10日ほど前ですが、
株式投資界では神さま扱いのウォーレン・バフェット氏が
IBM持ち株の三分の一を今年に入って売却したと、
米ブルームバーグ社が伝えていた。
バフェット氏は、
・事業内容が自分でも把握できる会社であること、
・経営者は直接会ったうえで、
経営に熱心で人格者であることを確認してから
その会社の株を買うという原則を、
若い時から貫き通していて
また、
超長期保有で、
人跡未踏の株式収益を上げている著名な方です。
バフェット氏の保有株
(実際にはバークシャー・ハサウェー投資会社の保有)の
9%をIBM株が占めていたの(持ち株のベスト4)ですから、
原則の人バフェット氏が
原則を曲げてまで、
また、
投資の中核部分を見直したということで
ビックリした。
IBMはそんなにひどい?
売却の背景にはIBMの事業不振(売り上げの減少、利益減)が
5年ほど続いてたこと、
特に、
IBM を支え/大きくしてきた
テクニカルサービス・オペレーションソフト開発が不調で、
これが、
バフェット氏の気になった点ではないか思います。
わたしも IBM には
1985~ 2000年の昔ですが、
日本でまた海外でお世話になったものでした。
IBM は国内では優秀なスタッフを抱えているのに、
日本から外地に派遣されている日本人社員は
今一つだナ~
何故だろうと
(作業の現地の方と日本人出向者とに壁があるのではと)
何度も思ったものでした。
色々な社員は必要ですが、
適材適所が問題ではと思ったものでした。
でないと、
経営のピラミッドはどこかでショートし、
ショートは広まって
業績不振に入ってしまいます。
東芝、タカタ、東電、郵政、住商、三井住友海上の
巨大損失にも、
どこかのショートから始まったのでは?
人が問題なのではなく
ショートを広めた
適材適所を怠る慣行/体質/システムが問題だったのでは?
IBM ほか各企業も早く立ち直っていただきたいものですね。
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