朝方まるちゃん鳴き続ける。昨日飲みすぎで、遅くまで起きていたのでいつもより遅く目覚める。下に降りて、書斎でメールのチェックしていると、また鳴きだす。様子を見に行くと、普通だとすぐに二階に行くのに、ずっと下にいる。食器を見たらからっぽ、それもきれいに食べてある。「お腹空いたの」と聞くと、動かない。ならばということでいつもより相当早い時間なのだが、ご飯を出して上げると、やはり腹が減っていたらしく、すぐに食べ出す。それで鳴いていたのかもしれない。
一日中雨。今日は「石巻学」5号の原稿の校正にとりかかる。
昼飯のあとBSで「ファンタスティック・ビーストと魔法使い」をみてしまう。この続編を早稲田でやったサーカス学の授業のレポートでとりあげた学生が2人いて、気になってみたのだが、前作を見ていないのでよくわからず、二回とも途中で寝てしまった。それもあったので一作目を見たらわかるかと思ったのだが、やはりよくわからん。妻も前に見たらしいがストーリーがよくわからんかったという。
このところ家で読書できるようになった。4時からはコーヒーを飲みながら読書タイム。そういえば今日のツィッターは安倍の馬鹿が、いうにことかいて自宅で犬を抱っこしたり、コーヒーを飲んで読書したりしている映像を流したことに対するまっとうな非難コメントで沸き返っていた。こいつほんとうに馬鹿としかいいようがない。こんなを見せるなんてあんまりではないか。この話になると血圧があがりそうになるのでやめとく。
今日の読書は、先日の沼野さんの最終講義でとりあげられていた大江健三郎の「幸福な若いギリアク人」。寓話としてニヴフを登場させるのではなく、サハリンから戦後日本に渡ってきたニヴフが、その素性を初めて知って、ニヴフとは何かと問いかけるという小説。こういうこともテーマにするのかと、若き大江の目配りの広さに感心。夕方トゥイチーから電話が入る。今日はプロフを食べるという、一緒にカンパイしようということであった。メッセンジャーの画面を通じてカンパイ。みんなこんな状況でもよくしのいでいると思う。
