8月25日の朝日新聞によると、
『車検業務を国から委託されている自動車検査独立行政法人の中部検査部(名古屋市中川区)が、40代の男性職員の昨年の残業手当の一部を支払わなかったなどとして、名古屋南労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かった。男性は7月、過重勤務により抑うつ状態になったなどとして、同法人を相手取り、慰謝料など約555万円の支払いを求め名古屋地裁に提訴した。
同法人によると、2月に同労基署から、男性の06年4~12月分の残業手当の一部が未払いなうえ、超過勤務を1年360時間までなどと定めた労使協定にも違反しているとして是正勧告を受けた。
男性は国土交通省中部運輸局から出向し、06年度は同検査部の管理課係長だった。同検査部は、同期間の男性の超過勤務は385時間で、うち139時間が未払いだったとして約39万円を支払った。』
残業不払問題は、民間ではよくある話ですが、独立行政法人ではめずらしいケースです。
過重労働でうつ病を発症して提訴する例が増えていますが、9ヶ月で超過時間385時間というと、1ヶ月平均43時間ぐらい。一時的に業務が集中することがあったとしても、残業が多いとは言えない時間数ではないかと思います。これで従業員側が勝訴すると、うつ病の従業員を抱える多くの民間会社は、青ざめるのではないかと思います。判決を見守りたいと思います。
『車検業務を国から委託されている自動車検査独立行政法人の中部検査部(名古屋市中川区)が、40代の男性職員の昨年の残業手当の一部を支払わなかったなどとして、名古屋南労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かった。男性は7月、過重勤務により抑うつ状態になったなどとして、同法人を相手取り、慰謝料など約555万円の支払いを求め名古屋地裁に提訴した。
同法人によると、2月に同労基署から、男性の06年4~12月分の残業手当の一部が未払いなうえ、超過勤務を1年360時間までなどと定めた労使協定にも違反しているとして是正勧告を受けた。
男性は国土交通省中部運輸局から出向し、06年度は同検査部の管理課係長だった。同検査部は、同期間の男性の超過勤務は385時間で、うち139時間が未払いだったとして約39万円を支払った。』
残業不払問題は、民間ではよくある話ですが、独立行政法人ではめずらしいケースです。
過重労働でうつ病を発症して提訴する例が増えていますが、9ヶ月で超過時間385時間というと、1ヶ月平均43時間ぐらい。一時的に業務が集中することがあったとしても、残業が多いとは言えない時間数ではないかと思います。これで従業員側が勝訴すると、うつ病の従業員を抱える多くの民間会社は、青ざめるのではないかと思います。判決を見守りたいと思います。