最近の気になるニュース(人事労務編)

人事労務の情報を新聞報道等からチョイスしてお送りしています。さらに最近読んだ本やお気に入りの音楽を紹介しています。

<セブン加盟店>バイト病欠で罰金 女子高生から9350円(毎日新聞)

2017年01月31日 | Weblog

1月31日の毎日新聞によると、

『セブン-イレブンの東京都武蔵野市内の加盟店が、風邪で勤務を休んだアルバイトの女子生徒に渡した給与明細。「ペナルティ」「9350円」との手書きの付箋が張られ、9350円が支払額から差し引かれていた

 コンビニエンスストア最大手、セブン-イレブンの東京都武蔵野市内の加盟店が、風邪で欠勤したアルバイトの女子高校生(16)から9350円の「罰金」を取っていたことが分かった。セブン-イレブン・ジャパンは「労働基準法違反に当たる」として、加盟店に返金を指導した。

 親会社セブン&アイ・ホールディングスの広報センターなどによると、女子生徒は1月後半に風邪のため2日間(計10時間)欠勤した。26日にアルバイト代を受け取った際、給与明細には25時間分の2万3375円が記載されていたが、15時間分の現金しか入っていなかった。手書きで「ペナルティ」「9350円」と書かれた付箋が、明細に貼られていた。

 店側は「休む代わりに働く人を探さなかったペナルティー」として、休んだ10時間分の9350円を差し引いたと保護者に説明したという。』

人を雇う上では最低限の労務知識というのが必要です。


 

三菱電機入社1年目社員に違法な長時間残業 書類送検(毎日新聞) 

2017年01月11日 | Weblog

1月11日の毎日新聞によると、
『労使協定で定めた上限を超える違法な長時間残業を入社1年目の男性社員(31)にさせていたとして、厚生労働省神奈川労働局は11日、法人としての三菱電機と当時の上司を労働基準法違反(長時間労働)容疑で横浜地検に書類送検した。男性は適応障害で昨年11月に労災認定されている。広告大手の電通に続き、大企業が入社間もない社員に違法な長時間労働を強いている実態が浮かんだ。

 書類送検容疑は、神奈川県鎌倉市大船5の同社情報技術総合研究所で医療用半導体レーザーの研究開発などを担当した男性(2013年4月入社)に14年1月16日~2月15日に、それまでの倍以上の月100時間を超える時間外労働をさせたとしている。

 男性は14年4月上旬ごろに適応障害を発症して休職。休職期間満了後の昨年6月に解雇された。労災認定後の昨年11月25日に東京都内で記者会見し、同社に解雇撤回を求める意向を明らかにしていた。

 同社が男性に提供した入退室記録によると、14年1月16日~2月15日の残業は「過労死ライン」の2倍の約160時間だったが、男性は上司の求めで59時間半と過少申告していたという。男性は会見で「上司に『(2月以外は)40時間未満にしろ。毎月39時間だと不自然だから、ばらばらの数字にしろ』と言われ、32~37時間半と記載した」と主張していた。』