ウサギ？がイノシシに。

午後の山行きは近場だが１０日振りに罠予定の谷に入ってみた。
途中に掘り起こした跡が有ったのでましな奴が居りそうだ。
奥の南でクロがキャンキャン鳴きだした。
「あああ、ウサギか？」
北側の罠の場所を見ていたら少し大きい音がしてこちら側へ犬達が来た。
「ん、今何やら走ったなあ」
頼りない親父である、犬が一生懸命獲物を追っているのにボケッとして確認さえしない。
犬達は西方向へ行ってしまう。
わしは獲物が逃げて来た南側も見てみる。
すると罠を予定していた通い道より上に少し傾斜が有るが新しい糞と足跡が有る。
よし、罠は此処に決めた。
谷を下り犬達が行った方向へ歩いていると、吠える声が聞こえる。
「あれ、檻に入ったイノシシに吠えよるわ」
近付いて行くと檻より奥の池の角だ。
こりゃイノシシを池に追い込んでいるなとカメラを持って傍へ寄る。
すると例のギーッと悲鳴が上がる。
４匹が瓜坊の兄貴分位のに噛み付いている。
瓜坊でも少し大きいとすぐに噛まず、しばらく吠えるようだ。
銃は要らず、ナイフで処理。
ウサギと思っていたが相手が走って逃げた時はイノシシでもキャンキャンと鳴いて追う様だ。
よい運動に成った。
４時過ぎに帰宅。
罠を設置する猪道。

下見が多くなる。

猟期まで後１週間にもなると猟師の下見調査が多くなって来た。
今朝も西の谷へ行くと見慣れぬ軽四がわしの駐車場所に止めてある。
イノシシを見に来ているのだろう。
車を奥に止めて罠の予定場所を見に行くが通い道が道路に近い所を通り山の上部の横駆け道を使っていない。
近くで罠に掛ると他の猟師に気付かれるのであまり良くない。
まともで無いのが居るので安全上上部にしよう。
今朝はしばらく使っていなかったヌタ場を使った大きい奴が泥を落として歩いた跡が有り付けて見るとわしが罠をするのに迷った２本の通いの下の道を歩いていたので予定を変更して下の道に設置しよう。
クロがウサギを追い出したようでキャンキャン鳴きながら山の中腹を走る。
クロと姫はその後４０分以上帰らず。
待つ間にチビと幸を連れて別のヌタ場を覗く。
やっぱり来ていた、昨夜入浴し横の草の上でゴロゴロ転げた跡が鮮明に残っている。
近くの木にもまだ乾いていない泥が付いていた。
ここは罠を確認に来るのが遠いのでためらっていたが１１月一杯を目途に罠を設置しよう。
今朝も何箇所かは出歩いた跡を確認したが同一のイノシシではないように思うので後１週間後が楽しみです。
奥へ迎えに行くと姫がクネクネしながら待っていた。
クロはその１５分後に奥から小走りに戻る。
９時過ぎに帰宅。