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メコン川流域国とASEAN

2014年04月04日 | 国際
メコン川流域4カ国をご存知だろうか。


これからASEANを牽引する4カ国だ。

それは、カンボジア、ラオス、タイそしてベトナムである。


MRC Countries, Cambodia, Lao PDR, Thailand and Viet Nam


    道には横断幕が。


このメコンサミットが開かれていることも日本ではあまり知られていない。




The Second MRC Summit in April 2014 が、このホーチミンで開かれている。

2010年のタイが一回目で、

メコン川流域の持続可能な開発のための 協力を呼びかけた。


さらにそのときは、

中国に対して 正式にダムの放水を要求する方針を打ち出した。

世界水戦争の魁(さきがけ)だろう。

中国の傲慢さがここでも大手を振って歩いている。



このように、東南アジアは共通の利害関係を持って発展している。




今回ホーチミンを訪れて驚いたのは

マレーシアやタイからの観光、ショッピングツアー客があちこちに見うけられたことだった。



        イスラム教徒はすぐにわかる。


みんないろんなベトナムのものを買いあさっていた。





これは何を意味するのか。

マレーシアやタイの中間富裕層が、まだ物価の安いべトナムに買出しに来てい居るのだ。

しかも陸続きなので安いバスで来るという。



来年のASEAN経済統合を待たずに、もう、事実上国境の壁はないようだ。

彼らはビザなしで自由に行き来している。


こうした流れは今後急速に拡大していく。


そしてそれはわれわれ日本人にとっても決して他人事ではない。


こうした世界自由貿易の波が我が日本をも席巻することが確実になっているのだ。


それに対して早急に準備が必須になっている。



TPP加入も時間の問題であり、

ASEAN経済統合は待ったなしである。

日本も、ASEAN + 日米としてこの流れに積極的に入り込まなければならない。


そうしなければ日本は取り残されてしまう。



さてこれからカンボジア、プノンペンへ向かう。

6時間のバスに揺られて。