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カンボジア経済

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シアヌークビルの現状 その5 観光開発

2018年04月27日 | 経済
 シアヌークビルは、港湾として重要ですが、観光地としても注目を集めつつあります。2017年に観光省は、シアヌーク州への観光客の誘致拡大を図るため、海岸地域の清掃促進などの政策を打ち出しています。2017年1~9月に同州を訪れた外国人観光客は40万人で、中国人は国籍別で最多の9万人でした。このため、外国人観光客の主なターゲットは中国人に設定され、「チャイナ・レディー」政策が進められています。カンボジア人の雇用に当っても、中国語能力が問われることが多いとのことで、政策の一環として、中国語の研修などを実施しているとのことです。更に、シアヌークビルのビーチでは中国によるホテル開発も進み、街にはカジノやネオン街も目立つようになっています。ただ、全体として、昔ののんびりしたビーチの雰囲気が失われつつあるのは残念です(写真上)。
 シアヌークビルのビーチが、中国資本に荒らされつつあるのに対し、ケップ州のビーチは昔ながらの良い雰囲気を維持しているように見えました。ケップのビーチの道路沿いには、ゴザを敷いただけの海の家が並び、呼び込みも盛んです。カンボジアの人たちは、服のまま海で遊び、ゴザで車座になってカニを肴に一杯やっています。また、ホテルも西欧系のブティックホテルが多く、落ち着いたリゾート感を演出しています。ケップの方がプノンペンからは近く(150キロほど)、道路の整備も進んできているため、今後の発展が期待されます。

ケップのビーチを目指す国道33a号線。改修工事が進められています。


ゴザを敷いただけの海の家。のんびりするには最適です。


服のまま海に入るのは昔ながらという感じです。


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