(姫が獲物の横に居るので上から見ているクマ子)
甲斐犬は万能犬なので鳥もやれば獣にも使えます、もっとも日本犬系は全部に当てはまるのですが。
午後3時から西の山へヤマドリを見に行く。
車から降りてトラ子だけが付いてこない、100m程奥へ歩いた時に姫・クマ子が顔を上げて振り返り、直ぐに走り出す。
トラ子が何かを追っている様です。
遅れたデブ子と様子を見ているとウリ坊の悲鳴が聞こえる。
「いかん、ウリじゃ」デブ子が走って居なくなる。
おおよその見当を付けて斜面へ上がると谷に方からデブ子が上がって来る。
谷と言っても幅深さとも1,3m位の用水です。
デブの所へ行くと対岸を見るが渡れないのでうろうろする。
対岸の笹竹の中でクマ子が「ウオーン」と鳴く。
その声の方を見ると姫もトラ子も居た。
もう手遅れで既に方は付いていた。
去年は飛び越える事が出来た用水だが今年は落ちそうに感じたので最初から谷の水が浅い所へ降りて対岸へ這い上がる。
それから竹を潜りながら姫に近づくと獲物を舐めていたがわしを見て褒めてくれと言う様な顔をする。
キツネか野犬の餌に成るのだが穴に入れて土をかぶせて林道まで出るがバラで苦労する。
姫達も納得したのか獲物にこだわらず奥へ先に歩く。
ヤマドリは小尾根まで登るも出合わず、わしも足に来たので降りる、先に帰った姫とクマ子が途中まで迎えに来てくれる。
デブは結局ヤマドリには付いてこずに車の横に居た様だ。
トラ子も一緒に待っていました。
無事帰宅、親たちに餌をやり仔犬をいじり回す、中には尾を振って来るのも居ますがまだ姫の乳を飲むのに夢中です。
2匹は少し猪肉の柔らかいのを舐めていたので間もなく食べ物にも関心を示すでしょう。
さあ明日は幸運児のY君が昼前まで遊びに来るのでイノシシが掛かるかも?。
(ヤマドリはこの奥で出ず)
(この谷はメスを2頭捕獲しているので牙研ぎをしているのは残っている雄でしょう)
(体の大きい子犬が傍へ来るが残りは姫の乳から離れない)