カンボジア経済

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マイクロファイナンス機関の預金が倍増

2015年02月06日 | 経済
 カンボジアマイクロファイナンス教会の発表によりますと、2014年末のマイクロファイナンス機関の預金残高総額は、2013年末の4億4500万ドル(約521億円)から倍増して8億9700万ドル(約1049億円)に達しました。カンボジアには39のマイクロファイナンス機関がありますが、このうち7機関だけが一般からの預金受入れを認可されています。預金急増の要因は、カンボジア経済の好調、特にマイクロファイナンスが強い農村部の好調であると分析されています。また、マイクロファイナンス機関が、ATM等、商業銀行と同等のサービスを提供し始めていることも重要であると指摘されています。預金のうち30%から40%はプノンペンで得られているとしています。
 機関別にみると、プラサックが3億500万ドル(約357億円)、HKLが1億7300万ドル(約202億円)、サタパナが1億6600万ドル(約194億円)、アムレットが1億5300万ドル(約179億円)となっています。AMK、KREDIT、Vision Fundの3機関は4000万ドル(約47億円)以下にとどまっています。
 カンボジアのマイクロファイナンス機関の預金金利は高いものの、カントリーリスクに加え、預金保険がない等の様々なリスクがあります。預金を検討される場合には、くれぐれも慎重にご検討ください。
(写真上:マイクロファイナンス機関大手のアムレットのプノンペン本店)

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