カンボジア経済

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茂木外務大臣のカンボジア訪問

2020年08月26日 | 経済
 8月21日~22日、茂木敏充外務大臣はカンボジアを公式訪問し、フン・セン首相、プラック・ソコン外務国際協力大臣と会談しました。
 フン・セン首相への表敬訪問では、茂木大臣から、両国間で、感染再拡大の防止と両立する形で、ビジネス上必要な人材等の往来を段階的に再開していくことが重要であり、入国後14日間の自宅等待機は維持しつつ、双方向の長期滞在者の往来を可能とする「レジデンストラック」を9月上旬にも開始したい、またカンボジアからの国費留学生の早期入国を認めると述べたのに対し、フン・セン首相から賛意及び感謝の意が示されたとのことです。また、「自由で開かれたインド太平洋」を促進するため、今後もカンボジアの経済発展を力強く後押ししていく、カンボジアの民主的発展を今後も支援すると述べました。南シナ海問題や北朝鮮情勢等についても議論されました。
 プラック・ソコン外務大臣との会談では、両国間の人的往来再開につき、上述の「レジデンストラック」を9月上旬にも開始することを改めて確認しました。また、14日間の自宅等待機期間中も、行動範囲を限定した形でのビジネス活動を可能とする「ビジネストラック」についても、早期の運用開始に向けて、外交ルートでの調整を加速化させることで一致したとのことです。
 なお、茂木大臣は、米中対立が深刻化する中で、カンボジアが中国と近い関係にあるのを念頭に、中国の海洋進出が目立つ南シナ海情勢の安定に向けた協力を求め、権益拡大を狙う中国の動きを抑えるため関係国が連携していくべきだと伝えた模様です。
 ビジネス人材の渡航については、主にカンボジア人が日本に行く場合の規制が緩和される内容となります。日本人がカンボジアに入国することは既に可能となっていますが、その際の規制については緩和措置もありますので、日本大使館のサイト等をご確認ください。
(写真は、AKPより)

外務省の新聞発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/page4_005177.html



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