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ダンポポの種

備忘録です

山陽電車に乗ってきた

2009年06月08日 18時06分47秒 | 鉄 道
きのう、午後から、ふら~っと電車に乗って出掛けてきました。

奈良から近鉄電車で出発して、阪神線を通り越して、山陽電車の明石まで行ってきました。
用事は一切無し。
〝鉄分〟補給活動です!

例によって、途中下車してどうのこうの…という箇所は全くありません。
直通運転のおかげで、私が住んでいる地域からでも山陽沿線へ気軽に向かえるようになったなぁ、と実感してきたところです。

★運賃メモ★
近鉄奈良~山陽明石間の片道運賃は1,520円。
きのうはよく調べていないけれど、たぶん、近鉄の駅では、山陽電鉄線までの連絡乗車券は売っていないはずです。
私は、スルッとKANSAIカードで乗ってきました。



↑山陽電鉄線内を走る、姫路ゆき直通特急の車内で写した車窓風景。



↑同じく、直通特急の車内から撮影した、明石海峡大橋付近の車窓風景。



↑その、直通特急の車内のようす。(一番前の車両に乗りました)
 山陽5000系です。
 運転室の部分が客室側にボコッと出っ張っているのが、山陽電車の車両の特徴です。私鉄の車両では珍しい形です。
 車掌台側には客席(2人掛けロングシート)がありますが、出っ張っている運転席側にはそれがありません。
 天井の吊り広告には、「奈良・斑鳩」の文字が見えます。



↑明石海峡大橋のそばにある舞子公園駅で降りて、直通特急を見送りました。
 列車は、駅を発車してすぐのところでJR神戸線をまたぎ(赤いガード)、そして、舞子名物の「急カーブ」へと進んでいきます。
 あんまり上手に写せていないけれど、列車がカーブを進んでいく様子が伝わるかな?



↑これも、舞子公園駅にて。
 向かいのホームに「須磨ゆき普通(普通車)」が停車しているところ。(画像は、最後尾側から撮影したもの)
 山陽電車の3050系という車両です。
 この列車は姫路から走ってきたものですが、神戸の都心部まで乗り入れずに須磨で終点になってしまう運命です。
 今年春のダイヤ改正から、普通電車の一部について、このように「須磨ゆき」として運行されるようになっています。
 正直に言うと、この「須磨ゆき普通」を見たくて、きのうは出掛けてきました。



↑これも舞子公園駅にて。この駅のホームには、転落防止用(と思われる)柵が設置されています。列車への乗車位置のところは開放されています。
 もともとは特急通過駅だった舞子公園駅ですが、現在は直通特急・特急が停車するようになっています。(朝晩のS特急のみ、この駅を通過します)
 後方に見えている高架が、明石海峡大橋に続く高速道路。
 この駅で降りると、大橋をわたる高速バスに乗り換えが可能です。
 淡路・四国方面へは高速バスに乗り換えの旨、山陽電車の車内放送でも案内があります。



↑山陽明石駅にて。
 ここでも、須磨ゆき普通を目撃!!(←っていうか、そのために行ったんだけどな)
 3000系という車両です。



↑山陽明石駅にて、上と同じ列車です。
 停車中の列車を最後尾側から撮ったもの。
 行ったのが午後なので、光線の向きからすると、こっち側から撮るのが良かったのです。



↑山陽須磨駅にて。後打ちです(列車の最後尾側から写しています)。
 
 左側に止まっている山陽5000系(銀色の電車)が須磨ゆき普通です。ここは須磨駅なので、要するに〝須磨止まり〟の列車です。
 これは5000系の4両編成バージョンなので、普通電車に使われています。
 当駅止まりのため、正面の行き先表示はすでに「白表示」に回されていて、正体を失っています。

 右側の阪神車(8000系リニューアル編成、梅田ゆき特急。須磨浦公園始発便)がこの駅で接続を受けて、これより先(神戸方面)への旅客輸送を担います。
 須磨浦公園始発の阪神特急は三宮駅まで各駅に止まるので、山陽の普通電車がカバーするべき〝神戸都心までの各停輸送〟にも対応できるのです。
 「須磨ゆき普通」と聞くと、いかにも中途半端なように思えるのですが、こうして、旅客輸送の流れが途切れないように接続ダイヤは工夫されています。

 ちなみに、ここでの列車の発着順序は?と言うと…。

 1,まず最初に、須磨浦公園からの阪神特急が到着します。(すぐに発車せず、停留します)
 2,その2~3分後に、追いかけてきた「須磨ゆき普通」が待避線に到着し、これは当駅止まりとなります。
 3,普通電車から阪神特急に、乗客が乗り換えます。
 4,乗り換えが済んだら、すぐに、阪神特急は発車してゆきます。

 ↑こんな感じです。
  私、向かいのホームから、電車の動きをずうっと眺めていたもので…。けっこう芸が細かい運用だな…と思いました。
  上の画像は、一連の動きが完了し、阪神特急が発車してゆく場面です。