世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

妄想力

2014年04月18日 | 
今更ながらに思うことがある。


なぜボクはあのとき世界一周ができたのだろうかと。


お金があったからできたのか。

時間があったからできたのか。


否。


どうしても世界一周したいと思ったからだ。

それは積年の夢でもあった。


高校時代から思い描きだした。

大学に入って何度か世界一周の計画を立てた。


だが、叶わなかった。



夢が叶わぬままいつしか歳も40を超え、家族も4人になっていた。

それでも世界一周をしたいとずっと考えていた。


できるという根拠はどこにもなかった。



世界地図を張った。


壁に、トイレに、ベッドの上の天井に。

世界地図を見るたびに、自分がそのどこかを旅している姿を妄想した。


バックパッカーの自分の姿を妄想した。


来る日も来る日もそうした。


その時点で、お金があったわけではない。

時間があったわけでもない。


子供は学校にも通っていた。

経営しているホテルもあった。


時間が経てば経つほど、条件は不利な方へ流れていった。


最大の問題は、子供の学校とホテルの経営だった。

お金のことはあまり考えなかった。



自分があたかもそうしているかのように妄想し、

それを人に語りだしてから事態は変化していった。


留守中の経営を引き継ぐといってくれる人が現れた。

学校に出向き、先生に相談した。


そうすると、旅に出る環境が徐々に整いだした。


今しかない、と思った。

47歳になっていた。


家族4人、1年2ヶ月の及ぶ世界一周の旅に出た。

そしてそれを果たし、無事に帰ってきた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今、多くのベトナム人が納豆レストランで納豆を食べている姿が見て取れる。

NATTO は日本から来た健康食、美容食。


そういうイメージがベトナムに浸透している。



現実は今、ほとんどのベトナム人は納豆を知らない。

名前さえ知らない。

むしろ食べたことなどない。



だから、誰も信じない。

誰も食べないよ、と馬鹿にされる。



だけど、ボクの脳裏は、ベトナム人が納豆を食べる姿がはっきりと捉えている。

むしろNATTOは当たり前の存在になっていいる。



日本も昔はお米の国だった。

それが多くの日本人がパンを食べるようになった。


ベトナムは、日本以上にお米の国である。

カンボジアもそうだ。


だが、少しずつだが、ベーカリーが増えている。

小麦が取れない国が、輸入してまでパンを焼き、食べだす。


昔は考えられなかった光景だ。




世界50ヵ国に16000店舗以上もの カフェチェーンを創りあげた、

スターバックスのCEO、ハワード・シュルツは

スターバックスの4号店の店舗物件を見に行くために、

シカゴの込み合った通りを歩きながら、

ビジネスパートナーのジャックに こう言った。


「ジャック、5年後ここにいる連中が 

みんなスターバックスのコーヒーカップを 手にして歩くようになるよ」


ジャックはハワードを見つめ、 笑いながら、こう答えた。

「夢みたいな話だね」

だが、ハワードにはその光景が はっきりと見えていた。



夢の実現は、まず妄想するところから始まる。



ボクには今、ベトナム人が皆、NATTOを食べている姿がはっきりと見える。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

では何故妄想すると夢が実現するのか。


それは脳の働きによると言われている。


脳は現実と想像を区別していないのだ。



人生において今の状況がどうであろうと、

想像や妄想で 楽しいことやワクワクすることをイメージすると、

脳はそれを現実だと思い込む。


脳は単純で、 ある意味脳はだませるのだ。


さらにその想像や妄想は、

ドーパミンなどの神経伝達物質の分泌を促し、元氣させてくれる。

そうして想像や妄想が人をエネルギッシュにしてくれるから、 次の行動へとつながる。


実際に経験していないことでも、

感情に強く訴える想像を何度も繰り返せば、

実際の経験として 脳は認知してしまう。


成功する根拠などなくても、

この妄想力を駆使して成功した状況を繰り返しイメージし、

普通の人が不可能と思われることを次々と可能にしていくことができる。

               (一部メルマガから引用)


もう一つは、本気度だ。

情熱といってもいい。


それが人を動かし、仲間y応援者という環境を整えていく。



【補足】

ただし、妄想力には副作用があります。


周囲から変な目で見られる。

変人扱いされる。

馬鹿にされる。



逆にいえば、

それに耐えられる人だけが、夢を実現できる。



- Mother Teresa (マザー・テレサ)の言葉から。


People are often unreasonable and self-centered.
Forgive them anyway.

If you are kind, people may accuse you of ulterior motives.
Be kind anyway.

If you are successful, you will win some unfaithful friends and some genuine enemies.
Succeed anyway.

If you are honest, people may cheat you.
Be honest anyway.

What you spend years creating, others could destroy overnight.
Create anyway.

If you find serenity and happiness, some may be jealous.
Be happy anyway.

The good you do today may be forgotten tomorrow.
Do good anyway.

Give the best you have, and it will never be enough.
Give your best anyway.

 -
人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です。
それでも許しなさい。

人にやさしくすると、人はあなたに何か隠された動機があるはずだ、と非難するかもしれません。
それでも人にやさしくしなさい。

成功をすると、不実な友と、本当の敵を得てしまうことでしょう。
それでも成功しなさい。

正直で誠実であれば、人はあなたをだますかもしれません。
それでも正直に誠実でいなさい。

歳月を費やして作り上げたものが、一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。
それでも作り続けなさい。

心を穏やかにし幸福を見つけると、妬まれるかもしれません。
それでも幸福でいなさい。

今日善い行いをしても、次の日には忘れられるでしょう。
それでも善を行いを続けなさい。

持っている一番いいものを分け与えても、決して十分ではないでしょう。
それでも一番いいものを分け与えなさい。