公演名 『負け犬の遠吠え』Vol.11
出演 ダメじゃん小出
会場 内幸町ホール
観覧日 2004年12月17日7時半開演(90分)
ダメじゃん小出のライブも回を重ねて11回目、確実に成長している。ネタも十分に練られているし、構成もずいぶんきちんとしてきた、いままではネタにバラツキがあったのだが、そうしたムラもなくなっている。
今回かけたネタのなかで、一番笑えたのは「二千円」。これはいままでも何回もやっているネタなのだが、映画「仁義なき闘い」のパロディー風に演じてみせたところが、なによりも成功している。VJコミックカットの映像もいかされていた。こうした同じをネタを、いろいろな切り口で見せようという姿勢は買える。
最後の企業説明会は、とにかく発想の面白さ、語り口の見事さ、途中で笑うのを忘れて、感心してしまったほどだ。今年話題になった西武、ダイエー、三菱等々大企業の不始末を、あれだけ揶揄し、面白おかしく茶化すのだが、全編ネタ満載で、それをあそこまで整理して、テンポ良く並べ立てる技は、並大抵のものではない。圧巻であった。
二千円もそうだが、金子信雄風に広島弁をあやつる、いわいる物真似をしているのだが、今回は結構さまになっていた。アーヤの婚約者黒田さんの物真似は、袖からステージに出てくるだけで、なにもしゃべらなくても、似ていてて、思わず吹き出してしまった。三線片手に、沖縄方言でやったネタは、最初は雰囲気があって良かったのだが、だんだん訛りが抜けていってしまった。あれはもう少し引っ張ってもらいたいところ。
地震危機管理のずさんさをパロデッだなまずもの、演目の間に流された「世界の車窓から」のパロディーで、イラクと平壌をつかった映像も効果的であった。
照明、音響、舞台といったスタッフとの呼吸もとてもよく合ってきているようにも感じられた。
ニュースペーパー、鳥肌実など、時事ネタをつかったコント、しゃべくりなど、すでにあるジャンルのなかで、独自性をだしていくのは、たいへんなことだとは思うが、今回のような路線でやっていくなかで、ダメじゃん小出の芸は、確立されていくと思う。
出演 ダメじゃん小出
会場 内幸町ホール
観覧日 2004年12月17日7時半開演(90分)
ダメじゃん小出のライブも回を重ねて11回目、確実に成長している。ネタも十分に練られているし、構成もずいぶんきちんとしてきた、いままではネタにバラツキがあったのだが、そうしたムラもなくなっている。
今回かけたネタのなかで、一番笑えたのは「二千円」。これはいままでも何回もやっているネタなのだが、映画「仁義なき闘い」のパロディー風に演じてみせたところが、なによりも成功している。VJコミックカットの映像もいかされていた。こうした同じをネタを、いろいろな切り口で見せようという姿勢は買える。
最後の企業説明会は、とにかく発想の面白さ、語り口の見事さ、途中で笑うのを忘れて、感心してしまったほどだ。今年話題になった西武、ダイエー、三菱等々大企業の不始末を、あれだけ揶揄し、面白おかしく茶化すのだが、全編ネタ満載で、それをあそこまで整理して、テンポ良く並べ立てる技は、並大抵のものではない。圧巻であった。
二千円もそうだが、金子信雄風に広島弁をあやつる、いわいる物真似をしているのだが、今回は結構さまになっていた。アーヤの婚約者黒田さんの物真似は、袖からステージに出てくるだけで、なにもしゃべらなくても、似ていてて、思わず吹き出してしまった。三線片手に、沖縄方言でやったネタは、最初は雰囲気があって良かったのだが、だんだん訛りが抜けていってしまった。あれはもう少し引っ張ってもらいたいところ。
地震危機管理のずさんさをパロデッだなまずもの、演目の間に流された「世界の車窓から」のパロディーで、イラクと平壌をつかった映像も効果的であった。
照明、音響、舞台といったスタッフとの呼吸もとてもよく合ってきているようにも感じられた。
ニュースペーパー、鳥肌実など、時事ネタをつかったコント、しゃべくりなど、すでにあるジャンルのなかで、独自性をだしていくのは、たいへんなことだとは思うが、今回のような路線でやっていくなかで、ダメじゃん小出の芸は、確立されていくと思う。
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