さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

ヒマワリ

2024-08-06 13:24:40 | ダイアリー


昨日の株価の下げは、日経平均株価ベースで、4451円と歴史的な下げ幅でした。
株式のコメンテーターは、米国の景気減速懸念と円高と国内投資家の投資意欲減とイラン・イスラエル間の地政学リスクのためだったとしました。

そうだろうか?

理由に上げられた、
米景気減速懸念は、米国株が(ダウ平均株価ベース)2.6%減だったのに対し日経平均は12.4%減で、なぜ日本の下げ幅が、当事者国ではないのに、桁違いだったのかの説明は十分でないような気がします。

円高は、輸出で稼ぐ企業にとっては売り材料ですが、全面安の理由にはなりません。

国内投資家の投資意欲減は、日本株の底は、日経平均ベースで35000円程がコンセンサスでしたので、意欲減より、アッという間に底を割った値動きにはついていけなかったショックでは?

イランのイスラエルへの攻撃は、米国の参戦を招かない程度に収めるというのがコンセンサスですので、石油ショックにつながる恐れはないものとの予想ですので、大きな理由に挙げるほどではないような気がします。

要は、
私の解釈では、国内の心配性の投資家にタイミングよく売り建ての巨額投機マネーが入ったことと、

日銀のタカ派的姿勢に海外投資家が、円キャリートレードの先行きを悲観して、日本からの資金を引き揚げ始めたこと、

日本の機関投資家の買いのタイミングがそろわなかったなど と思います。

これで、
日本株への信頼性が崩れたこと、
巨額マネーを動かす売り建て投機家にとって日本市場は格好の儲け場と化したこと、
円価の為替推移と日本株の推移は同期化していること、
新NISAで国内株への投資比率は今後が少なくなることで 日本の株価の低迷は長くなりそうです。

では今後、
企業業績をきめ細かくみて投資しましょうか
また、
著名な経済学者ケインズの美人投票(賢者の選択ではなく群衆の選ぶ美人を選ぶ手法)を参考に、投資銘柄を選択しましょうか
また、
投資の神様バフェット氏の手法、優良銘柄を、その本質価値を割り出して、低い価格で購入するまねでいきますか


今日のニュースは:

・米金融大手ゴールドマン・サックスは、日本に特化したヘッジファンドが、5日に、一日に3.7%の損失を出したと、同社の1日のパフォーマンス損失としては過去最大だったと、発表しました。

米大手投資機関も損を出したのだから、自分の損も仕方がありませんか。
しかしたった3.7%で大騒ぎするとは、いつもものすごい金額の利益を出しているのでしょうね。

・ホンダ・日産・三菱はEVやソフトウェアーなどの分野で協業を組みますが、次世代車SDVの車両OSで、世界で2~3種ほどしか生き残れない見通しから、トヨタグループとホンダ日産三菱グループが合流しないと、日本の車産業は危機に落ちるのではとブルームバーグ・ニュースは伝えました。

車産業のすそ野は広いので、日本の車両OSが纏まるといいのですが、日本は脇が甘く直ぐ周辺国に盗られてしまいますので、米国でOSの統一を進めたらどうなのでしょうね。

・銅や金、石油などの商品が、米経済の悪化を示す統計を受けて、世界中で下がました。
ロンドンでは銅が3.8%下げ、銀は7%下げ、原油先物は一時2%下げました。

待ち望まれていた米金融緩和の転換が、米国内外の悪化を防ぐには遅すぎるのではないかとの懸念が広がっているようです。
日本もそうですが、中央銀行の市場対応はどうも遅くなりがちなようです。

では
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