<「ぼくの仕事には謎はほとんどと言っていいほどありません。答えの見つからない疑問?そんなのはしょっちゅうです。でも謎はありません。人間の体というものは、ありがたいことに、意外性というものがほとんどないんです。被害をたどればどこかに行き着き、結論にたどり着き、原因と結果が解明できる」>ジョン・ハート東野さやか訳「ラスト・チャイルド」P442より
注)辞書によると、
謎とは、内容や正体などがはっきりわからない事柄
疑問とは、本当かどうか、正しいかどうか、疑わしい事柄
上の文章は、監察医が刑事に自分の仕事を説明している一節ですが、
謎とは、疑問とは、普段あまりその違いを突っ込んでみたとこがないので
拾ってみました。
作中の監察医は、意外性の有無で、
言い換えると、
普段では想像できないことの有無で、
意訳すると、
客観的な方法で系統的に究明できるか否かで、
謎と疑問とを、
使い分けているようです。
科学者らしい使い分けですね。
これは我々が普段使い分けているのと一緒だろうか?
もっと図形的にならないだろうか?
先ず全然わからないことが初めにあって これが 謎、
謎の解き明かしの課程に仮説が出てきて これが 疑問、
疑問を科学的に解き明かすと答えがある。
元の謎=原因と、現状=結果が判明する。
疑問が科学的に究明できないと、
取りあえず、
不思議という言い回しで、
ペンディング止まりとする でしょうか?
謎→思考→科学→疑問→科学→プロセス(原因~結果)の解明
科学で解明できない状態を 不思議 として棚上げする…
キーワードは 科学 のようなので
監察医の説明と一緒になりました…
そういえばTVの刑事もの、捜査ものも
謎(事件)~疑問(推理)~解決(科学的な解明と人間関係の説明)~
ハッピーエンド(のほうが好まれる)
ですよね。
分かりきっていることをほじくり返しただけでした…
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