世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

天才児の片鱗

2016年05月09日 | 100の力
以前このブログでも紹介した障害を持った天才児がいる。
(少なくともボクはそう思っているのだが)

中学一年の女の子だが、

大地震により入学して2日間通っただけで休校になってしまった。

通い慣れた学校や塾には進んで行っていた。

決して不登校ではなかった。


とはいえ、彼女はもともと引きこもりがちだった。

家では、本を読んだりゲームに没頭しているようだった。


反面、ほとんどの図書館の本は読破していた。

そのため、知識はずば抜けて秀でている。

恐らく大学生にも引けを取らないであろう。

政治経済、文化、とりわけ歴史に関しては大人も舌を巻くほどの知識を披露した。


ボクは彼女を見て、

通常の学校に通わせ、塾に通わせるだけではせっかくの才能を潰してしまうと思っていた。


彼女は地震による休校期間もほとんど家に引きこもって過ごしていた。

余震に怯えていることは想像に難くない。


ボクは彼女を何とか外に引っ張りだし、

違った世界を見せてやりたかった。

幸い今ボクがいるところのは優れた美術館が近くにある。

加えて今バラフェアをやっていてコンサートやいろんなイベントが催されている。


    美術館から見る庭園の風景(これもまた一枚の絵のよう)


渋る彼女をやっと引っ張り出した。

彼女はいつも最初は無口だ。

問いかけにも無反応である。


だが、ひとたび何かに興味を示すと人が変わったように饒舌になる。

美術館に入るのも最初は拒絶反応を示した。

だが、中に入ると、一つ一つの作品を喰い入るように鑑賞し始めた。


そして、見終わって売店に行くと、意外にも自ら絵の本を買い求めたではないか。

帰宅すると、これまた意外にも自ら絵を描き始めた。


   さっさっと鳥の絵を描きあげてしまった(意外なタッチにビックリ!)

親も、今までこういうことはなかったという。



これだ!と我が意を得た気持ちになった。

五感に訴える。

彼女の頭脳を開花させるには、経験させてやることが重要なのだ。

本で得た知識を実際の現場、現物を見せ、身体で経験することで本物となっていく。


彼女はまだ海外の経験がない。

一日も早く海外にも連れ出したい。

あらゆる世界を見せ、体験することで彼女がどういう反応を示し、どう開花するか楽しみである。


明日から学校が再開する。

塾は被災し閉校となったという。

むしろ好都合だ。

学校さえ行かなくてもいいような気がする。


彼女の底知れぬ才能に武者震いさえ覚える。

生かすも殺すもこれからなのだ。

5月8日(日)のつぶやき

2016年05月09日 | 100の力

瞑想三昧 / “居場所 - かじえいせい(Tabist))の「旅が人生の大切なことを教えてくれた」ー"Back to the Forward"- ” htn.to/2f1hXF