新日本製薬 カンボジアで化粧品販売へ

　新聞報道によりますと、化粧品や医薬品を製造・販売する新日本製薬は、カンボジアで日焼け止めなどの化粧品の販売を開始する予定です。今年の秋にも、化粧品の営業拠点をプノンペンに設置するとしています。また、来年には化粧品の主力ブランド「ラフィネ」の販売店を出店する計画です。
　カンボジアでは富裕層を中心に、同社が得意とする日焼け止めや化粧水などのスキンケア商品の人気が高まっており、こうした需要を取り込めると判断したとのことです。高温多湿で紫外線が強い現地の気候に適した新商品の開発も進めたいとしています。商品ブランドが浸透した段階で、現地工場の建設も検討する見込みです。
　カンボジアへの進出理由として「ベトナムやタイと違い、競合する同業他社の進出がまだ少ない」ためとしています。日本国内の化粧品・漢方薬市場は頭打ち状態になっており、今後は経済成長が続く東南アジアでの事業展開で収益拡大を目指すとしています。


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