最近の気になるニュース(人事労務編)

人事労務の情報を新聞報道等からチョイスしてお送りしています。さらに最近読んだ本やお気に入りの音楽を紹介しています。

残業「80時間超」で企業名を公表、基準厳しく(読売新聞)

2016年12月27日 | Weblog

12月27日の読売新聞によると、

『大手広告会社・電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)の過労自殺問題を受け、厚生労働省は26日、違法な長時間労働があった大企業に対し、行政指導段階での企業名の公表基準を引き下げることなどを盛り込んだ緊急対策を公表した。

 現行の月100時間超の違法な長時間労働を、月80時間超に見直す。早ければ来年1月に各労働局に通達し、適用する。

 行政指導段階での企業名の公表について、昨年5月に導入された現行の基準は、1年間に3事業所で、10人以上または4分の1の従業員に月100時間超の違法な長時間労働があった場合としている。しかし、過労による労災認定についての基準はなく、これまでに公表されたのは1社だけだった。

 今回の見直しでは、長時間労働の基準を月80時間超に引き下げ、事業所数も年間2か所とした。また、複数の事業所で過労が原因の労災が認定された場合も、新たに公表の対象に加えた。』



<エイベックスHD>労基署が勧告 違法な長時間労働で(毎日新聞)

2016年12月13日 | Weblog

12/13(火)の毎日新聞によると
『浜崎あゆみさんや倖田來未さんら人気アーティストが所属する「エイベックス・グループ・ホールディングス」(松浦勝人社長、東京都港区)が社員に違法な長時間労働をさせていたなどとして、三田労働基準監督署から労働基準法に基づく是正勧告を受けたことが12日、分かった。実労働時間を管理していない▽長時間残業をさせている▽残業代を適正に払っていない--と指摘された。勧告は9日付。』





朝日東京本社に是正勧告=違法な長時間労働―労基署(時事通信)

2016年12月13日 | Weblog

12/9(金)の時事通信によると
『朝日新聞東京本社が財務部門の20代男性社員に労使協定の上限を超す違法な長時間労働をさせたとして、中央労働基準監督署(東京都)から是正勧告を受けていたことが9日、同社への取材で分かった。

 勧告は6日付。同社が長時間労働で是正勧告を受けたのは初めてという。

 同社によると、男性社員の今年3月の残業時間が労使協定で定めた上限の81時間を上回る85時間20分だったとして是正勧告を受けた。年度末の予算・決算作業で忙しかったという。

 同社広報部は「是正勧告を受けたことを重く受け止めている。再発防止に努める」とコメントした。

 また、裁量労働制を導入している編集部門の管理職が部下の申告した今年3、4月の出退勤時間を本人に確認せず短く書き換えていたことも判明。同社は「あってはならないことで、管理職についてはしかるべく対処した」としている。』