最近の気になるニュース(人事労務編)

人事労務の情報を新聞報道等からチョイスしてお送りしています。さらに最近読んだ本やお気に入りの音楽を紹介しています。

年金記録2240万件なお未解明(共同通信)

2012年07月25日 | Weblog
年金記録2240万件なお未解明

2012年7月24日(火)の共同通信ニュースによると、
『厚生労働省と日本年金機構は24日の年金記録回復委員会で、誰のものか特定できない「宙に浮いた年金記録」約5095万件のうち、約2240万件の持ち主がなお解明できていないと報告した。2007年の問題発覚から調査を続けているが、5年たっても44%が未解明で残っている形だ。年金記録問題への今後の対応方針を決めるため、回復委に中間的な経過状況を整理して示した。残りは解明され、1296万人の記録が正しくなった』

この問題は、民主党が野党時代に追及しましたが、
与党になって解決が早まると思いきや、未だ未解明が2240万件残ってます。




国民年金加入の納付率が58.6%。4人に1人は無収入(共同通信)

2012年07月10日 | Weblog
国民年金納付率は58・6%

7月5日(木)の共同通信によると、
『2011年度の国民年金保険料の納付率が58・6%で過去最低を更新したことが4日、分かった。納付率の低下は6年連続で、60%を下回るのは3年連続。前年度比0・7ポイントのマイナスとなった。国民年金はかつては自営業者を中心とした制度だったが、最近は非正規労働者や無職の人が増えている。保険料(現在は月額1万4980円)を支払えないケースが増えたことが納付率低下の背景にあるようだ。』

国民年金加入者4人に1人無収入

7月9日(月) 共同通信によると、
『厚生労働省は9日、自営業者や非正規労働者が入る国民年金加入者の4人に1人が無収入だったとの調査結果を発表した。無収入も含め年収100万円以下は約半数に上る。保険料納付率は4年連続で過去最低を更新しており、低所得のために保険料(現在月額1万4980円)が支払えない実態がうかがえる。厚労省が実施した「公的年金加入者の所得に関する実態調査」で分かった。』

「うつ病」労災認定 大学の元総務課長に(毎日新聞)

2012年07月06日 | Weblog
7月5日(木)の毎日新聞より

『横浜美術短大(現・横浜美術大学、横浜市青葉区)の総務課長だった武藤健一さん(43)が、上司のパワーハラスメントでうつ病になったとして、横浜北労働基準監督署に労災認定されたことが分かった。武藤さんは現在も別の系列校で働いており、在職中に労災認定を受けるのは珍しい。

 武藤さんは上司3人と運営する学校法人トキワ松学園(東京都目黒区)に約400万円の賠償を求め横浜地裁に提訴し、係争中。学園側は労災認定後も全面的に争っている。

 訴状などによると、武藤さんは08年6月に短大総務課長となり、4年制大学移行に向け文部科学省との折衝を任された。認可がほぼ確実となった09年9月から突然、思い当たる節もないのに短大の非常勤の女性参事(当時、既に退職)に厳しい言葉を言われ始めた。「何か勘違いしているんじゃないの」「堪忍袋(の緒)はとっくに切れている。覚悟しておきなさい」などと繰り返されたという。

 さらに、10年に入ってからは学園の男性事務局長に「嫌だと言っても裁判になっても辞めてもらう」と2回、退職を強要され、それを短大学長も黙認していたという。10年3月、参事に「辞めるか降格か」と選択を迫られ、課長代理に降格させられたと訴えている。

 武藤さんはその直後に睡眠障害や倦怠(けんたい)感などの症状が表れ、同月、うつ病と診断された。約3カ月間休職し、昨年9月に労災と認定された。一方で学園側に調査を求めたが、学園の調査委員会は10年10月、「パワハラと言えるほどの退職強要はなかった」と結論づけたため、昨年3月提訴した。

 武藤さんは「嫌がらせをして辞めさせてもいいという学園の雰囲気を変えたい。社会的におかしなことと認識してもらい、パワハラに苦しむ人の励ましにもなれば」と話す。学園は「係争中でありコメントできない」としている。』
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