もちろん、雪道の運転は注意が必要)
 北陸の場合だと、積雪30センチで「たくさん降った」(ちょっと困る)、40~50センチで「大雪」という感覚。それ以上、積雪80センチを超えると生活がマヒ状態に近くなるので「ドカ雪」と表現することが多い。(個人的な感覚です)
 もちろん、積雪15センチを超えると、雪かきで汗をかくことになります。

 地域によって使用状況が違うのは構わないが、近年はむやみに多用されるように思う。
 ちょっとした雪(20~30センチ)で“ドカ雪”と言う気象予報士が多数いて、その表現を聞くたび、眉間にしわが寄っている。

「多いところで○○センチ」という表現
 今回、「北陸地方の多いところで50センチ」と報じられた。
 こう聞くと、《一般的なところ(平野部)では30センチ》は積もるのかなと思ってしまう。

 気象用語としては「平野部」…都市部、「山間部」…スキー場が近くにあるような通常雪が積もっている地域、を使う(この中間部として「山沿い」という地域もある)
 で、「多いところで」と言った場合、スキー場のあるような地域やもっと山奥、あるいは新潟県の豪雪地帯だと考えている(個人の感触、一度、気象庁に確認したい)。
 なので、おそらく今回も山奥では50センチの積雪があった可能性は高い。

 しかし、一般人が知りたいのは、《平野部(都市部)でどれだけ積もるか?》である。

「北陸地方」という表現
 “北陸地方”というのは富山県、石川県、福井県の3県を指すことが多い。“北信越”と言うと、富山県、石川県、福井県、新潟県、長野県と認識している。
 しかし、気象的に“北陸地方”と言うと、富山県、石川県、福井県、新潟県の4県。南北に非常に長いので、梅雨明け宣言の場合、新潟県まで梅雨が明けないと宣言されない。新潟以外は梅雨明け状態であっても宣言はされないのである。
 当然、これだけ南北に幅があると、雪の降り方も大いに異なる。全シーズンを通してデータを見た場合は、極端な差は生じないが、短期的な振り方では、地域によって大きく異なるので「北陸地方」という括りは大雑把すぎる

 午前7時現在の各地の積雪
 富山市14センチ、金沢市2センチ、福井市3センチ、新潟市0センチ(新潟市は海に近いので積雪は少ない)。
 その他、北陸の一般的な山間部では5~20センチの積雪。
 ちなみに、山陰の平野部で5~10センチ、山間部10~30センチぐらい、中国地方の山間部の“多いところ”で50センチの積雪があるようだ。
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