最近の気になるニュース(人事労務編)

人事労務の情報を新聞報道等からチョイスしてお送りしています。さらに最近読んだ本やお気に入りの音楽を紹介しています。

電通女性社員過労自殺 3支社幹部ら書類送検、捜査終結(産経新聞)

2017年04月25日 | Weblog
4/25(火) の産経新聞によると、
『大手広告会社の電通(東京都港区)が社員に違法な残業をさせていた事件で、厚生労働省は25日、労働基準法違反容疑で、法人としての同社と、中部(名古屋市)、関西(大阪市)、京都(京都市)の各支社の幹部らを書類送検した。新入社員の過労自殺に端を発した事件の厚労省の捜査はこれで終結した。

 厚労省の愛知、京都、大阪の各労働局は昨年秋、3支社を強制捜査し、社員が申告した勤務記録と、職場への入退室記録やパソコンの稼働時間を照らし合わせて立件を進めていた。厚労省は今月20日、法人を立件するための手続きの一環として、山本敏博社長(58)から任意で事情を聴いていた。
 厚労省はすでに昨年12月末、新入社員の高橋まつりさん=当時(24)=ら2人に違法な残業させていたとして、法人としての電通と、上司だった幹部社員1人を書類送検。厚労省は、本社の上層部にも違法残業の関与があるとみて調べていたが、違法性の認識に裏付けが取れないため立件を断念した。

 事件をめぐっては、高橋さんが平成27年12月25日に、都内の寮から投身自殺。三田労働基準監督署が28年9月、高橋さんの残業時間が月105時間に達し、鬱病を発症していたとして労災を認定していた。』

「上層部には違法性の認識を裏付けが取れないため立件を断念した」とありますが、
違和感を感じます。