昼も夜もカレー。

巡回が終わり帰宅してのんびりしていたら電話が鳴る、知らない番号です。
「罠をしている中島さんですか、レモンの上で野犬が掛かっとるじぇ」と地主さんです。
イノシシは上の竹やぶへ来ているとも教えてくれる。
近くに人家は無いのだが現地へ走る。
着くと１０日前にY君と設置した罠に茶色の中形の野犬が掛かり哀れげに鳴いていた。
傍へ行くと１度吠えて来たが前に座り話しかけると固まってしまい動かない、勿論吠えもせずに目だけが動く。
こいつは野犬でも性格は悪くない様に思えた。
用心してバネ押さえを緩めて括り木の根元のワイヤーも少し緩めるがもつれているので上手く行くかどうか難しかった。
釣りの先生に２年前に野犬やウリ坊、キツネ等が掛かった時にワイヤーを引っかけて外す手鍵を貰っていたのでそれを使い足首のワイヤーに掛けると強烈に噛みついて来たが金具と木の棒なので歯が立たず？噛むのを諦める、そこで再度足首とワイヤーの間に手鍵の先を引っかけて手前に引っ張ると今度は咬みに来ず大人しい。
力を入れて引っ張ると締め付けが緩みスルリと足が抜けた。
野犬は足を延ばしたままで腹這いになって動かない、多分怖くて動けなかったのかも？。
「おい、命拾いしたな」と頭を手鍵で押してやると、一気に斜面を走って下る。
野犬は嫌いなのだが犬好きのわしは相手が大人しくすれば逃がしてやる、噛みつきに来るようなのは別だが。
帰るときに地主さんに会いイノシシが竹やぶへの出入り場所を教えて貰うが先日サルが掛かった場所でした。
「上で獲ってよ」と言われるも今期は無理の様です。
現地から帰宅後犬達と簡単な散歩に西の山へ行く。
サルもイノシシも鳥にも会えず、無事戻ることが出来た。
今日は昼も夜も猪肉カレーです、げっぷが出るとカレー臭が漂います、残りは冷凍して置こう。

ポカポカ陽気です。

今日は初夏？の様な感じです。
イノシシ猟をしている時期の気温では有りません。
と、言っても寒の戻りも有る事でしょうね。
今朝も７時過ぎから西へ走りました、最初の場所はまるで駄目、無駄な罠の様です。（１０日に一度位来ている様なのだが）
３日に獲れた場所へ行くと何か音がしたので「また掛かったか？」と期待して覗くも何もいない、先ほどの音は谷の流れだったのかも、欲張りだから聞き違えた様だ。
最後の林道奥もいる筈なのに罠には近づいてくれません、それでも残り１０日なので今の場所に期待を込めて巡回を続けます。
ま、年寄りの健康維持のウオーキングとでも言って置きましょうか。
さあ、久しぶりにご飯を炊いて昨日作ったカレーでも頂こう。