デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

インド編7 デリー最後の夜

2006-01-27 10:16:03 | お仕事日誌
今日はKが契約しているカメラマンが入る日。撮影の一日である。9時すぎに朝食を食べ、9時半にホテル出発。クラクションの音、意味もなく集まっている人だかり、騒音が少しずつなじんできている。10時過ぎIの事務所に到着。ここでまずは自分のインタビュー。英語で答えろと言われたらどうしようと思っていたが、日本語でいいというのでホットする。30分ぐらいで撮影終了。このあと予定ではIのインタビューなのだが、どうも急用が入り遅れているらしい。パソコンでIから見るように言われたビデオを見る。どうもIのボスはなかなかの有名人らしい。カメラマンを雇っているKはイライラする。次の撮影地に向かうことにする。オールドデリーにあるマジックショップでマジシャンのIが待っている、ここまでの道中が、相変わらずインドである。とにかくすごい人と車と騒音。例の三輪車タクシーに4人乗り込む。秩序なんてない、なんでもあり、自分の生命は自分で守れ、そんなエネルギーを感じる。でも人がいいところもある。我先にと突っ走り、追い抜き、車線変更と無茶苦茶やっているのだが、どこかで軽くブレーキーをかけていたり、スピードをゆるめていたりと、気を使っていないようで、気をつかっている。結構いい奴たちなのである。
目的地に着き、Iと合流、ベジタリアンレストランでカレー定食。相変わらずカレーは美味い。韓国とインドは飯が美味いからいい。
マジックショップ到着。ここでまた撮影。しかしこのマジックショップというか卸屋、なかなかユニークな道具をつくっている。サーカス学校の福ちゃんにぴったり。輸入品ではなくほとんどインド製という。ワンセット購入。Iとの絡みの撮影が長い、ちょっと退屈する。しかしここの家もなかなか面白い。日が沈む頃にラストショット。
またIの事務所に向かう。ここはもう3回目なのだが、飾られてある絵をよく見たら、信西古楽図と同じの構図のスケッチがある。サーカスのシルクロードというテーマは自分にとっては、最初にサーカスを調べはじめたときに抱いていた夢。古本屋を歩き、本を買いまくり、図書館で調べたときのことが思い出される。

シャリポーワについてIのインタビューを撮影。小一時間かかる。撮影後Kと一緒に、またユニオンカフェへ。落ち着くなあ、ここは。昨日は飲めなかったキングフィッシュビールを飲みながら、今日はカレーじゃないものを注文。でもやはりカレーが良かった。
帰りはいつもの三輪車タクシー。最初100を要求されたので、袖に振ると、30でいいという。じゃということで乗ったのはいいが、すぐに道に迷ったふりをされ、50じゃないといやだという。したたかである。OKをして、ホテル到着。50ぴったりがなくて、100を出すと、一人50といいはじめる。Kがふざけんなあというと、あっさり50のお釣りをくれる。わかりやすい奴である。
部屋に戻り、荷物の整理。楽しかった。これもKのおかげだと思う。きっとまた来るだろう。こんどはデリーだけでなく、カルカッタ、ムンバイにも行きたい。

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