世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

いざシンガポールへ

2013年10月30日 | 
最初はあまり気乗りはしなかった。


というか、シンガポールに興味がなかった。

出来上がった国というか、完成された国というか、

何となく便宜上の国のような気がするからだ。


今回は、提携先の会社の本部がそこにあるから行くのである。

本来の機能は、インドのハイデラバードにある。


ならばハイデラバードまで行けばいいのだろうが、

そこはまず本部を見てからのことになる。


自分の目で確かめないとすまない性格なのだ。

疑り深いといってもいいだろう。

良くいえば、慎重なのだ。



「大胆かつ細心であれはボクの座右の銘の一つである。



シンガポールは初めての国だ。

どれだけ旅慣れしても、初めての国は緊張する。


だが今回は、会社からアテンドがつくそうで、やや気が緩みがちだ。

一応、プチ重役だから。


思えば、商社マン時代、初めてのヨーロッパ出張は一人だったし、

迎えもなかった。


入社したてのペーペーだったからな。

今回は曲がりなりにも役員に入れてもらっている。

CBDO(開発担当最高責任者) という訳のわからないポジションだが。


それに役員手当もまだない。

まあ、実績もないし、仕方がないか。


会社組織は、利益を出してナンボの世界だ。

ぬくぬくと椅子に座って勤まる時代でも世界でもない。




今、ハノイのノイバイ国際空港にいる。

さすがに白人系が多い。



早朝のためか、ガランとしている。



やがて搭乗案内がある。


空港の待ち時間は苦にならない。


では行ってきます。