世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ストラッグリング(もがき苦しむ中で)

2012年01月18日 | 苦境
出版社に提出する


企画書がなかなかまとまらない。







気晴らしに


本屋さんで



売れ筋の本を探す。





平積みされた本の題名を眺める。





物色しているうちに



一冊の本が目に入った。






「不幸な国の、幸福論」



購入した。








今の時代は




あまりにも


選択肢が多すぎて


迷う。








ややもすれば


どれもこれも


中途半端になっているような気がして、





滅入る。










今は



電子出版という手段もある




だが



まだ



確立されているわけではないようだ。






とはいえ



これから





大きな流れになることは



間違いないだろう。






だから


その方向も


同時に考えている。











時に



ボクは




自分を客観視することがある。







幽体離脱させて




自分の分身を


上空に浮遊させておく。







そこから見た


自分の姿を




分身に語らせるのだ。





「何やってんだ、お前」



「もっと頑張らなくっちゃ」







別の分身が言う。




「いや、それでいいんだよ」




「今は


もがき苦しむときなんだ」




「それが、今は、


必要なときなんだから」










時に


自分の不甲斐なさに



涙が出る。







だけど


考えてみると





何かを始める時は



いつもこうだった。






もがき苦しんだ。





事の大小にかかわらず、


簡単にできることって




今までまったくなかった。






ただ


良くしたもので、




苦しんだ記憶は


余り残っていない。






成し遂げた達成感が



爽やかな思い出だけを残してくれる。









いつも



これが自分の最後の仕事だろうと思って



取り組んだ。




もう


こんな苦しみは



二度としたくないとも思った。





二日酔いの時には


いつも思うのだが…。






また


それは






あたかも




♪ お前が



俺の



最後の女 ♪







言わしめているのと似ている。



(最後の女が何人いたのだろう?)








恋するように



仕事をしてきた。





語弊はあるが



ビジネスをするように



恋をした。





恋は



駆け引き


ともいう。








特に


家庭を築くということは




起業することに通じるものがある。





結婚も



婚姻届という



「契約書」 にサインをすことから始まる。





家庭も



小さな組織であり、




運営体であることに



変わりはない。






いかにマネージしていくか。






昔は



分担作業だった。





ところが今は、



船頭が二人いる。






舵取りが難しくなる。



いや



舵取りがいない。









大黒柱が


二本あると





家は



むしろ


安定性を欠く。









おっと、



話がまた



脱線してしまったようだ。







そう、



企画書の話だった。





もがき苦しむ中で



作品は生まれる。









生みの苦しみを味わっている。






難産の子ほど可愛いという。





ならば


苦しみの先の



光明を信じて





思いっきり


もがき苦しんでみよう。






それもまた



楽しからずや。(涙笑)