9月23日東京新聞の朝刊より
『広告大手電通(東京)の違法残業事件で、労働基準法違反罪に問われた法人としての電通に対する二十二日の東京簡裁での初公判。山本敏博社長は「深く反省している」と謝罪した。検察は罰金五十万円を求刑し、即日結審した。判決は十月六日。過労自殺が労災に認定された新入社員高橋まつりさん=当時(24)=の母幸美さん(54)は公判後、厚生労働省で記者会見し、電通が再発防止策を着実に実行するようくぎを刺した。 (岡本太)
公判で検察は、一四年度に労使協定の上限を超える長時間労働をした社員が月千四百人前後いたことなどから、長時間労働がまん延していたと説明。度重なる是正勧告に対し、長時間労働を改善するのではなく、長く働いても違法とならないよう協定の上限を引き上げる「小手先だけの対応に終始した」と指摘した。その上で「労働者が被った精神的、肉体的疲弊は想像に難くない」と言及した。』
罰金50万円?
同種の労務事件で思うのは、罰金が安いということ。
法律通りといえばその通りですが、違和感を感じます。