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国民年金 1カ月で強制登録 収納率アップへ

2006年03月15日 | Weblog
3月12日の産経新聞社によると
『社会保険庁は11日、年金収納率向上策の一環で、厚生年金から脱退した人や二十歳に達した人のうち、国民年金の支払い登録手続きを行っていない人に対する強制登録手続きの着手期限を、現行の「6カ月以上」から「1カ月以上」に短縮することを決めた。平成十八年度中にモデル事業として行った上で全国展開につなげる考え。社保庁は十九年度末までに国民年金の収納率(十六年度63.6%)を80%に引き上げる計画で、これ以外にもクレジットカードによる納付などさまざまな対策を予定している。』
実際に国民年金を納付していない未納額や免除額がどれだけあるかというと、 3月14日の共同通信社によれば以下のとおりです。
 『社会保険庁は14日、2004年度の国民年金保険料の未納額が推計で9800億円に上り、所得が低いなどの理由で、支払い免除が認められた保険料の推計額7400億円と合わせると計1兆7200億円の保険料が納付されなかったことを明らかにした。
未納に支払い免除も加えた額は、04年度の保険料収入額1兆9354億円の9割弱に相当し、国民年金の空洞化があらためて指摘されそうだ。』
この数字はほとんど空洞化というか破綻しているといっていいのではないのでしょうか。