最近の気になるニュース(人事労務編)

人事労務の情報を新聞報道等からチョイスしてお送りしています。さらに最近読んだ本やお気に入りの音楽を紹介しています。

店員自殺でサイゼリヤ提訴=遺族「上司セクハラ原因」―東京地裁(時事通信)

2015年07月28日 | Weblog

7月21日(火)の時事通信ニュースによると、

『レストランチェーン「サイゼリヤ」の店員だった女性が自殺したのは、上司によるセクハラなどが原因として、遺族が21日、同社などに計約9800万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
 訴えたのは、関東地方の店舗で働いていた20代女性の両親ら。
 訴状によると、女性は2013年4月にアルバイトとして働き始め、その後契約社員となったが、男性副店長から体を触られるなどのセクハラに加え、罵倒や無視といったパワハラを繰り返し受けた。昨年12月、副店長に「一緒に死のう」と言われ、翌日に自宅で1人で首をつって自殺した。
 遺族は「娘はパワハラの影響で、副店長との性的関係を拒否できなくなっていた」と主張。「店長は副店長の行為を知りながら放置していた」と訴えている。
 サイゼリヤの話 訴状が届いた時点で、弁護士と内容を協議の上、対応する。』

ABCマート書類送検=2店舗で違法残業の疑い―東京労働局の特別対策班(時事通信)

2015年07月03日 | Weblog

7月2日(木)の時事通信ニュースによると、
『全国展開する靴小売店「ABCマート」の運営会社が、都内2店舗で従業員に違法な長時間残業をさせたとして、東京労働局過重労働撲滅特別対策班は2日、労働基準法違反容疑で「エービーシー・マート」(東京都渋谷区)と同社労務担当取締役の男(51)、店舗責任者2人を東京地検に書類送検した。
 同対策班(通称「かとく」)はブラック企業対策のため、今年4月、東京、大阪両労働局に設置された。計13人の労働基準監督官が大手企業を中心に調査を進めており、書類送検は初めて。
 同対策班によると、違法残業が行われていたのは「Grand Stage池袋店」と「ABC―MART原宿店」。両店舗は昨年4~5月、法定労働時間や労使協定で定めた上限を超え、従業員計4人に対し、月約97~112時間の残業をさせた疑い。
 同社では過去にも長時間の残業が行われ、東京労働局は2013年に是正を勧告したが、改善がみられなかったという。
 同社は「今回の事態を重く受け止め、コンプライアンス順守に万全を期す」などとしている。』