書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

何やら最近違和感を覚える日本の規制増大

2008-02-27 22:58:41 | 世の中妙な??事ばかり
今日は、士法22条の指定講習会だった。
ここでなんと約1時間も割いて、地検の副検事が来て、
裁判員制度を説明していった。
説明を聞けば聞くほど、日本の
裁判員制度というのは、映画で見ている米国の「陪審員」とは似て非なるものだと言うことに察しが付く。
その上、米国では陪審員裁判というのは、結構上告が難しかったりして権威を保つが、日本のそれは第1審だ。
だから、ほとんど上告がなされて、本当のところは高裁以降で決まると言うものではないだろうか。
要するに、制度は作ったが魂を入れずというヤツだ。

そして、午前中説明を受けた法改正というものを目にすると、日本の国は「性善説」から「性悪説」になってきているという事実だ。
それは、官僚による「規制」という形で、本来不心得者がいてもその本人の特例であるのに、全体に「責任」を課するというものだ。

その上、歯がゆいと感じるのは、政治家が何も考えず、その規制をしたがる官僚の意のままに扱われている現状だろう。
国土交通省などによる「道路特定財源」について、「不都合な真実」が出る度に、冬柴鉄三国土交通相は、弁明に追われる様は見苦しい。

なんと言っても、今の自民党と小沢
民主党というのは、未だに日本の古い体質を背負っている。
そして、その政治手法は、
宮沢喜一元総理の「大船の船長」論のようだから、始末が悪い。

あの
イージス艦の艦長も、入港の際に仮眠していたという理由で、更迭されるようだ。
今や、何でも部下任せでは済まない時代になった。

当然、日本の政治家は、小泉元首相から「理念」をもって国を引っ張る「義務」を課せられた。
ところが、あの福田首相は、官僚体質が染みついているようだ。
官僚体質とは、
堺屋太一氏が言う「何もしない」という姿勢だ。

堺屋太一氏がなおも言うのは、一番出世する役人は、
‥‥普段何もせず、大事件が起きたとは、上手く解決できる人物。
次は、それが解決できなかった人物だという。
何故なら、あれほど大事件なのだから、解決できなくても仕方がないと言うのだそうな。

そうして、本来なら、そして民間なら大出世するはずの、ことが起こらないように常々方策を考える人物は、絶対に出世しないという。

言われてみれば、政治家の中にも「口先だけで」何もしない人物がいるではないか。
ああみんな「過去官僚」というものだ。

環境破壊の八ツ場(やんば)ダム計画

2008-02-27 22:55:06 | 世の中妙な??事ばかり

東京都などの水を必要としていた首都圏の負担で作られる、八ツ場(やんば)ダム計画。
今、首都圏は省エネ技術などで、水は必要なくなった。
ところが、この計画の基本は占領下の昭和24年だ。

しかし、この八ツ場(やんば)ダム計画の土地を訪れると、何やら大規模工事があちこちで行われている。
吾妻渓谷という景勝地が水没する地域で、なぜこんなところにダムが必要なのか、普通なら疑問に思うようなところだ。
川原湯温泉を水没する地域になっているが、保証が長引いたために移転する土地が今の相場では高すぎたこととなった。
そして、こんなところには住めないと実は住民が流出している。

確か、保証金で豪華な小学校が作られた。なんと温水プールまである豪華なもの。
ところが、人口流出で学校が維持できなくなった。‥‥廃校、の予定だったが、補助金返還という難問のために立ち往生だかなんだか、新聞に載っていた。

今や、首都圏は水は余ることになるし、発電と言いながら、大きな発電量は期待できない。
なんと言っても、完成時には1兆円ぐらいのダムになれば、元などとれっこない。
そして、問題なのは環境破壊によるものだ。

政府、環境省も、温暖化とか環境問題を言っているが、国土交通省の利権が絡む八ツ場(やんば)ダム計画には、口をつぐんでいるという、ダブルスタンダード。

それにしても、あの工事のおどろおどろしいのは何だと思う。
何故なら、道も、線路も、住宅もみんな山の上に上げるのだ。
大工事、そして国土交通省の天下りも万全というヤツだろう。